2024年度 観戦記

月日 曜日 キックオフ   対戦カード グラウンド
4月7日 13:00 ジャパンラグビーリーグワンD3 クリタ
ウォーターガッシュ昭島
22-46 清水建設
江東ブルーシャークス
駒沢陸上競技場
4月14日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 東芝ブレイブルーパス東京 40-40 コベルコ
神戸スティーラーズ
秩父宮ラグビー場
5月5日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 ブラックラムズ東京 18-45 トヨタヴェルブリッツ 秩父宮ラグビー場
6月29日 19:00 リポビタンD
チャレンジカップ2024
JAPAN XV 10-36 マオリ・オールブラックス 秩父宮ラグビー場
9月14日 16:00 PNC2024 5位決定戦 トンガ代表 30-17 カナダ代表 秩父宮ラグビー場
19:05 準決勝 フィジー代表 22-3 アメリカ代表
9月21日 16:00 PNC2024 3位決定戦 アメリカ代表 13-18 サモア代表 花園ラグビー場
19:05 決勝 フィジー代表 41-17 日本代表
9月22日 12:00 関西大学Aリーグ 摂南大学 7-22 天理大学 花園ラグビー場
14:00 同志社大学 24-97 京都産業大学
10月20日 13:00 関東大学 対抗戦A 筑波大学 62-7 日本体育大学 大和スポーツセンター競技場
11月3日 日祝 11:30 関東大学 対抗戦A 筑波大学 0-31 明治大学 秩父宮ラグビー場
14:00 帝京大学 17-48 早稲田大学
12月14日 11:30 第61回 全国大学選手権大会 3回戦 東洋大学 26-50 慶應義塾大学 秩父宮ラグビー場
14:00 明治大学 50-17 東海大学
12月21日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 東京サンゴリアス 12-33 埼玉ワイルドナイツ 味の素スタジアム
12月29日 13:00 ジャパンラグビーリーグワンD1 東芝ブレイブルーパス東京 61-8 三菱重工相模原
ダイナボアーズ
味の素スタジアム
1月11日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 横浜キヤノンイーグルス 53-35 静岡ブルーレヴズ ニッパツ三ツ沢球技場
3月2日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 東京サンゴリアス 22-33 横浜キヤノンイーグルス 秩父宮ラグビー場



2024年4月7日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
NTTジャパンラグビー リーグワン Division 3 (第12節)
クリタウォーターガッシュ昭島 VS 清水建設江東ブルーシャークス(22-46)


引き分け以上でD2へ自動昇格が決まる江東BSと自動昇格は厳しいが3位で入替戦出場の可能性が十分にあるWG昭島. 今季は江東BSがWG昭島に2勝した第3戦. 先制はWG昭島. 2分にPGを決める. ここから一進一退の攻防となる. 江東BSが4分にゴール前ラインアウトから展開して抜け出してトライ. WG昭島も11分に自陣10m付近でのハイパンキャッチから展開し, 右サイドを抜け出しトライし, タッチライン際からの難しい角度からのゴールも決め逆転. 江東BSはさらに20分にゴール前ラインアウトから展開し縦を繰り返し, 最後はFBが抜け出してトライ. ここから江東BSのペースに. 江東BSは24分に22m付近でのラインアウトからモールを押し込み, 展開し数フェーズを重ねてトライ. 32分にもトライを, 38分にはPGを決める突き放して前半を終了. 後半に入ってWG昭島も奮闘する. WG昭島は12分にゴール前ラインアウトモールを押し込んで, 展開して縦を続けてトライ. 20分には江東BSがPGを決め, 21分に昭島はキックオフから攻め続けトライ. 次はWG昭島がハーフウェイ付近から攻め右サイドを抜け出し29分にトライ. しかし反撃もここまで. 江東BSが29分, 35分とトライを追加し勝負を決めた. しかし, お互いにミスが多く感じた. 共にゴール前チャンスでもミスや決定力が無く取りきれない. あと, 江東BSはラインアウトのミスが多かった. セットは安定しないと上のカテゴリーでは厳しい試合になるだろう. それと本日はかなり暑かったのも影響していると思うが後半の後半はちょっとグダグダになった感じ. 最後にマイナス面を書いてしまったが, 勝った江東BSはこれでD2への自動昇格が決まった. まだ数試合残っているが来季はD2で飛躍を期待したい. また, WG昭島は3位SA広島と勝点7差で追いかける状況だが, SA広島より1試合多く, 直接対決を残しているため3位の可能性は十分にある. ぜひ残り試合も健闘してもらいたい.



2024年4月14日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン Division 1 Conference A (第13節)
東芝ブレイブルーパス東京 VS コベルコ神戸スティーラーズ(40-40)


BL東京は引き分け以上でプレーオフ進出を決め, 神戸Sは負ければプレーオフ進出がかなり厳しくなる. 共にNZ代表の主力が2名づつ在籍しているがBL東京はSOモウンガは残念ながら欠場. しかしBL東京のNo8フリゼル, 神戸SのLOレタリックとFLサベアのFW対決は見もの. 先制はBL東京. 2分にハーフウェイ付近から展開し右サイドを抜け出し繋いでトライ. 神戸Sも5分に右ゴール前ラインアウトでモールのチャンスも押し込みきれずノックオン. BL東京は6分にもハーフウェイ付近でターンオーバーから左サイドの裏へキックをWTBナイカブラが追い付きトライ. 難しい角度のゴールも決める. さらに18分にも自陣から展開し右サイドを抜け出し, 大きく中央にパスし受け取ったFBが中央にトライし突き放す. これ以上離されると厳しい神戸Sだが23分に神戸が22m付近のスクラムから展開し, CTBが縦に抜け出しトライ. さらに自陣10m付近のスクラムから展開し, 右サイドを抜けだし大きくゲイン. アンストラクチャーになるも神戸Sが確保し, ブレイクダウンからFWが抜け出し26分にトライ. TMOとなるも認められゴール成功し5点差まで追い上げる. しかし, 34分に神戸Sは自陣からハイパントを蹴り10m付近で神戸WTBが後ろへタップするも, そのボールをBL東京に確保され, パスを繋いでBL東京がトライを追加. 終了間際の39分にもBL東京は左サイドのゴール前スクラムから展開し, WT11がCTBの裏からパスをもらい抜け出してトライを追加し, BL東京が大きく引き離して前半を折り返す. 後半に入り神戸の猛追が始まる. 7分に神戸Sは左サイドから展開し, 右サイドを抜け出しトライ. 16分にもの凄い縦突進2発でゴールに飛び込むも, TMOの結果グラウンディングが出来ていなくノートライ. しかし25分に神戸Sは10m付近から抜け出しトライを追加し5点差まで詰める. BL東京は直後の26分にキックオフのボールを確保し右サイドから左展開しWTBが抜け出しトライとあっさり突き放す. 神戸Sも負けておらず29分に右サイドの22m付近ラインアウトから左へ右へと大きく展開しフェーズを重ねてトライし再度5点差まで詰める. 35分にもBL東京陣で神戸Sのアタックが続くもノックオンとチャンスを活かせない. 神戸Sは終了間際にもゴール前でPKでスクラムを選択. 何度目かのスクラムの組み直しから左展開しWTBが左サイドを抜け出し45分に左隅にトライで同点. しかしタッチラインギリギリの位置でゴールキックは外れ同点でノーサイド. キックが決まって入れば劇的な逆転勝利だったが…. しかし神戸が後半をほぼBL東京陣で試合を進めるも決定力がない. エリアでは後半は神戸Sが圧倒なのだが…. あとは神戸Sはラインアウトのミスが多かった. 途中からPKを得てもタッチにけらずにスクラムに. 勝負事にタラレバはないがラインアウトがもう少し安定してれば違った展開に出来たかも. いずれにせよ神戸Sは可能性は残されているがプレーオフ進出がかなり厳しくなった. ただ諦めず残り3試合頑張って欲しい. 一方のBL東京はプレーオフ進出を決めたが, 後半は一方的に神戸Sにやられた. プレーオフ向けしっかり修正したいところか.



2024年5月5日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン Division 1 Conference B (第16節)
リコーブラックラムズ東京 VS トヨタヴェルブリッツ(18-45)


入替戦出場が決まっているBR東京と今季は大型補強も結果を残せなかったトヨタVの最終節. 共に最後は勝ちで締めたい. トヨタVは2分にゴール前ラインアウトモールから攻め込み, 最後は右サイドを抜け出しトライ. BR東京も7分にゴール前ラインアウトから攻め最後は左サイドを抜け出しトライ. さらに, 17分にBR東京はPGを決めリードする. トヨタVは2度ほどあった大きなチャンスを活かせなかったが, 33分にゴール前スクラムから展開してBR東京のDFに下げられながらも左サイドを抜け出してトライで逆転. トヨタVは終了間際にチャンスも結局活かせず前半終了. 後半はBR東京が先制. 11分にゴール前ラインアウトモールを押し込みトライで再逆転. トヨタVも18分に左サイドを抜け出し繋いでトライを決め再々逆転し, ここからトヨタVのペース. 27分, 32分, 36分, 37分と4連続トライを奪い勝負を決めた. BR東京も40分にキックオフから攻め続け最後はネイサンヒューズが抜け出し左中間にトライを奪い一矢報いてノーサイド. トヨタVはこれでシーズン終了だが, BR東京はこれから入替戦. 悔いのないベストパフォーマンスを期待したい.



2024年6月9日 秩父宮ラグビー場
リポビタンDチャレンジカップ2024
JAPAN XV VS マオリ・オールブラックス(10-36)


RWC後の第2期エディーJAPANの第2戦. 初戦のイングランド戦はテストマッチだが, 本試合は非テストマッチ. メンバーも日本人が比較的多い構成. 先制したのは日本. 5分にゴール前ラインアウトからモールを押し切れないが, 展開しHOが飛び込みトライ. TMOとなるもトライが認められる. マオリも8分に22m付近のラインアウトから展開し右サイドを抜け出しゴール前まで行き,FWのラッシュでトライで同点. その後,日本もゴール前まで迫るチャンスが数度あるも得点には至らず. マオリは27分に22m付近のラインアウトでFKを得て速攻で, 縦を繰り返しトライ.さらに35分にもゴール前ラインアウトモールを押し込み, 最後は持ち出してトライと3連続トライ. 日本も38分にマオリNo22のシンビンで, PKからタッチでゴール前ラインアウトのチャンスも押し込み切れず, さらにターンオーバーされてしまう. 前半はこのまま終了. スクラムは日本が優位もゴール前モールでまったく押し込めない. BKでも抜けそうな感じもあるが, マオリのDFの壁を越えられない. 後半の先制はマオリ. 2分にゴール前ラインアウトモールを押し込み, ブラインドWTBに回しトライ. 日本も6分にゴール前ラインアウトモールのチャンスも, またも押し込めずパイルアップでマオリボールのスクラム. 何度目かのこの展開. マオリはさらに21分, 28分にもトライを追加し大きく引き離す. 日本は39分にラインアウトモールを押し込み, ブラインドWTBにパスで飛び込みようやく2本目のトライ. 直後の日本キックオフでホーンがなってもマオリはプレーを続けゲームを切らない. 結局はノックオンでノーサイドも最後まで攻め続けたマオリはさすが王国のチーム. 新生JAPANはこれから. 次戦のマオリとの2戦目. 以降はテストマッチ2連戦のあとにPNCと試合が続く, ぜひ結果も期待したい.



2024年9月14日 秩父宮ラグビー場
アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 ファイナルシリーズ 5位決定戦
トンガ代表 VS カナダ代表(30-17)


PNC2024のファイナルシリーズ(決勝トーナメント)は日本での集中開催. 第3国同士のテストマッチを観戦できる貴重な機会. トンガとカナダの5位決定戦. 共に予選Poolでは全敗の3位で振るわなかったが最終戦は勝って締めたいところ. カナダは5分に22m付近からPGを決め先制. トンガも9分にゴール前ラインアウトモールを一気に押し込みトライで逆転し, 14分にも22m付近のラインアウトから展開し左サイドを抜け出しトライ. カナダも20分にゴール前スクラムからサイド二発でトライで加点するも, トンガは25分にカナダ陣ラインアウトから前進し攻め続けトライで突き放す. 前半はこのまま終了. 後半の先制はトンガ. 6分にPGを決める. カナダも27分に敵陣での攻防で22m付近から抜け出しゴール真下へトライ. 5点差まで詰める. カナダのNo.7がハイタックルでシンビンで, 30分にトンガはPGを決め突き放す. さらに, 39分にもトンガはゴール前スクラムから展開し左隅にトライで勝利をつかんだ. 本日はかなり暑かったので汗でボールが滑るのか, 共にミスが結構多かった. また, トンガはちょくちょくビックタックルがありすごかった. しかし, 試合終了前にMOMの発表を行うのはどうかと思う. 両チームとも本試合が最終戦. PNC2024での成績は振るわなかったが今後の活躍に期待したい.



2024年9月14日 秩父宮ラグビー場
アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 ファイナルシリーズ 準決勝
フィジー代表 VS アメリカ代表(22-3)


PNC2024のファイナルシリーズ(決勝トーナメント)は日本での集中開催. 第3国同士のテストマッチを観戦できる貴重な機会. Pool A1位のフィジーとPool B2位のアメリカの決勝進出をかけた試合. 前半3分にアメリカがPGで先制. 16分にもアメリカはPGを狙うがこれは外す. フィジーは19分にゴール前スクラムからNo8のサイドアタックでインゴールに飛び込むもTMOでノートライ. しかし, 22分にフィジーはPGを決め同点. さらに25分にアメリカボールの22m付近のラインアウトでモールを押し込みトライ. 前半はこのまま折り返す. 後半は10分にフィジーが敵陣で攻め続けて, ゴール前で抜け出しトライ. さらに18分にも自陣から繋いで繋いでトライ. この後お互いに得点は入らず, フィジーがアメリカをノートライに抑えての決勝進出を決めた. 第1試合の5位決定戦同様に本日はかなり暑かったので汗でボールが滑るのか, 共にミスが結構多かった. また, 同様に試合終了前にMOMの発表したのもいかがなものかと思う. 次節最終戦でフィジーは決勝, アメリカは3位決定戦となる. 是非, 良いパフォーマンスを期待したい.



2024年9月21日 東大阪市花園ラグビー場第1グランド
アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 ファイナルシリーズ 3位決定戦
アメリカ代表 VS サモア代表(13-18)


PNC2024のファイナルシリーズの最終節. アメリカとサモアの3位決定戦. アメリカは4分にPGで先制. さらに7分にも22m付近からのサモアがキックパスを取り損ねたところアメリカBKがキャッチし, そのまま走り切ってトライ. サモアも15分にPGを決める. 21分にウォーターブレイク. ここまでアメリカがカウンターでゴールに迫る場面が何度か. 再開後の32分にサモアはPGで加点. 37分もアメリカがPGを狙うも外す. 前半はアメリカリードのまま終了. しかしお互いにミスが多い. これからというところでのミスが目立ちもったいない. 後半の先制はサモア. 10m付近のラインアウトから攻め, 抜け出して1分にトライでゴールも成功し3点リード. アメリカも11分にPGを決め同点に. 15分にはサモアが敵陣で攻め続け, 最後はポイントサイドを抜け出しトライと思われたが, TMOの結果直前のプレーでノックオンとなりトライは認められず…. 28分にはPGを狙うも外す. さらにサモアは33分に2度目のゴール前ラインアウトからモールを押し込みゴールに迫りTMOとなるもトライは認められずなかなか得点に至らず. しかし, サモアは37分に22m付近のスクラムから右へ左へ展開して最後は左サイドを抜け出しようやくトライでリードする. ゴールキックは風でボールが倒れ, 急ぎドロップキックで対応するも外す. その後得点は動かずノーサイド. サモアが辛うじて逃げ切った. 今回は最後まで勝敗が分からなかったからか, MOMの発表は試合後だった. やっぽそうだよね. サモアは3位終了で往年の力はなく...どうやら財政が厳しいらしく代表の強化が思うようにいかないなようだ. こればかりは何とも言えないがもともと地力がある国だけになんとか頑張って欲しい. アメリカは昨年のRWCは出場できずだったが, 2031年にはアメリカ開催. 母国開催で良い成績を残すためにこれからに期待したい.



2024年9月21日 東大阪市花園ラグビー場第1グランド
アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 ファイナルシリーズ 決勝
フィジー代表 VS 日本代表(41-17)


PNC2024のファイナルシリーズの決勝. フィジーと日本の試合. 日本は6分にPGで先制も, 9分にフジィーもPGを決め同点. 19分に日本はハーフウェイでのスクラムから右展開でCTBライリーが前進で裏へのショートパントを自ら拾ってトライ. フィジーも30分の日本陣でアタックを続けトライと思われたが, TMOで直前のノックオンの判定. フィジーは直後に自陣10m付近で日本をパスをインターセプトするも, すぐに取り返されカウンターでキックされる. しかし, フィジーがボールを確保後に再カウンターで走り切って31分にトライで同点. 前半は同点のまま終了. 後半は5分にフィジーが右隅のトライもTMOで直前のプレーがオブストラクションでノートライ. しかし, 15分にフィジーはPGを決めリード. 18分にもフィジーは日本陣でのアタックでフェーズを重ね右サイドを抜け出しトライ. さらに, 26分にもゴール前ラインアウトからアタックを続けゴールに飛び込む. TMOとなるもトライが認められる. その後もフィジーは29分, 34分とトライを重ね大きくリード. 日本も37分に自陣ラインアウトから展開し, WTBマロツイタマが抜け出し走り切ってトライで一矢報いる. このままノーサイド. フィジーは予選Poolから力を発揮し, 昨年のRWCで8強進出した力を遺憾なく発揮した. 日本は春のウィンドウマンスのテストマッチは3勝4敗と負け越し. 秋のウィンドウマンスでは是非上位国から白星を奪い取って欲しい.



2024年9月22日 東大阪市花園ラグビー場第1グランド
ムロオ 関西大学ラグビーAリーグ
摂南大学 VS 天理大学(7-22)


昨年, 大学選手権で準決勝進出も今春は怪我人等が多く4位と振るわなかった天理と, ここ数年もう一歩だが勝ちきれない摂南. 共に開幕を勝利し勢いに乗りたいところ. 天理は開始1分に摂南陣22m付近のラインアウトから展開し, 縦に数人で繋いでトライ. さらに, 8分にも天理はゴール前ラインアウトモールからサイドを抜け出しトライを追加. 一方, 摂南も16分頃にゴール前ラインアウトのチャンスもモールを押しかえされ得点ならず. 終了間際にも摂南は天理陣22m付近でPKを得て, 速攻も得点につなげられず. ここは時間的にPKを狙った方がよかったのでは…. 本日は豪雨のため両チームともボールが手につかない. ただ, 摂南のほうがミスが多い感じで天理は悪天候の中でも良く繋いでいる印象. 後半も先制は天理. 5分にゴール前まで攻め込み展開し右隅にトライ. 摂南も10分頃から天理陣ゴール前でチャンスが続いたが得点に結びつけられず. 逆に, 天理は16分にゴール前ラインアウトからゴール前へ持っていき, ポイントサイドを飛び込みトライ. 28分頃に摂南はゴール前ラインアウトのチャンスもまたも天理に押し返されて得点ならず. 32分にも摂南は天理陣深く攻め込み, キックチェイスの再に天理に阻まれ得点にならず. しかし, 天理の露骨なオブストラクションがあり天理No7はシンビン. このチャンスを活かしたい摂南だが直後のゴール前ラインアウトも天理にターンオーバーされ得点ならず. しかし, 36分に摂南は22m付近のスクラムからBKが抜け出し繋いでゴール真下にトライで一矢報いる. 天理はまずまずの開幕戦か. 選手権まで含め今後が楽しみである. 摂南はゴール前のマイボールラインアウトのチャンスがことごとく天理にターンオーバーか押し返されていたのが残念. しかし, 後半に自陣のゴール前の天理ラインアウトのピンチで2度のスティールを成功. 摂南は本当にポテンシャルは高いと思うので第2節以降の期待.



2024年9月22日 東大阪市花園ラグビー場第1グランド
ムロオ 関西大学ラグビーAリーグ
同志社大学 VS 京都産業大学(24-97)


関西リーグ4連覇と大学選手権の悲願の初優勝を目指す京産と昨秋も今春も最下位と低迷中の名門同志社. 先制したのは同志社. 2分にゴール前でPKを得てPGで先制. しかし, ここから京産のトライショー. 京産は5分に22m付近のスクラムからPKを得て速攻で前進後に展開し左隅にトライ. さらに, 9分にゴール前ラインアウトモールを押し込みトライ. このあとは15分, 22分, 29分, 33分, 34分, 39分と6連続トライを奪い3-41と前半で勝負を決めた. このうち4回はゴール前ラインアウトからあっさりトライを奪う. デジャブかと思うくらい同じような展開. 後半に入っても京産の勢いは止まらず, 2分, 6分, 9分, 15分と4連続トライ. 同志社は全く良いとこがなくブレイクダウン, スクラムでは劣勢で, BKでも京産に面白いように走られ一次アタックでノータッチでラインの裏に出られる場面が多々…. だが, 同志社は23分に3度目のゴール前ラインアウトでモールを押し込みようやくトライ. さらに31分にもゴール前ラインアウトでモールにBKも入って懸命に押し込み認定トライを奪う. しかし京産は33分に22m付近のラインアウトから展開で縦に繋ぎ, 最後はNo8ポルテレがゴール真下にDFを引きずりながらトライ. 同志社も36分にゴール前ラインアウトで13人モール. 押し込めないがサイドを潜り込みトライ. しかし京産はその後に37分, 42分にもトライを追加しノーサイド. 24-97で同志社は辛うじて3桁得点を脱がれた. ただ, 京産が前半初めの数トライが隅だったためゴールキックがあまり入らなかったが, 途中からキッカーが変わって端からもバンバンゴールキックを決めていたので初めからキッカーが違っていれば…といった感じ. 低迷中の同志社相手とは京産は手を抜かず強さを発揮した. 悲願の悲願の大学選手権初優勝を期待したい. しかしポルテレはすごかった. 一方の同志社はちょっと光明が見えない…. 強いて言えば後半の3トライだが, これだけ大差がついたあとで先発から多く入れ替わった状況では…. ただまだ開幕戦. 気持ちを入れ替えて次戦以降に望んで欲しい.



2024年10月20日 大和スポーツセンター競技場
関東大学 対抗戦A
筑波大学 VS 日本体育大学(62-7)


前節, 青学に痛い敗戦をきっした筑波とBから1年で復帰も厳しい試合が続く日体の試合. 筑波が前半で圧倒し勝負を決めた. 2分に筑波は日体のキックカウンターからのブレイクダウンでターンオーバーし, そのままゴールへ飛び込みトライ. 8分にも筑波は10m付近のラインアウトから展開し, 縦を繰り返し最後は左サイドをWTBが抜け出しトライ. さらに13分にも日体のキックカウンターからのブレイクダウンでターンオーバーし, 日体陣で攻め続け, またも最後は左サイドを抜け出しトライ. さらに一方的な展開は続き筑波は20分, 26分, 32分, 36分とトライを重ね, ロスタイムの43分にはPGを決め50-0と100点ペースで前半を折り返す. 後半は日体が先制. 3分にゴール前ラインアウトモールからラックを作り, その後FWのゴリ押しで左隅にトライ. しかし反撃はここまで. 筑波は7分, 19分にもトライを追加する. 日体は後半に筑波陣で試合をする時間が多くなったが決定力がなく得点に結びつけられない. しかし前半より修正してきて後半は筑波の得点をこの2本に抑えノーサイド. 日体はブレイクダウンがダメすぎた. 自身で持ち込んだボールがほぼターンオーバーされていた. さらにキックを多用するが結果, 筑波有利になることが多く攻めあぐねての苦し紛れのキックがだった感じ. マイボールラインアウトでもターンオーバーされる場面多々. DFでも筑波の一次アタックでゲインされることが多く攻守共に課題が多く残る試合だった. 後半は前半よりはよくなっていたと思うが…. 一方, 筑波は大勝こそすれパスミスが目立った. 風が強かったのも影響したかもしれないが, 次節からの上位陣との対決では失点につながるミスになるので, しっかり修正したいところか. これからリーグの後半戦. 両チームの活躍を期待したい.



2024年11月3日 秩父宮ラグビー場
関東大学 対抗戦A
筑波大学 VS 明治大学(0-31)


開幕戦こそ慶応に勝利した筑波だが青学に31年ぶりに敗戦し選手権に黄信号が灯った. これから上位陣との対戦が続きまずは全勝の明治との対戦. 先制は明治. 2分に筑波陣深くのラインアウトモールから右展開して右隅にトライ. さらに8分にも筑波陣でのスクラムから右展開して, CTBが抜け出してトライを追加. 以降, 筑波はチャンスの時間帯があるも取りきれない. ミスが多いがスクラムは頑張っている. 明治は35分に22m付近のラインアウトで乱れながらもボールを確保し, アタックして中央を抜け出しトライ. 筑波は,終了間際にゴール前でPKを得てスクラムの押しにこだわって結局タッチ出される. 素直にタッチからのラインアウトモールのほうが良かったのでは…. 後半は5分頃に筑波がゴール前ラインアウトモールを押し込みゴールを割るも押さえられず. 一方, 明治は10分にゴール前ラインアウトからサイドを縦に走り込みトライ. さらに, 34分にもゴール前での攻防で抜け出しトライを追加. 結局このまま明治が完封で筑波を破る. 筑波はアタックする場面も多々あったが人数が足りなくなり, ミスも多い. 明治のDFが良いのもあるだろうががアタックがよくなかった. しかしDF面ではターンオーバーは良くしていた. 一方の明治はラインアウトでミスが目立ったのと, 停滞した時間は攻めてのミスやターンオーバーされ得点に繋がらない場面が数度. この辺が修正点か. 筑波は厳しい試合が続くが何とか踏ん張って欲しい. 一方の明治は残すは帝京と早稲田. 今年の対抗戦および選手権の優勝の行方が楽しみである.



2024年11月3日 秩父宮ラグビー場
関東大学 対抗戦A
帝京大学 VS 早稲田大学(17-48)


対抗戦も選手権も3連覇中で4連覇を目指す帝京と昨季は成績がふるわなかった早稲田. 先制は早稲田. 12分にゴール前ラインアウトから縦を繰り返し中央まで移動して, 右展開しトライ. 18分にも22m付近の帝京ボールのスクラムを押し込みターンオーバーし, 右展開しトライを追加. 20分にも早稲田はゴールラインへキックで持っていき, ブレイクダウンでターンオーバーし右展開でトライ. 3連続トライとここまで一方的に試合を進める. しかし王者帝京. 26分にゴール前ラインアウトからそのまま抜け出しトライ. さらに34分にもゴール前ラインアウトからサイドを攻め右中間に飛び込みトライを追加し追い上げる. 早稲田も39分にゴール前ラインアウトでからまれるも何とかSOへパス. SOが個人技で抜け出しトライで突き放し前半終了. 後半は開始から帝京が早稲田ゴール前で攻め続けいたのだが, 5分に早稲田がハーフウェイ付近のスクラムから左展開で大きくゲインし, 右サイドを抜け出しトライ. さらに, 13分にPGを, 26分, 39分にもトライと追加し大きく帝京をリード. 帝京も41分に22m付近のPKから速攻で攻め込みトライを奪い一矢報いる. 早稲田の最後のこのオフサイドは不用意で今後に向けては修正点か. ただ, 早稲田はスクラムで帝京を圧倒し, 1年生SOのキックがすごく良い. 帝京は攻める場面は多いが最後にミスかターンオーバーされる場面が多く得点に繋げられなかった. 選手権はこの両チームが軸に優勝争いを展開するだろう. 本日は予想外の大差の試となり早稲田の強さが目立ったが, 選手権で対抗戦の結果は参考にならないのは過去の結果も物語っている. これからシーズン終盤が楽しみである.



2024年12月14日 秩父宮ラグビー場
第61回 全国大学選手権大会 3回戦
東洋大学 VS 慶應義塾大学(26-50)


リーグ戦2位の東洋と対抗戦4位の慶応との一戦. 前半は慶応が一方的な展開を見せた. 開始から数分は東洋が慶応陣で試合を進めるも, 5分に慶応がゴール前ラインアウトモールを押し込みトライ. 19分にもゴール前ラインアウトからのラック後にサイド繰り返し中央付近まで移動し, 左に展開しCTBが縦を抜け出しトライを追加. さらに慶応は21分, 31分, 35分と3連続トライを追加. ゴールもすべて決まったため0-35と大きくリードする. 東洋も38分に自陣ゴール前で, 左サイドから右へサイドへのキックパスをWTB11がキャッチしほぼ100mを走り切りようやく初トライ. ゴールキック中にホーンがなったと思うのだが, そのまま若干プレーが続いたのが不思議. 後半の先制も慶応. 6分に自陣22m付近でインターセプトし80mほどを走り切りトライ. 東洋も15分にゴール前中央付近のスクラムから右展開して最後はWTB11が右隅にトライ. その後は慶応が20分, 25分と連続でトライを奪いほぼ勝負を決めた. 東洋も29分, 38分に連続でトライを奪い意地を見せるも前半の失点が多すぎた. 慶応がダブルスコアで勝負を決めた. 東洋は2年前の1部昇格から着実に力をつけてきていると思うので来季に期待. 一方, 慶応は次戦は対抗戦で大敗している帝京. 厳しい試合になると思うがぜひベストパフォーマンスを期待したい.



2024年12月14日 秩父宮ラグビー場
第61回 全国大学選手権大会 3回戦
明治大学 VS 東海大学(50-17)


リーグ6連覇中だったがまさかの3位となった東海と早稲田と帝京に破れ対抗戦3位の明治との一戦. 開始から東海の勢いがありDFが良い. 東海は14分に10m付近のラインアウトからボールを持ち出し走り切って中央にトライで先制. 明治も21分にゴール前で攻め続けてCTBが縦に抜け出しトライ. さらに29分にもトライを追加. 東海も32分にPGを決め追いすがる. 明治は35分にキック合戦後にゴール前まで攻め込み, 22m付近でBKライン裏へのパントを味方がキャッチし繋いでトライを追加. 明治が突き離して前半を終える. 東海のDFの出足が抜群でばしばしタックルが決まっていた. 後半に入り明治ペースに. 治は3分にゴール前ラインアウトから走りこんだBKがキャッチし前進して, FWのゴリ押しのあと右展開で右サイドにトライ. さらに, 16分, 20分, 26分と3連続トライを奪い勝負を決めた. 東海のDFも前半ほどの勢いはない. 東海も31分にキックカウンターから攻めに転じ, うまくギャップを突きながら数フェーズののち中央にトライ. しかし, 明治は39分にゴール前ラインアウトモールを押し込みダメ押しのトライ. 第一試合同様にゴールキック前にホーンがなるも, なぜかプレーが続きそうな気配…. レフリーがちらちら確認後にノーサイドの笛. なんだったんだろう?東海は今季は3位に沈んだがリーグ6連覇中の底力を前半に見せた感じか. 来季は復活を期し頑張ってもらいたい. 一方の明治は選手権で早稲田・帝京に対抗戦のリベンジをし選手権を制覇したいところ. ただ, その前に次戦は関西王者の天理との試合. 選手権は厳しい試合が続くがベストパフォーマンスを期待したい.



2024年12月21日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
NTTジャパンラグビー リーグワン Division 1 Conference B (第1節)
東京サントリーサンゴリアス VS 埼玉パナソニックワイルドナイツ(12-33)


今シーズンの開幕節. 昨季2位と3位の対戦. まずは8分頃に東京SGが敵陣で試合を進めていたが取りきれず. その後, 埼玉WKが攻めに転じゴール前まで. 12分にTMOで東京SGのオブストラクションでイエローカード. 埼玉WKはそのPKで12分にPGを決め先制. 21分には埼玉WKはハーフウェイ付近からBKが抜けだし繋いで左隅にトライ. さらに37分にも埼玉WKはゴール前センタースクラムから左展開しWTBが左隅にトライ. 直後TMOとなるも東京SGのヘッドコンタクトの確認で, またしてもイエロカード. 前半はこのまま終了. 後半は3分に東京SGがゴール前ラインアウトモールから展開しCTB13が抜け出しトライ. 埼玉WKも7分に右ゴール前ラインアウトからロングスローをBKがキャッチし前進し, 展開して最終的に右隅にトライ. 東京SGは9分にゴール前ラインアウトから右サイドに持ちだし飛び込みトライ...と思われたが,TMOで直前のラインアウトでオブストラクションでノートライ. 一方, 埼玉は12分にもトライを追加. その後, 東京SGは何度かチャンスがあるも取りきれなかったが, 24分に22m付近ラインアウトからアタックを続けLOホッキングスが飛び込み手を伸ばしトライ. しかし, 埼玉WKは29分に22m付近のラインアウトから展開し最後は右隅にトライ.引き離す.34分ころに東京SGも二度のゴール前ラインアウトのチャンスがあるも活かせず….埼玉WKは終了のホーン後にPKを得て決め開幕戦を勝利で飾る. 昨季の上位陣対決を制して埼玉WKとしては上々の滑り出し. 東京SGもまだまだ開幕節. シーズンはこれからなので次節以降でベストなパフォーマスを見せて欲しい.



2024年12月29日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
NTTジャパンラグビー リーグワン Division 1 Conference A (第2節)
東芝ブレイブルーパス東京 VS 三菱重工相模原ダイナボアーズ(61-8)


開幕節でロスタイムにPGを決められ勝ち星を逃した相模原DBと, 接戦ながら辛くも勝ち切った昨季王者のBL東京. 相模原DBは3分に自陣22m付近でインターセプトから80mほどを走り切ってトライで先制と幸先よいスタート. BL東京は9分に22m付近のラインアウトからアタックを続け左サイドを抜け出しトライ. 難しい角度のゴールも成功し逆転. 相模原DBも16分にPGを決め再逆転. BL東京は23分に22m付近のラインアウトからアタック続け, 左サイドから右サイドへのキックパスを通し繋いでトライ. TMOになるも認められゴールも成功し再々逆転. ここからBL東京の一方的な展開. 26分, 31分, 34分, 37分, 42分と5連続トライを奪い前半で勝負を決めた. 相模原DBは32分の危険なプレーがイエローからOFRでレッドにアップグレードされていた. 後半も5分にBL東京が22m付近のスクラムでFKを得て, 速攻で縦をつき展開し左隅にトライ. その後は膠着状態が続く. 24分にBL東京は敵陣でのラインアウトから展開して右サイドを抜け出しトライと思われたが, TMOで直前にノックオンがありノートライ. 相模原DBは34分に敵陣での攻防を抜け出しトライでゴール成功も, TMOとなり直前のプレーがスローフォワードと判定されノートライ. BL東京は終了間際の39分にもゴール前ラインアウトからモールを押し切りダメ押しのトライ. 大勝で開幕2連勝を飾った. 一方の相模原DBは大敗と残念な結果となったがまだまだ第2節. シーズンはこれから気持ちを切り替えて次節以降に望んで欲しい.



2025年1月11日 ニッパツ三ツ沢球技場
NTTジャパンラグビー リーグワン Division 1 Conference A (第4節)
横浜キヤノンイーグルス VS 静岡ブルーレヴズ(53-35)


開幕から3連勝と勢いにのる静岡BRと昨季4位も1勝2敗と黒星が先行する横浜Eとの対戦. 4分に横浜Eは22m付近のポイントから展開し左隅トライで先制. さらに6分にも自陣10m付近からのライン裏へのショーキックを拾いそのまま走り切ってトライを追加. 静岡BRも11分にハーフウェイ付近からアタックを続け右サイドを抜け出しトライ. 横浜Eは14分に10m付近でハイパントを確保し一気に攻め込む, 攻守が激しく入れ替るも最後は10m付近から抜け出しトライで突き離す. 静岡BRもすかさず19分に22m付近スクラムから展開し, 最後は左サイドを抜けだしトライ. 難しい角度のゴールも決め一進一退の攻防に. 横浜Eは23分にゴール前ラインアウトモールを一瞬で押し込みトライを追加. 28分に静岡BRは, 自陣での横浜Eのアタックにおいてロングパスが乱れたところ, 静岡BRの選手が拾い80m以上を走り切ってトライ…と思われたが, TMOで一連のプレーにノックフォワードがありノートライ. 一方, 横浜Eは35分にPGを決め, 39分にはトライを追加して前半を大きくリードして折り返す. 後半は6分に静岡BRが10m付近の攻防から抜け出し中央にトライを追加すると, 横浜Eも10分にゴール前ラインアウトからすぐに展開しそのまま外を抜け出し左隅にトライで突き離す. 18分に静岡BRは敵陣のPKからNo.8のクワッガスミスが速攻を仕掛け, 繋いで中央を抜け出しトライも, 横浜Eは25分にゴール前ラインアウトモールから展開し右中間にトライと一進一退の攻防となる. その後, お互いに1トライずつを奪い前半のリードを守りきり横浜Eが勝敗をタイに戻すうれしい勝利. 一方の静岡BRは初の黒星も後半はスコアで上回ったのが収穫か. 両チーム共にの優勝争いに絡みそうな感じか. 次節以降の戦いぶりも楽しみである.



2025年3月2日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン Division 1 交流戦 (第10節)
東京サントリーサンゴリアス VS 横浜キヤノンイーグルス(22-33)


今季共にここまで4勝5敗と黒星が先行し波に乗れない両チーム. 試合開始からしばらくは膠着状態が続く. 17分頃に東京SGがスクラムから展開し, 数フェーズを重ね右隅に飛び込むもTMO. トライの確認でなく危険なタックルの確認だったようで横浜Eにイエローカード. トライは認められず. その後, 東京SGは2度のゴール前PKのチャンスも得点には結びつけられない. しかし22分にゴール前スクラムからサイドを繰り返しようやくトライを奪う. 横浜Eも28分にPGを決め, 36分には22m付近のスクラムから展開し, CTBクリエルが抜け出し右隅にトライで逆転. さらに, 41分にもPGを決め前半を横浜Eがリードして折り返す. 後半は東京SGが9分に22m付近のラインアウトから展開し, 縦を繰り返し最後は左中間にトライ. ゴールも成功し再逆転. 横浜Eも15分にPGを決め, 18分には22m付近のスクラムから展開し, またしてもCTBクリエルが抜け出しトライ. また逆転. 東京もキックオフからアタックを続け, 最後は左サイドを抜け出し21分に左隅にトライで追いすがるも, 横浜Eが29分にPGを決め, リードを7点にする. 東京SGは34分にPGを決め, 4点差にして逆転に望みをつなげる. しかし, 横浜Eが35分にゴール前へのキックをキャッチし, そのまま攻め右隅に飛び込むもトライかは微妙…TMOとなりトライが認められる. 難しい角度のゴールも成功し11点差に. 終了間際に東京SGの怒涛のアタックも実らず39分にノックオンで横浜Eボールのスクラムに. タッチに出されノーサイド. 横浜Eはなんとか勝敗を5分に. 東京SGはさらに黒星が先行しなかなか明るい兆しが見えない. 今季から6位までがプレーオフに進出できる. プレーオフの出場へは横浜Eが一歩リードだが, 共にボーダーラインではある. シーズンはまだ中盤. 両チームともまだまだこれから. 今後の躍進に期待したい.