2022年度 観戦記

月日 曜日 キックオフ   対戦カード グラウンド
4月9日 12:00 ジャパンラグビーリーグワンD1 東京サンゴリアス 42-3 NTTドコモ
レッドハリケーンズ大阪
駒沢陸上競技場
4月16日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 ブラックラムズ東京 22-43 東芝ブレイブルーパス東京 秩父宮ラグビー場
4月24日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 東京サンゴリアス 30-3 ブラックラムズ東京 秩父宮ラグビー場
5月1日 17:00 ジャパンラグビーリーグワンD1 東芝ブレイブルーパス東京 27-3 東京サンゴリアス 味の素スタジアム
5月8日 12:00 ジャパンラグビーリーグワン
D2順位決定戦
三菱重工相模原
ダイナボアーズ
22-34 花園近鉄ライナーズ 秩父宮ラグビー場
5月22日 14:00 ジャパンラグビーリーグワン
プレーオフ 準決勝
埼玉ワイルドナイツ 24-10 クボタスピアーズ
船橋・東京ベイ
秩父宮ラグビー場
5月28日 12:00 ジャパンラグビーリーグワン
プレーオフ 3位決定戦
東芝ブレイブルーパス東京 15-23 クボタスピアーズ
船橋・東京ベイ
秩父宮ラグビー場
6月11日 13:00 ジャパンラグビー
チャリティーマッチ2022
EMERGING BLOSSOMS 31-12 TONGA SAMURAI XV 秩父宮ラグビー場
6月18日 15:00 リポビタンD
チャレンジカップ2022
日本代表 34-15 ウルグアイ代表 秩父宮ラグビー場
7月9日 14:50 リポビタンD
チャレンジカップ2022
日本代表 15-20 フランス代表 国立競技場
9月10日 12:30 関東大学 対抗戦A 筑波大学 22-33 明治大学 駒沢陸上競技場
15:00 早稲田大学 38-8 青山学院大学
9月11日 12:30 関東大学 リーグ戦1部 東海大学 24-27 東洋大学 秩父宮ラグビー場
15:00 関東大学 対抗戦A 帝京大学 88-0 立教大学
10月1日 19:00 JAPAN RUGBY
CHALLENGE SERIES 2022
JAPAN XV 22-34 オーストラリアA代表 秩父宮ラグビー場
10月2日 13:00 関東大学 リーグ戦1部 法政大学 15-71 東海大学 小田原市城山陸上競技場
10月16日 13:00 関東大学 対抗戦A 慶應義塾大学 16-12 筑波大学 小田原市城山陸上競技場
10月29日 14:50 リポビタンD
チャレンジカップ2022
日本代表 31-38 ニュージーランド代表 国立競技場
11月6日 11:30 関東大学 対抗戦A 明治大学 52-3 慶應義塾大学 熊谷ラグビー場
14:00 帝京大学 49-17 早稲田大学
11月19日 11:45 関西大学 Aリーグ 関西学院大学 26-30 関西大学 神戸ユニバー記念競技場
14:00 立命館大学 38-42 摂南大学
11月20日 11:45 関西大学 Aリーグ 同志社大学 0-34 近畿大学 たけびしスタジアム京都
14:00 京都産業大学 29-22 天理大学
12月4日 14:00 関東大学 対抗戦A 早稲田大学 21-35 明治大学 国立競技場
12月11日 11:30 第59回 全国大学選手権大会 3回戦 早稲田大学 34-19 東洋大学 秩父宮ラグビー場
14:00 流通経済大学 5-45 慶應義塾大学
12月25日 11:30 第59回 全国大学選手権大会 準々決勝 早稲田大学 27-21 明治大学 秩父宮ラグビー場
14:00 帝京大学 50-0 同志社大学
1月2日 12:25 第59回 全国大学選手権大会 準決勝 京都産業大学 33-34 早稲田大学 国立競技場
14:40 帝京大学 71-5 筑波大学
1月8日 13:15 第59回 全国大学選手権大会 決勝 帝京大学 73-20 早稲田大学 国立競技場
1月22日 14:00 ジャパンラグビーリーグワンD1 東芝ブレイブルーパス東京 63-25 トヨタヴェルブリッツ 秩父宮ラグビー場
1月29日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 東京サンゴリアス 51-13 三菱重工相模原
ダイナボアーズ
秩父宮ラグビー場
2月11日 13:00 ジャパンラグビーリーグワンD2 浦安D-Rocks 64-26 釜石シーウェイブス 駒沢陸上競技場
2月26日 12:00 ジャパンラグビーリーグワンD1 三菱重工相模原
ダイナボアーズ
26-33 グリーンロケッツ東葛 秩父宮ラグビー場
3月11日 14:00 ジャパンラグビーリーグワンD1 東京サンゴリアス 29-41 埼玉ワイルドナイツ 秩父宮ラグビー場
3月19日 14:30 ジャパンラグビーリーグワンD1 三菱重工相模原
ダイナボアーズ
29-61 埼玉ワイルドナイツ 秩父宮ラグビー場



2022年4月9日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
ジャパンラグビーリーグワン Division 1 Conference B (第12節)
東京サントリーサンゴリアス VS NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(42-3)


サントリーは今季不振のNTTドコモをノートライに抑え大勝で勝利を収めた.開始からNTTドコモが何度も攻め込むがチャンスを活かせない.サントリーもアタックが今一.NTTドコモは25分にPGを決め先制するもNTTドコモの得点はここまで.サントリーは32分にSOマッケンジーからのFL6へパスし抜け出しゴール真下のトライ.さらに37分にもPKからSHが速攻で左にまわし,CTBケレビが抜け出し中央にトライ.サントリーがリードして前半を折り返す.後半はお互いチャンスがあるも活かせず得点に繋がらない.14分にサントリーのNo8が22m付近のポイントサイドを突破しトライで加点.19分にサントリーは22m付近のラインアウトから縦に3人が繋ぎゴールに飛び込むもTMOでノートライトの判定.そして36分にサントリーは22m付近のラインアウトからフェーズを重ねライン攻撃で右サイドを抜け出したSOマッケンジーが右隅にトライ.サントリーはさらに2トライを追加し大勝で勝利を収めた.



2022年4月16日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビーリーグワン Division 1 Conference B (第13節)
リコーブラックラムズ東京 VS 東芝ブレイブルーパス東京(22-43)


東芝は開始1分にライン攻撃で1人あまり,大外にいたNo8が左隅にトライ.さらに9分にもゴール前ラインアウトのモールを押切りトライ.13分にもPGを決め突き放す.リコーも15分にポイントで0chを抜け出しトライと思われたがTMOでオフサイドの判定でノートライ.しかし20分PGを決め初得点.さらにリコーは24分ゴール前のライン攻撃で右サイドを抜け出しトライ.東芝も27分にインターセプトから60mほどを走り切りトライし突き放す.後半の先制は東芝.3分に東芝はゴール前ラインアウトモールを押し込みトライ.その後リコーと東芝が交互に2トライずつ決め東芝が20点以上の大差で勝利を収める.



2022年4月24日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビーリーグワン Division 1 Conference B (第14節) [秩父宮みなとラグビーまつり2022]
東京サントリーサンゴリアス VS リコーブラックラムズ東京(30-3)


サントリーがリコーをノートライに抑えて完勝した.サントリーは1分にキックオフで激しいタックルからボールを確保し,ゴール前で攻め続けLO5が縦に抜け出しトライ.10分頃にサントリーがトライと思われたがTMOの結果ノックオン.しかしその前のリコーのコラプシングでPKを得て,ゴール前ラインアウト.モールを押し込み11分にトライ.14分にTMOでサントリーWTB11が危険なタックルでシンビンの判定.数的不利だが19分にサントリーはゴール前ラインアウトでモールをリコーに押し返されるがサイドをつき左隅にトライ.28分にもサントリーはハーフ付近のラインアウトから展開しFBマッケンジーが抜け出しだし見事なパスから右サイドを30mほどを走り切りトライ…と思ったが,TMOでスローフォワードの判定となり認められず.31分にはリコーがチームでの反則の繰り返しでCTB13がシンビン.すかさずサントリーは33分にPGを決める.リコーは終了間際にゴール前のチャンスだが取れそうな気配がない.結局得点には結び付けられず前半終了.後半もサントリーが先制.5分にはゴール前PKから速攻で縦にいって,その後左展開.FBマッケンジーがうまく外にパスし,WTBが外に出されながらでFBマッケンジーに内返しのパスでトライ.12分にリコーはゴール前スクラムでサントリーボールスクラムでコラプシングを奪いPKでPGを決め,やっと初得点.しかし,24分にサントリーはPGで加点.26分頃にリコーは攻め続けるがトライを取れる気配がない….終了間際の最後のプレーでリコーはタッチを出してノーサイド.最後は攻めてトライを目指して欲しかった.



2022年5月1日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ジャパンラグビーリーグワン Division 1 Conference B (第15節)
東芝ブレイブルーパス東京 VS 東京サントリーサンゴリアス(27-3)


好調のサントリーを東芝がノートライに抑え完勝.3分にサントリーがPGを決め先制.東芝はラインアウトかから攻め,最後はFWの密集で13分に飛び込むもTMOの結果トライは認めらなかったが,22分,27分にPGを決め逆転する.さらに,34分に東芝は22m付近のラインアウトからモールを押し込みトライで突き放す.31分に東芝はPKのチャンスもPGを選択せずタッチからトライを狙うもターンオーバーされる.ロスタイムにサントリーはPGを狙うも外し前半を終了.後半は開始早々の1分に東芝がゴール前のライン攻撃でFWが縦に入りトライ.28分にも東芝はゴール前のアタックを続け最後は右サイドで押し込みトライ.ここで完全に勝負有り.東芝がサントリーをノートライに抑え完勝した.サントリーはマイボールアタックも東芝のDFに前に出れなかった.得に後半はサントリーは東芝にやられっぱなしで良いところが無かった感じ.



2022年5月8日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビーリーグワン Division 2 1位〜3位 順位決定戦 (第3節)
三菱重工相模原ダイナボアーズ VS 花園近鉄ライナーズ(22-34)


順位決定戦1位なら入替戦なしでD1へ昇格.共に入替戦なしで昇格を決めたいところ.近鉄は4分に左ゴール前ラインアウトをキャッチし,そのまま押し込んでトライ.タッチライン間際の難しい角度のゴールも成功.さらに近鉄は10分にも22m付近から左に展開し,WTBが左隅にトライ.三菱も15分にゴール前ラインアウトでボールを後ろにこぼしチャンスを活かせなかったが,17分に22m付近のポイントからそのまま持ち出しトライ.近鉄は19分に自陣から展開し三菱のナイスタックルもSOクーパーがきれいに繋ぎWTBが40mほど走り切りトライ.三菱も22分に近鉄陣でキックをCTB12がチャージし,そのまま拾いトライ.さらに,三菱は31分にPGを決め点差を詰めるも,近鉄も直後の32分にPGを決める.39分に近鉄はラインアウトからアタックし,左サイドからの展開しキックパス.大外のLOが2,3人を振り切ってトライ.前半終了間際に突き放す.後半は三菱が10分,14分にでゴール前ラインアウトのチャンスも活かせない.しかし,17分にゴール前ラインアウトからロングでCTB12がキャッチしてゴール前まで攻め込み,FWのラッシュでゴールに飛び込み,TMOとなるもトライが認められる.近鉄も27分に左サイドから展開しゴール直前まで攻め込み,フォローしたSOクーパーがボールを確保しトライ.その後三菱の懸命のアタックも得点にいたらず近鉄が勝利を収めた.三菱はミスが多すぎた.リーグ戦は1位通過したものの順位決定リーグで連敗と三菱にとっては厳しい結果となった.一方の近鉄はここ一番で勝利し自動昇格を決めた.



2022年5月22日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビーリーグワン プレーオフトーナメント 準決勝
埼玉パナソニックワイルドナイツ VS クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(24-10)


昨季のトップリーグ最後の王者パナソニックが好調クボタを下し決勝へ駒を進めた.パナソニックは4分にPGを狙うも決めれず.しかし,6分に自陣10m付近クボタのラインアウトからターンオーバーし,ポイントからLO5が抜け出しゴール前まで.フォローしたSOがボールを確保し走り切ってトライ.TMOとなるが認められゴールも成功.クボタも14分にPGを決める.クボタは34分にゴール前ラインアウトモールを押し込むがターンオーバーされ,35分頃に二度のゴール前ラインアウトのチャンスも押し込めない.そして,展開するもパナソニックWTB竹山にインターセプトをくらい100mほどを走り切られ38分にトライを許し前半を終了.クボタはラインアウトのミスも多くパナソニックの前にいいところがない.後半も2分にクボタはゴール前ラインアウトから左展開し左隅にトライもオブストラクションでノートライ.パナソニックは9分にPG,24分にトライを追加し突き放す.クボタも.40分にゴール前PKからFWのラッシュでゴールに飛び込むもTMOの結果ノートライ.さらにPKのリスタートからFWラッシュで飛び込みようやくトライを奪う.パナソニックが決勝に駒をすすめた.クボタもここ数年力をつけてきており,3位決定戦で力を発揮することを期待する.



2022年5月28日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビーリーグワン プレーオフトーナメント 3位決定戦
東芝ブレイブルーパス東京 VS クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(15-23)


ここ数年低迷していた東芝と力をつけてきたクボタ.共に決勝進出とはならなかったが最後は有終の美で勝利を収めたいところ.先制は東芝.6分にWTBがゴール前まで攻め込み,ポイントからハーフが持ち出し最後はWTB11が飛び込みトライ.さらに10分にもキック合戦から22m付近でこぼれ球をSHが確保し,繋いてゴール真下にトライ.TMOとなるが認められる.クボタは17分に自陣10m付近のスクラムでPKのアドバンテージ.そのまま回しライン裏へのキックをFBがキャッチしトライ.さらに26分に自陣10m付近のラインアウトをスティールし,ワイドに展開し大きくゲイン.アタックを重ね右隅にトライ.ゴールも成功し同点に.東芝も35分にPGを決めるが,クボタも37分にスクラムから左展開でWTBがそのまま一次で抜け出しトライ.一進一退の攻防が続く.前半終了のホーンが鳴ってもプレーを続ける両チーム.3位決定戦はモチベーションが難しい反面,今回のように割り切って手堅く行かず見ていて面白い展開も多い.後半はクボタが優位に進める.8分にPGを決める突き放す.東芝も9分,12分にチャンスもクボタDFの前に攻めきれない.ここから激しく攻守が入れ替わる面白い展開に.クボタはさらに26分にPGを決め加点.しかし,28分にゴール前でクボタNo18が棄権なタックルでTMOの結果シンビン.東芝な数的有利を活かしたいが得点に結び付けられず.逆に終了間際の5分は東芝はゴール前に釘づけ.クボタが最後飛び込むもノックオンとなりノーサイド.クボタは最高成績の3位を記録した.



2022年6月11日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビーチャリティーマッチ2022
EMERGING BLOSSOMS VS TONGA SAMURAI XV(31-12)


1月に発生したトンガ北部における噴火のチャリティーマッチ.EMERGING BLOSSOMS(以下,日本)は日本のNDS中心に選出し,TONGA SAMURAI XV(以下,トンガ)は在日のトンガ選手から選出された構成.この日のためにオリジナルのシピタウを用意したとか.一番練習したとの噂も….日本は7分にゴール前のPKからの速攻を仕掛け,フェーズを重ね最後はギャップを抜けトライ.トンガは個々のあたりは強いがプレーが雑.このあたりは急増チームだからしょうがないか.トンガは22分にブレイクダウンでのターンオーバーから縦を続け最後はLO5が抜け出しゴール真下にトライ.日本は26分にトンガ陣のゴールラインのラックでボールが出ているのを日本SHが見逃さず飛び込みトライ.さらに,35分にもゴール前ラインアウトモールを押し込み,HOが持ち出してトライ.後半に先制したのも日本.2分にゴール前スクラムから,トンガSHにボールを足に引っかけられるも,確保し右展開で右隅にトライと突き放す.トンガも21分にゴール前で縦を繰り返しラック.さらに縦縦でトライと思われたがTMOでインゴールノックオン.しかし,24分にゴール前ラインアウトから抜け出しようやくトライを奪う.日本も33分に22m付近ラインアウトでSHからパスを受けたNo8がそのままDFを振り切りトライ.難しい角度のゴールも成功.終了間際にはトンガがゴール前の大チャンスで観客全員から応援の拍手の渦の中だったが最終的にノックオンでノーサイド.トンガは終了後にも再度シピタウを披露してくれた.素晴らしい.トンガの少しでも早い復興を祈っています.



2022年6月18日 秩父宮ラグビー場
リポビタンD チャレンジカップ2022
日本代表 VS ウルグアイ代表(34-15)


テストマッチではあるが日本はNDS主体の構成.日本は4分,7分にゴール前ラインアウトのチャンスも活かせず.9分のPKのタッチからのラインアウトで,左に展開して最後は大外が余りトライ.日本はPKからのタッチミスが2回といただけないが,16分PGを決める.ウルグアイは反則の繰り返しでシンビン.しかし,19分に日本陣でのハイパンキャッチ.ここでTMOでとなり今度は日本FB15がシンビン.ウルグアイも34分にPGを決めようやく得点.日本は39分にも22m付近ラインアウトから展開し,No8が抜け出しゴール真下にトライ.後半も日本が先制.3分に22m付近ラインアウトから展開し縦に抜け出しフォローしたHOがゴール真下にトライ.ウルグアイは17分にゴール前ラインアウトから縦縦と攻撃しゴールに飛び込むもTMO.トライが認められようやく初トライ.日本はさらに23分,31分とトライを重ね勝負を決めた.ウルグアイも34分にキックオフから攻めて,左サイドを抜け出しキックし,インゴールで押さえるもTMOでノートライ.しかし35分の日本のドロップキックからのカウンターでウルグアイが抜け出し,繋ぎゴール真下にトライを一矢報いる.しかし,NDS中心の構成で,ティア2でも日本より格下の相手との試合で,ほぼ全域チケット代が1.2万円とは協会も強気だな….と言いながら観戦しているのだが.がらがらのスタンドをみるともう少し安いチケット代のエリアを多くし大勢に観戦してもらった方が良い気もするが….



2022年7月9日 国立競技場
リポビタンD チャレンジカップ2022
日本代表 VS フランス代表(15-20)


強豪フランスとの一戦.来年のRWCに向けフランスと対戦できるのは大きい.開始からフランスが日本陣で試合を進め,9分に左隅にトライ.ゴールも成功.日本も11分にキックカウンターからつなぎ右隅にトライもゴール失敗.日本は18分にPGを決め逆転.ここまで一進一退の攻防.日本は39分にフランス陣での攻防で左展開してリーチがゲインしてつなぎトライ.ゴールも成功しリードを広げ前半を折り返す.後半はフランスが先制.3分にPGを決める.フランスは15分に攻め込みゴール真正面でのPKを与て,速攻でアタックもノットリリースでチャンスを活かせず.しかし,20分にフランスはゴール前PKを得て今度はPGを決める2点差に詰める.日本はフランスのアタックで攻めこまれる場面が数度あるがなんとかゴールを死守.しかし,30分にフランスが日本陣スクラムからSHが持ち出し走りきりトライ.ゴールも成功して逆転.でもまだ5点差.日本は34分にPKからのゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライ…と思ったがTMOでノートライ.さらに39分にもゴール前スクラムと絶好のチャンスで,展開するもノックオン….直後のフランスボールのスクラムで,ホーンが鳴りフタッチに出されてノーサイド.強豪フランスといえど1.5軍の構成でホームでの試合.こういう試合は確実に勝ち切れる力をつけたい.



2022年9月10日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
関東大学 対抗戦A
筑波大学 VS 明治大学(22-33)


対抗戦の開幕戦.昨季6位と大学選手権出場を逃した筑波と大学選手権準優勝の明治との一戦.明治は4分に筑波のインゴールからのドロップキックを10m付近でキャッチし,カウンターで展開して繋ぎ最後はFBがトライ.筑波も6分にゴール前ラインアウトからモールを押し込み,FWのサイドでトライ.筑波は2度のPGを狙うが共にはずす.しかし,37分にゴール前ラインアウトから攻めこみトライ.明治も38分にキックから攻めこみ,最後は人数が余ったところCTB13が縦に切り込みトライし逆転.明治は47分にゴール前でPKを得てスクラムを選択.スクラムから左展開し抜け出しトライで突き放す.明治は前半ラインアウトのミスが多い.後半は11分に筑波が自陣からゴール前まで攻めこみ,猛攻を続け最後は右中間にトライ.ゴールも成功し同点に.明治も16分にハイパンをハーフウェイ付近でキャッチし,そのまま抜け出しFBに繋ぎ右隅にトライ.難しい角度のゴールも成功し突き放す.筑波は18分にPGを決め追いすがる.明治は36分に22m付近ラインアウトから展開しライン裏へ抜け出しトライで加点.明治は苦しんだが初戦を白星で飾った.



2022年9月10日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
関東大学 対抗戦A
早稲田大学 VS 青山学院大学(38-8)


対抗戦の開幕戦.昨季は7位で入替戦出場の青学と2位の早稲田.前半は青学のDFが良く早稲田を苦しめる.早稲田は16分にゴール前ラインアウトからモールを押し込みゴール前まで攻め込み,右に展開しCTB13が抜け出しトライ.青学は28分頃にタックルからターンオーバーし,SOがDGを狙うがゴールに届かず….キックで返される.この選択はもったいない.青学は31分にPGを決め,前半を接戦で折り返す.後半の先制は早稲田.3分にゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライ.その後は前半同様に青学のDFに苦しめられるが,早稲田は17分にゴール前ラインアウトモールを押し込み,展開してフェーズを重ねてトライ.青学はDFで頑張るも24分にFL7が危険なタックルでシンビン.ここから早稲田のペースに.早稲田は25分にゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライ.33分には22m付近のPKから展開し,最後は中央を抜け出しトライ.37分にもハーフウェイ付近から展開し,WTB23が数人を振り切り走り切ってトライと3連続トライ.青学も40分頃に青早稲田陣22m付近でインターセプトするも活かせず….その後も青学がゴール前でチャンスが続き,ゴール前マイボールスクラムが数度.44分にようやく右隅にトライし一矢報いる.



2022年9月11日 秩父宮ラグビー場
関東大学 リーグ戦1部
東海大学 VS 東洋大学(24-27)


リーグ戦の開幕戦.5連覇を狙う王者・東海と2部から昇格したばかりだが前評判の高い東洋との一戦.東洋は6分に10mのラインアウトでロングスロー.走りこんだWTB14がキャッチし,走り切りトライ.東海はラインアウトのミスが多数.東洋には身長2m11cmの新人留学生LOがいるので立ってるだけでプレッシャーか.東海は27分に22m付近のスクラムから展開し,FL7が縦に抜け出しゴール真下にトライ.ゴールも成功し逆転.東洋は37分に東海陣でのスクラムでコラプシングでPKを得る.東洋SHの速攻で繋ぎ抜け出しトライを再逆転.後半に入り東海は2分に22m付近中央のスクラムで東洋のアーリーエンゲージのFKから速攻で,最後はFLがトライ.再々逆転.さらに7分にもゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライと突き放す.東洋は19分にゴール前ラインアウトからラックを連取.一度ターンオーバーされるも奪い返し,抜け出しトライ.さらに,24分にもゴール前ラインアウトからモールを時間がかかるが押し込みトライとまた逆転.東海も30分に自陣10mのスクラムから展開し一次で抜きさりトライ.何度目かの逆転.一進一退の攻防を繰り返す.今度は東洋が36分にラインアウトから展開し左右に大きく展開し最後はコーナーへ走り込み右隅にトライ.またしても逆転.終了間際に東海が猛攻も東洋のDFを崩せず.最後に抜け出しそうになるもノックオンでノーサイド.東洋は開幕戦で見事な番狂わせを演じた.



2022年9月11日 秩父宮ラグビー場
関東大学 対抗戦A
帝京大学 VS 立教大学(88-0)


昨季,対抗戦も大学選手権も優勝した帝京と最下位の立教.帝京が立教を圧倒した.帝京は3分に開始からアタックを続け最後は中央を突破しトライ.12分には3回目のゴール前スクラムでスクラムトライ.16分にもキックカウンターで繋ぎ,縦に抜け出しトライ.その後も立教を圧倒し前半で5トライを追加し50-0を大きくリードして前半を折り返す.後半は4分に立教が右ゴール前ラインアウトからモールを押し込みインゴールを越えるも抑えられずノートライ.帝京は7分にハーフウェイ付近でターンオーバーし右にまわしキック.ボールを確保しさらに展開して左中間にトライ.その後も5トライを追加し88-0と立教を圧倒して開幕戦を大勝の白星で飾る.



2022年10月1日 秩父宮ラグビー場
アサヒスーパードライ JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022
JAPAN XV VS オーストラリアA代表(22-34)


日本と豪州の強化試合3連戦の初戦.練習試合の位置づけとはいえ日本はほぼフル代表のため勝ち越したいところ,日本は開始40秒でPGを決める.豪州も4分, 17分と連続でPGを決め逆転.ここまで豪州が攻め日本はが守る展開.日本はDFで健闘している.日本も10m付近のラインアウトから攻めこみPKを得てPGを決め同点.日本は27分にラインアウトから展開し,SOの裏へキックをCTBがキャッチし抜け出し大チャンスだったがゴール前でタックルされノックオン.豪州は31分にゴール前ラインアウトからモールを押し込むが日本が止めピンチを守り切る.日本は37分にPGを決めリードして前半を折り返す.後半は4分に日本が10m付近のスクラムから展開し,WTBが抜け出し左隅にトライ.しかし豪州も8分にキックオフから攻めこみ,ゴール前で左展開しトライで1点差に詰め寄る.日本は11分にSOの裏へのショートパンをキャッチしゴールに飛び込むが,TMOでノックオンとなりノートライとなったが豪州のPK.13分に日本はPGを決め突き放す.さらに日本は14分にキックオフからWTBフィフィタが左サイドを抜け出し,フェーズを重ねWTB松島が右サイドを抜け出しトライ.豪州はここから反撃.17分のキックオフから攻め続け,ゴールポスト真下に飛び込みトライ.さらに20分にも自陣10mラインアウトから展開し,SOが裏へキックし,追いついたBKが拾いそのままトライで逆転.日本も23分にPGを狙うが外す.豪州は32分にも日本陣での攻防で左展開し,外へ抜け出し左隅にトライで難しい角度のゴールも成功し突き放しノーサイド.日本はDFは良かった.特に何度もダブルタックルでアタックを止めていたし,個々のタックルもいくつか良いのがあった.しかし,アタックはライン裏へのキックを多用していたが今一繋がらない.後半にSOが入れ替わっても同じく裏へのキックを使っていたのでチームとして試していたのかも.豪州は身体能力が高く展開も早いのだがパスミス等が多かった.攻め込んではミスが多かった感じ.後半途中までは日本も互角い渡り合っていたが20分に逆転されてからは豪州のペース.また後半の終盤にはスクラムをめくりあげられたのは残念.最後の20分と身体能力の差はあいかわらず日本の課題か.



2022年10月2日 小田原市城山陸上競技場
関東大学 リーグ戦1部
法政大学 VS 東海大学(15-71)


今季好調の法政と開幕戦で2部から昇格したばかりの東洋に不覚をとった東海.接戦が期待されたが東海の大勝となった.東海は2分にキックオフから攻め続け左ゴール前ポイントから飛び込みトライ.法政も13分に22m付近のライン攻撃でエキストラが抜け出しポイント.右に展開しWTBがゲインし内返しで右隅に飛び込みトライ.18分頃に東海は2度目のコラプシング.ノックオン等含めミス多い.法政は19分にPGを狙うが外す.東海は25分にスクラムから展開し縦を繰り返し,左展開しWTBが左隅にトライ.さらに32分にも東海は自陣からのキックカウンターで繋ぎトライ.法政も36分にPGを決め追いすがる.しかし東海は38分にハーフ付近のラインアウトからアタックでブラインドを抜け出し繋いて左隅にトライし大きくリードして前半を折り返す.後半も先制は東海.3分に自陣スクラムからゴール前まで持っていき,アドバンテージがある状況でSOが22m付近からDGを決める.さらに5分にキックオフから攻め続け、最後はゴール前中央ポイントから右展開しFL6が飛び込みトライ.東海はその後も15分,19分にトライを重ねる.法政も23分にハーフ付近のポイントから展開して、左サイドを抜け出し繋いて左隅にトライ.しかし反撃もここまで.東海はさらに26分,30分,35分にトライを追加し大勝で勝利を収める.



2022年10月16日 小田原市城山陸上競技場
関東大学 対抗戦A
慶應義塾大学 VS 筑波大学(16-12)


上位陣との対戦が続き黒星が続く筑波と全勝の慶應との一戦.例年通り接戦となった.筑波は3分にPGのチャンスも先制できないが,慶應が11分にPGを決め先制.筑波は17分にゴール前ラインアウトモールから持ち出しトライで逆転.慶應は26分頃に慶應は左ゴール前ラインアウトの大チャンスを活かせず.さらに29分にもゴール前ラインアウトだがモールでノックオンとなり得点ならず.しかし,慶應は42分にPGを決め1点差に詰める.前半は共にラインアウトが良くない.特に慶應.スクラムは慶應が優位だが筑波No8がうまく処理している.後半は10分に筑波が22m付近左スクラムから攻め,アドバンテージがある状況でSOからのキックパスを右WTBがキャッチしトライ.慶應は12分にキックオフから攻め続け最後は左サイドをLO5が抜け出し,オフロードが通り左隅にトライ.難しい角度のゴールも決め逆転.30分頃に筑波ゴール前でのハイパンでレイトチャージで慶應No8がイエロー.しかし,38分に慶應はPGを決める加点.そのままノーサイド.筑波は前半を優位に進めたが後半は失速.ミスが多くノックオンやPKからノータッチが数度あったのが残念.慶應は前半にミスが目立ったが,後半に盛り返し全勝を守った.



2022年10月29日 国立競技場
リポビタンD チャレンジカップ2022
日本代表 VS ニュージーランド代表(31-38)




2022年11月6日 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場Aグラウンド
関東大学 対抗戦A
明治大学 VS 慶應義塾大学(52-3)


対抗戦の上位4校の対戦.伝統の明慶戦.明治は7分にスクラムでFKを得て速攻で攻め続け最後はポイントから右展開でHOが飛び込みトライ.慶應も19分にPGを決める.明治は23分に10mから展開しループで抜け出し外にフォローしたFLが慶應DFを振り切りトライ.明治はさらに34分, 38分にもトライを重ね大きくリードして前半を折り返す.後半も明治が優勢.2分に慶應のライン裏へのショートパンをキャッチしカウンター.左展開しWTBが内へキックしフォローした選手がDFを振り切りトライ.慶應も6分頃二度に右ゴール前ラインアウトのチャンスも活かせず….明治はさらに21分,25分,44分とトライを重ね伝統の一戦を大勝で全勝を守る.



2022年11月6日 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場Aグラウンド
関東大学 対抗戦A
帝京大学 VS 早稲田大学(49-17)


対抗戦の上位4校の対戦.優勝を占う早帝戦.帝京は3分にキックオフから攻め続け,最後はゴール前で抜け出しゴール真下にトライ.早稲田も13分頃に帝京ゴール前で怒涛の攻撃も取りきれず.帝京強し.帝京は24分に22m付近のラインアウトのピールから縦攻撃を続けトライ.早稲田も34分に帝京のタッチキックをチャージ.インゴールにこぼれたボールを帝京が抑えたに思ったが早稲田が一歩早く押さえてトライ.帝京も43分ゴール前ラインアウトから右に展開して最後はCTB13が右サイドを抜け出しトライし前半を折り返す.帝京はアタックもDFもゴール前に迫ると圧がすごい.点差以上に早稲田を圧倒している.後半も先制は帝京.1分にゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライ.早稲田も20分にゴール前スクラムからNo8のサイドアタックで,最後はCTBが拾い飛び込みトライ.直前には左ゴール前ラインアウトもーをタッチに出される 帝京は29分,37分にもトライを重ね勝負を決める.早稲田も41分に自陣10mラインアウトから展開し最後は左サイドを抜け出しトライ.さらに早稲田は自陣から攻めるも,帝京がインターセプトからトライでノーサイド.帝京の強さを示した一戦だった.



2022年11月19日 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
ムロオ 関西大学ラグビーAリーグ
関西学院大学 VS 関西大学(26-30)


大学選手権へ王手をかけたい3勝2敗の関学と初勝利が欲しい全敗の関大の一戦.開始から関学が関大ゴール前で攻め続ける.関大が反則を何度も繰り返すも関学は取りきれない.12分に関大CTB12が反則の繰り返しでシンビンとなるが,13分に関大がスクラムをめくり上げ関学ボールを奪取しピンチを逃れる.17分に関大は22m付近ラインアウトからモールを押し込みゴール前まで攻め,右に展開し中央でPKを得てPGを決め先制する.数的有利を活かしたい関学は18分にキックオフで関大が落としボールを拾いそのまま左隅にトライ.難しい角度のゴールも成功し逆転.ロスタイム中の45分に関大は10m付近のラインアウトからハイパンで,ゴールポスト目の前に落ちたボールをワンバウンドでキャッチしそのままトライ.ゴールも成功し再逆転し前半を折り返す.後半も先制は関大.7分に22m付近からのキックパスをキャッチしゴール前でポイントになり,サイドを飛び込みトライ.さらに10分に関大は自陣からパスをまわしキック&チェイスでキャッチしそのまトライ.26分にも関大はPGも決め突き放す.関学は31分に22m付近ラインアウトから,アドバンテージがあるなか左展開しWTBが左隅にトライ.さらに35分にも22m付近ラインアウトからモールを押し込み右中間にトライ.ゴールも成功し追い上げる.39分に関学は50-22でゴール前でマイボールラインアウトのチャンス.関大のPKで左中間ゴール前スクラムを得る.ロスタイム5分とのアナウンス.42分に関学はスクラムからサイドを繰り返し,最後はゴールポスト右寄りにトライ.ゴールも成功しロスタイムでの劇的な逆転.ロスタイムが長く関大も何とか逆転をしたいがリスタートのキックオフからキック合戦になるが自陣でノックオン.しかし,スクラムでPKを得て,タッチでハーフウェイ付近でのラインアウト.関大は関学DFに下げられながらもボールキープし続ける.その後ノックオンかと思われたが関学の反則.関大はタッチからゴール前ラインアウトでモールを押し込む.このとき,関学のコラプシング(?)でアドバンテージを得て攻撃を続ける.そしてサイドを抜け出し左中間にトライ!劇的な逆転劇.関大が今季うれしい初勝利.関学はまだまだ大学選手権出場のチャンスはある.関大はパスミスやキックキャッチのミスが多かったし,全体的に関学の方が上に感じたが後半の勢いは完全に関大とても面白い試合を観戦できた.



2022年11月19日 神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
ムロオ 関西大学ラグビーAリーグ
立命館大学 VS 摂南大学(38-42)


前節で関学に負け大学選手権出場にもう負けられない立命と前節にやっと初勝利で勢いに乗りたい摂南の一戦.摂南は5分にゴール前ラインアウトモールから留学生LOが抜け出して右中間にトライ.ゴールも成功.さらに9分にもゴール前ラインアウトからショートで縦に出てFWのラッシュでトライ&ゴール.12分頃から立命館が敵陣で攻めるも,前に出れないし下げられる場面も.特にブレイクダウンで摂南の留学生に圧倒される.しかし22分に立命館はゴール前ラインアウトモールを押し込みようやくトライ.ゴールも成功.さらに32分に立命館は22m付近でキックチャージして,キャッチしそのままトライ.ゴールは失敗するが2点差まで詰める.立命はロスタイムの41分にもゴール前ラインアウトモールからサイドでラックを繰り返し,中央付近から左に展開しCTBが抜け出しトライ.ゴールも成功し逆転して前半を折り返す.前半の摂南は開始からパワフルなプレーで立命館を圧倒したが,徐々にミスが目立ってきていた.後半は2分に摂南はラインアウトから前にでてラック.サイドを留学生LOが突き数人を引きずりながらパワフルなトライ.ゴールも成功し再逆転.立命も5分にゴール前ラインアウトから展開し,最後はNo8が左隅にトライ.ゴールは失敗も再々逆転.さらに,11分にもゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライ&ゴールと突き放す.摂南はゴール前PKでスクラムを選択.ボールコントロールが雑で後ろにこぼすが立命館のPK .留学生LOが速攻で飛び込み18分にトライ&ゴール.さらに,24分にもスクラムから展開し,フェーズを重ねて最後はWTBカストンがギャップを見つけ抜いてトライ.ゴールも成功しさらに逆転.立命も負けじと30分に右ゴール前スクラムから展開し,二度目の縦攻撃でゴール真下に飛び込みトライ&ゴールと何度目かの逆転.摂南も36分にゴール前スクラムを押し込みSHがボールを持ち出し中央ゴール前でラック.最後はまたしても留学生LOがサイドをパワフルに突破しトライ&ゴールでまたしても逆転.立命は38分頃に摂南陣深くのラインアウトのチャンスもモールを押し切りれず.その後,猛攻も最後は摂南にタッチに出されノーサイド.摂南はスクラムで圧倒するが全体的に雑も最後はパワフルさが戻ってきた.ラインアウトはミスが多かった.一方の立命は接戦を落としたのは痛かった.次戦は最終戦.共に悔いの残らない試合を期待したい.



2022年11月20日 たけびしスタジアム京都(京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
ムロオ 関西大学ラグビーAリーグ
同志社大学 VS 近畿大学(0-34)


ここまで共に2勝3敗と大学選手出場に望みをつなぐためにも負けられない一戦.前半は10分過ぎまでは膠着状態.どちらもいまいち.近大は13分にハーフウェイ付近のスクラムから展開し,最後はWTB14が右隅にトライ.同志社も17分にSOがギャップを抜け出し独走になるが繋げずつかまりPKを取られチャンスを活かせなかった.近大は18分に自陣での同志社のアタックの際のこぼれ球をFB15が拾い,WTB14に繋ぎトライ&ゴール.同志社は16分に近大陣深くでのマイボールラインアウトのチャンスも,スティールされ得点に繋げられない.近大は19分にPGを決め突き放す.前半はこのまま折り返す.前半はお互いにノットリリースが多い.近大は徐々に動きが良くなって来たが,同志社は攻めてもターンオーバーされる場面が多かった.後半に入っても同志社はいまいち.攻めても全然ゲイン出来ない.近大は10分にターンオーバーからゴール前に抜け出すもゴール直前でタックルをくらいノックオン.同志社は13分にPKからのキックがノータッチのミスで,15分に近大陣深くでのラインアウトもピールから縦に入るも強烈なタックルを受けチャンスを活かせず.ここまで同志社は近大陣で試合を進めるも得点に繋がらず,アタックも全く前に出れない….近大は24分にハーフウェイ付近右のスクラムをめくり上げ,左へ展開しアタックで前にでてから,右展開.最後は右タッチライン際を走り抜け右隅にトライ.さらに,近大は27分に自陣10mスクラムから展開し右サイドに一気にゲインして,同志社のボール処理の不備をつき,拾ってゴール真下に飛び込む.ゴールも成功.33分にもゴール前ラインアウトで絡まれながらも確保しBK展開し,中央で抜け出しゴール真下に飛び込みトライ.ゴールも成功.終了間際に同志社の猛攻.一度SOが抜け出しゴールに飛び込むもグラウンディングできない.猛攻は続くも最後は近大にターンオーバーされ一気に同志社陣ゴール前まで攻め込まれる.懸命のタックルで止めるも,近大がフォローをしボールを繋げるも最後はノックオンでノーサイド.同志社はフィジカルも個々で前に出れず,ノックオン,ノットリリース等ののミスや反則が多く,まったく良いところが無かった.近大も相対的に良かったように見えたがかったがミスは目立っていた.今期低迷した理由かよくわかる試合だった.



2022年11月20日 たけびしスタジアム京都(京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
ムロオ 関西大学ラグビーAリーグ
京都産業大学 VS 天理大学(29-22)


共に全勝で事実上の優勝決定戦.天理がスクラムでPKを得てタッチでゴール前ラインアウト.モールを押し切れないがBKに展開しブレイクダウンでPKを得て3分にPGを決め先制.その後は攻守は目まぐるしく入れ替わる展開.天理は8分にゴールから30mくらいの中央の良い位置でPKを得るが狙わずタッチ.ゴール前ラインアウトモールを押し込み最後はサイドをつき飛び込み9分にトライ.ゴールも成功.京産も24分に22m付近のラインアウトからモールも押し切れず.展開し最後は留学生WTBが抜け出しトライ.ゴールも成功.前半このまま終了.お互いにラインアウトがいまいち.京産はいまいち波に乗れない.天理はちょこちょこミスが目立つ.後半は京産が開始40秒にキックオフの天理ノックオンでボールを確保し,右に展開し攻め最後はゴールポスト右に飛び込みトライ&ゴールと逆転.天理もPKからタッチで,ゴール前ラインアウト.モールを押し込みFWの縦を繰り返す.右に展開し最後はWTBが抜け出し5分に右隅にトライ.一旦審判団で相談も認められる.ゴールは失敗も再逆転.京産もすかさず10分にPGを決め再々逆転.天理は13分にゴール前ラインアウトからモールにBKも入るが押しきれない.京産のモールDFが良い.攻守の入れ替わりが激しく,ちょっとしたミスをお互いが見逃さない.天理はノックオンが多い.京産は16分に天理スクラムをきれいに押し込みPKを得る.すごい.京産に勢いが出てきた感じ.京産はハーフウェイ付近のラインアウトから右へ展開し,ポイントからNo20がサイドをつき力強く数人を引きずりながら前に出る.その後展開しゴール前までいき,17分に留学生LOが縦に抜け出し飛び込みトライ&ゴールと突き放す.さら京産は24分にも10m付近のラインアウトから縦を繰り返し前にでて,SOのグラバーキックをBKがゴール前でキャッチし右隅にトライ.ゴールは失敗するもさらに突き放す.京産は留学生のパワフルさが断然すごい.28分頃からのスクラムも京産が圧倒する.残り5分頃から天理も猛攻.PKを得てはFWの突進を繰り返す.たまらず京産は39分に反則の繰り返しでFL6がシンビン.天理は40分にようやくFWのラッシュでトライ.ゴール成功で7点差に詰める.ロスタイムにはいり,リスタートのキックオフから天理は懸命に攻めるもPKをとられる. 京産はPGを狙うも外し,天理はプレーを続けるも,最後は京産にターンオーバーされタッチに出されてノーサイド.後半は京産が圧倒した.天理は全体的にミスが多かったのが残念.両校ともに大学選手権の出場は決定したので次戦の最終戦を良い形で終え,打倒関東に向け頑張って欲しい.



2022年12月4日 国立競技場
関東大学 対抗戦A
早稲田大学 VS 明治大学(21-35)


共に帝京に敗れたが勝てば2位となり選手権はシードで準々決勝から.それ以上に伝統の一戦には共に負けられない.明治は1分に22m付近のラインアウトから展開し,縦に出て右展開しCTB13が抜け出しトライ.さらに8分に早稲田陣のアタックで左右に大きく展開し最後はWTBが抜け出し右隅にトライ.早稲田もアタックはするも,明治のDFを崩せずゲインができず結果苦肉のキック.14分,19分にも明治陣でのラインアウトでノットストレート.22分にPKもキックミスといいところがない.明治は24分に22m付近のラインアウトから展開しCTBがラインの裏へ抜け出し,フォローした選手へパス.抜け出し左隅にトライと大きく引き離す.早稲田は27分に22m付近のラインアウトから展開し左WTBがそのまま振り切り左隅にトライをようやく反撃.早稲田は43分にゴール前PKを得てスクラムを選択.すぐに展開しSOからライン裏へのグラバーキックを抑えトライを追加して前半を折り返す.後半は明治が先制.2分に明治陣での早稲田SOからのロングパスをCTB13がインターセプトし,60mほどを走り切りトライし突き放す.早稲田も23分に10m付近のスクラムから左展開し右に折り返しWTBがタッチライン際を走り切り右隅にトライ.明治は33分にゴール前ラインアウトから攻め最後は走り込んだ選手がゴール真下に飛び込みトライと勝負を決める.早稲田も43分にPKからすぐにハイパンも明治に確保される.冷静にタッチからラインアウトで攻めた方が良かったような気が.早稲田は3位で選手権は来週の3回戦から.勝てば準々決勝で明治と再戦.明治は3週間空きで準々決勝に望む.



2022年12月11日 秩父宮ラグビー場
第59回 全国大学選手権大会 3回戦
早稲田大学 VS 東洋大学(34-19)


今季,旋風を巻き起こした東洋と前週の早明戦に破れここから巻き返しを図りたい早稲田の注目の一戦.東洋の大型FWに対し早稲田が守る.7分に東洋の右ゴール前ラインアウトのチャンスを早稲田がスティールしピンチを逃れる.その後も東洋FWが縦の連続で攻めるも早稲田のタックルが良い.9分頃にも東洋は左ゴール前ラインアウトのチャンスも早稲田がモールを作らせず,その後に縦攻撃を見事にDFで守る.14分に早稲田はハーフウェイ付近の東洋スクラムから展開でSOからの打ち返しを,早稲田SHがインターセプトしそのまま走り切りゴール真下にトライ.ゴールも成功.早稲田は21分にも東洋の右ゴール前ラインアウトをスティールし,DFから一気にゴール前まで押し込む.東洋も28分に右ハーフ付近の早稲田のラインアウトをスティールし,展開し抜け出し左中間にトライ.ゴールも成功し同点に.東洋は38分にも右ゴール前ラインアウトからやっとモールをきれいに作り押し込みトライ.早稲田はタックルが良く体格で上回る東洋をきっちり抑えていたが,前半終盤は東洋が徐々に前に出れるようになった.東洋はラインアウトで苦労していたが,読まれていても2m11cmの大型新人で取れると思うので素直に2直で良いと思うのだが.特にゴール前は.後半は開始2分に東洋がゴール前ラインアウトのモールを押し込みトライと突き放す.難しい角度だがゴールも成功.早稲田もすぐさま5分に左10m付近のスクラムで8-9からCTB12が抜け出しゴール真下にトライし,7分にも22mからPGを決める2点差に詰める.勢いにのる早稲田は25分に10mスクラムから展開しWTBを余し走り切り右隅にトライ.難しい角度だがゴールも決め逆転.早稲田はさに32分にトライ,41分にもPGを決め勝負を決めた.



2022年12月11日 秩父宮ラグビー場
第59回 全国大学選手権大会 3回戦
流通経済大学 VS 慶應義塾大学(5-45)


昨季リーグ5位の低迷から復活した流経,早明帝と3連敗で巻き返しを図りたい慶應の一戦.開始から慶應が圧倒する.1分に慶應はハーフ付近のラインアウトから展開しWTBが抜け出しグラバーキック.抑えて先制トライ.7分にも慶應はゴール前で流経のキックをチャージし,拾いゴール真下へトライ.流経も10分に左ゴール前ラインアウトからピールでゴール前まで迫るもノックオン.流経はプレーが雑で細かいミスやラインアウトのミスが多い.慶應はさらに23分にPG,32分にトライと大きく引き離し前半を折り返す.後半も先制は慶應.4分に左ゴール前ラインアウトでモールからサイドでゴール前まで.その後,縦を続け最後はゴール真下に飛び込みトライ.流経も7分に慶應のキックをチャージし,ボールを確保しアタック.最後は右ライン際を抜け出し右隅にトライ.ここから勢いに乗りたいが….慶應は12分にゴール前ラインアウトモールを押し切りトライ.流経も17分頃に2度のゴール前ラインアウトのチャンスも活かせず.流経は攻めてもターンオーバー,ノックオン等のミスが多い.慶應は36分にも左ゴール前ラインアウトからモールを押し込みダメ出しのトライ.慶應は大勝で準々決勝に駒を進めた.



2022年12月25日 秩父宮ラグビー場
第59回 全国大学選手権大会 準々決勝
早稲田大学 VS 明治大学(27-21)


昨年と同様に準々決勝での早明の再戦.最初はキック合戦で早稲田が明治陣で試合を進める.前半10分に早稲田が先制トライ.明治は数度PKを得るなどスクラムで優位に立つ.明治は右22mのラインアウトから左展開.ゴール前で縦攻撃を繰り返し,最後はCTB13が中央を抜け出し19分にトライし同点に.早稲田は27分,29分とPGを決め突き放す.明治も34分に自陣10mでインターセプし一気にトライ…と思ったが直前のプレーがハイタックルでPKをとられる.しかし明治は38分にゴール前ラインアウトからモール.HOが抜け出しトライ.逆転し前半を折り返す.後半は早稲田が16分に22m付のスクラムから8単で抜け出し繋いでトライ.再逆転.さらに18分にキックオフから自陣10m付近で明治のパスを早稲田SHがインターセプト.80mほどを走り切りトライと突き放す.しかし明治も27分にゴール前で攻め続けスクラムで数度コラプシングを得る.最後は認定トライと6点差まで追いすがる.明治は38分にPKからタッチで22m付近でのラインアウト.積極的に回し攻め続けるが最後はブレイクダウンで早稲田にターンオーバーされタッチに出されてノーサイド.早稲田が対抗戦での借りを返し準決勝へ駒を進める.



2022年12月25日 秩父宮ラグビー場
第59回 全国大学選手権大会 準々決勝
帝京大学 VS 同志社大学(50-0)


入替戦の可能性もあった同志社だが最終戦で奇跡的に3位に滑り込み,昨年に続き準決勝で帝京との再戦.帝京は開始からミスが多く,いまいちプレーが空回りしている感じ.しかし,9分に22m付近の同志社ラインアウトで後ろに流れたボールをキャッチし,アタックを続け最後はFL6が縦に抜け出しトライ.さらに22分にも22m付近のスクラムを押し込みBKへ展開し,No8への打ち返しでトライ.同志社は25分にPGのチャンスも外す.ここから同志社の猛攻も得点に繋げられない.帝京は39分に同志社陣22m内のスクラムで押し込み,展開して右隅にトライ.前半は帝京にミスや反則が多すぎる.レフリーにうまく合わせられずにちょくちょく話しかけ確認をしていた.一方の同志社は得点が取れる感じがしない.後半も帝京が圧倒.2分にハーフ付近のラインアウトから左に展開し,右に戻してFL6が抜け出し外にフォローしたHOへパスしトライ.9分にも帝京は右ゴール前ラインアウトからモールを押し込み,HOが抜け出しトライ.同志社も15分にゴール前PKから壁をつくる懐かしい(?)サインプレーでゴール目の前に迫るも取りきれず.さらに17分にも同志社はラインアウトから攻め続けるがこれも取り切れず.帝京は22分に同志社ゴール前スクラムを押し込みターンオーバー.BKへ展開しSOがそのまま抜け出しトライ.その後に同志社もチャンスはあるも取り切れず.帝京はさらに32分,39分とトライを追加し完封で大勝.点差以上に力の差を感じた.



2023年1月8日 国立競技場
第59回 全国大学選手権大会 決勝
帝京大学 VS 早稲田大学(73-20)


帝京が決勝史上最多得点を奪い圧勝で連覇をかざった.開始早々に帝京が一気に攻め込みノーホイッスルトライ.前評判通りこのまま圧勝かと思ったが,早稲田は11分,17分とトライを連取し逆転.互角に渡り合う.しかし,22分に帝京にトライを奪われると帝京ペースに.帝京はさらに2トライを加え前半を折り返す.後半は早稲田が3分にPGを決め食らいつくかに思われたがここから一気に帝京ペース.24分までに4トライを追加し52得点.決勝最多得点の55点まであと3点に.30分にトライを奪い記録を塗り替えると,35分にはさらにトライを追加して60点代に.早稲田も39分に帝京パスミスをWTBがキャッチして自陣ゴール前から一気に走りきりトライ.しかし帝京はロスタイムにもさらにトライを奪い得点を70点代のせノーサイド.早稲田は攻め手がないからしょうがないがハイパンを蹴ってカウンターが多かったので,キックの選択をもっと考えたが良かったような気がする.ただ,早稲田は途中からは何をしても帝京のフィジカルに圧倒されていた.攻めていてもDFで下げられターンオーバーされトライを奪われる.とにかく帝京が強かった.帝京には来シーズンも有望な高校生が多く入学するようだし,また連覇の記録を大きく伸ばして行きそうな雰囲気だ.



2023年1月22日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1 第5節 カンファレンスA
東芝ブレイブルーパス東京 VS トヨタヴェルブリッツ(63-25)


東芝が大量得点で今季不調のトヨタに大勝した.先制したのはトヨタ.PKからSHが速攻をしかけ,右に展開し右WTBがサイドを走り去り4分にトライ.東芝も8分にPGを決め,11分にはトライを奪い逆転.18分にはPGで加点.トヨタはトライ後から反則が多く波に乗れない.20分にトヨタもPGを決め,追いすがるも24分,28分と東芝に連続トライを奪われ引き離される.しかし,トヨタも29分に右WTBが右サイドで自身で蹴った裏へのショートパントをキャッチして走り切ってトライ.終了間際にもトヨタはPGを決めるが,直後に東芝にトライを奪われ引き離されて前半を終了.後半は東芝の独断上.12分にトライを皮切りに後半だけで計4トライを奪い勝負を決める.トヨタもロスタイムの右WTBがインターセプトからゴールまで張り切り一矢報いる.反則数は同じくらいなのだが要所要所でPKをとられていた感じ.特にトヨタは後半16分に反則の繰り返しでシンビンをとられたのが痛かった.ここから一気に2トライを奪われた.DFでは素晴らしいタックルも随所にあったがアタックが今一.一方の東芝は接点でかならず一歩前にでていたし,きれいなラインブレイクも多々あった.東芝もここまで2勝2敗と波に乗り切れなかったが3勝目をあげ勝ち星が先行.こここから波に乗りたいところ.トヨタは不振が続き,本試合もまさかの60失点を喫して出口が見えない.次節から交流戦.まずはどんな形でも勝ち星を上げ浮上のきっかけをつかみたい.名門トヨタの不振は残念.ぜひ頑張ってもらいたい.



2023年1月29日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1 第6節 交流戦
東京サントリーサンゴリアス VS 三菱重工相模原ダイナボアーズ(51-13)


今季好調の三菱にサントリーが力の差を見せつけた.前半開始から三菱がゴール前で攻め続けるも得点にはいたらず.サントリーは13分に自陣の22m付近のラインアウトから展開し一気に敵陣深くまで.数フェーズを重ね最後は左サイド大外にいたNo8が抜け出しトライと思われたがTMOの結果,少し前のプレーでスローフォワード.しかし,その間に三菱のPKがあり,サントリーが15分にPGを決め先制.三菱も直後のキックオフから敵陣に入り16分にPGを決め同点に.サントリーは22分に右ゴール前ラインアウトモールからラック.右展開でWTB11がブラインドからライン参加でそのまま抜け出しトライもオブストラクションまたしてもとトライならず.その後,お互いにゴール前でのチャンスがあるも活かせず.33分にサントリーは自陣ゴール前スクラムから展開し抜け出し,WTB11へキックパス.キャッチしそのまま走り切りようやくトライ.三菱も36分にPGを決め点差を詰めるも,サントリーは40分に三菱キックのタッチからすぐに投入し数人で繋いてトライ.前半終了.三菱は前半の開始5分のチャンスを活かしたかった.その後も数度チャンスがあったものの得点に至らず.後半は開始27秒にサントリーが三菱陣での相手ハイパントのカウンターから抜け出しトライ.さらに6分にPG,8分にトライを追加しさらに突き放す.三菱は18分にゴール前PKからFWが縦にでて,攻め続けゴール真下にトライ.しかし,21分に三菱L05がTMOで危険なタックルでシンビンに.サントリーはその後3トライを加え好調の三菱を大差で下した.三菱は後半もサントリー陣でゲームを進める時間み結構あったがなかなか得点にむずびつけられなかった.本日は大敗してしまったがD2からの昇格初年度での今季の活躍はリーグ全体にも良い刺激になる.次節以降も頑張ってもらいたい.



2023年2月11日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場
NTTジャパンラグビー リーグワン ディビジョン2 第5節
浦安D-Rocks VS 釜石シーウェイブスRFC(64-26)


全勝の浦安が大勝で勝ち星を重ねた.浦安は開始1分にゴール前ラインアウトからモールを押し込み,サイドを繰り返しトライで先制.釜石も4分に浦安陣でのスクラムからSOが裏へキックし,インゴールで浦安が押さえられなかったところ釜石が押さえてトライもTMO.結果,先に浦安が押さえたとの判定でノートライ.浦安は7分に自陣のラインアウトからモールでハーフウェイ付近まで前進し右展開でWTBが抜け出しトライ.さらに12分にもトライを追加.釜石も16分にゴール前ラインアウトで1番へのスロー&内返しで抜け出しトライ…とも思われたがノットストレートでノートライ.浦安は18分にNo8の危険なタックルでシンビン.釜石は数的有利を活かしたいが,ゴール前にのチャンスも釜石は1人少ない浦安FWに押し戻される.しかも20分に浦安陣ゴール前でターンオーバーされ一気に右サイドを抜け出され繋がれ浦安にトライを奪われる.さらに浦安はラインアウトから展開で一次で抜け出しトライかと思われたが,釜石も懸命のカバーDFでゴールラインギリギリで止めトライを死守.釜石のピンチは続き,24分に釜石陣での浦安アタックでは一次で抜け出しトライ…と思われたがTMOでスローフォワードの判定でノートライ.浦安は攻めてはいるがラインアウトで2連続でミスで,スクラムでもFKを取られる.釜石も数的有利を全く活かせない.さらに浦安は34分にFKでのFWからリスタートで釜石陣深くまでアタックを続けトライ.ゴールキックの際に途中で止め,何故かTMO.一連のプレーでノックオンの判定となりノートライ.このTMOはトライの直後に行うべきでは?タイミングが遅い.浦安はさらに36分,39分にもトライを追加し前半で勝負を決め折り返す.釜石はFWの接点で力負けし,BKもDFが一次でスコスコ抜かれ力の差を感じる.浦安も前半終盤はミスが多く自滅している感じ.後半の先制は釜石.1分にキックオフから攻めPKを得る.PKから直ぐに攻め,右サイドを抜け出しトライ.難しい角度のゴールも成功し,ここから反撃したいところだが3分,12分,18分と浦安に3連続トライを奪われる.後半に入り釜石は自陣から出れず,浦安のDFのプレッシャーにマイボールをキープするのもままならない.しかし,釜石は25分に浦安陣でのアタックでNo19河野が抜け出しトライ.浦安も32分にゴール前ラインアウトから展開しゴール前まで迫り攻め続けトライ.釜石も39分にハーフウェイ付近ラインアウトから展開し抜け出し,最後は左サイドを抜け出しトライもTMO.確認は浦安の危険なプレーに対してとのことCTB12のシンビン.トライは認められる.浦安はホーン後もプレーを続けるがパスミス.釜石がDFでPKを得る.その後釜石アタック,浦安が確保もゲームを切らず,ゲームを続けターンオーバーされるというグダグダな展開が数度続き,最後に釜石がトライを決め難しい角度のキックも決め一矢報いてノーサイド.実力の差がありすぎた.最後は浦安も攻めるならもっと集中してトライを狙うべきだし,そこまでの意識がないならタッチを切るべき.また,本試合はTMOが多すぎた.レフリーもちゃんと確認したいとの意図もわかるがもう少し自信をもってレフリングを行い,試合の流れも重視するべき.リーグワンになり「興行」として成り立たせたいのであれば試合がぶつ切りにせずに見ている方にもストレスにならずスムーズな試合進行は重要.D1の第5節で海外のトップレフリーを招待した試合ではTMOが0の見事なレフリングだったので,今後交流を続けるなどレフリーの技術向上にも期待したい.



2023年2月26日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1 第9節 交流戦
三菱重工相模原ダイナボアーズ VS NECグリーンロケッツ東葛(26-33)


NECが終了間際にトライ決め開幕戦依頼の勝利を劇的に決め入替戦回避に一歩前進した.三菱は4分にゴール前ラインアウトモールから展開してトライしゴールも成功.ここからしばらく膠着状態だが,お互いに攻めてはターンオバーされるという展開が多く攻めきれない.DFではお互いにナイスタックルもしばしば.NECも24分に22m付近のスクラムからパスを受けたCTB12がそのまま抜け出してトライ.ゴールも成功し同点.三菱は28分に22m付近のラインアウトからモールを押し込みBKへ展開し,アタックを重ね最後はSOが外抜け出しトライ.ゴールも成功.NECは33分に22m付近のラインアウトから展開し右サイドへ,そして左に展開し縦に抜け出し繋いで最後はSOが飛び込みトライ.ゴールも成功し同点.前半は同点で折り返す.後半は開始からNECが三菱陣で攻め続ける.8分にNECがゴール前ラインアウトをスティールされるも,直後のブレイクダウンでターンオーバーし左展開しWTBが抜け出しトライ.難しい角度のゴールも決める.三菱も16分にゴール前ラインアウトモールを一気に押し込みトライ.やや難しい角度のゴールも決め同点.さらに,三菱は23分にも2度目の右ゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライでリード.しかし,26分に三菱FBが危険なタックルでシンビン.NECは数的有利を活かしたいが26分頃のゴール前ラインアウトのチャンスを活かせず.NECは本試合ラインアウトが安定していない.さらに,30分頃にも自陣10m付近の三菱ラインアウトで後ろに抜けたボールをNECのBKがキャッチし一気に抜け出し,フェーズを重ね,最後は左サイドを抜け出しトライ…かと思われたがスローフォワードでノートライ.しかし,33分にNECはゴール前ラインアウトモールを押し込みトライ.やや難しい角度のゴールは失敗し26-26の同点.さらにNECは39分に三菱陣でBK攻撃でFBレメキのライン裏へのキックをWTBがキャッチ走り抜けトライ.コンバージョンキックの途中でフォーンが鳴る.難しい角度のゴールを決めノーサイド.NECは開幕戦以来のうれしい2勝目.ここから勝ち星を増やし入替戦を開始したいところ.一方の三菱はD2から昇格初年度ながら開幕から好調だったが,ここきて4連敗と元気がない.なんとか連敗脱出のきっかけをつかみたい.



2023年3月11日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1 第11節 交流戦
東京サントリーサンゴリアス VS 埼玉パナソニックワイルドナイツ(29-41)


唯一の全勝のパナソニックと2敗のサントリーとの上位対決.開始からサントリーのアタックが続くがパナソニックのDFも良い.しかし,3分にサントリーは22m付近でWTBが抜け出し,裏へのショートパントをFB松島がキャッチしトライで先制.その後もサントリーの攻めが続く.パナソニックはラインアウトで2回のミスやPKからノータッチとミスが続き,14分頃にゴール前ラインアウトのチャンスも活かせない.その後は一進一退の攻防が続くも,17分頃にサントリーは右サイドを抜け出しWTBがキック.バウンドしたボールをインゴールで押さえようと飛び込むもキャッチできず.その際にパナソニックWTBの後ろからのタックルがTMOでノーボールタックの判定となり認定トライ.しかもWTB11はシンビン.リスタートのキックオフからはパナソニックがサントリー陣で試合を進めるが,今度はサントリーが反則の繰り返しでNo8がシンビン.パナソニックが攻め続けるがこのチャンスを活かせず.その後,お互いにPGを1本ずつ決め前半を終了.後半は4分にパナソニックWTBが左サイドを抜け出しフォローしたFL7がパスを受けてトライ.サイドライン側の難しい角度のゴールも成功.サントリーも7分にキックオフから攻め続け,No8が大きくゲインしフォローしたWTBが右隅にトライ.こちらも難しい角度のゴールをきめ突き放す.12分にパナソニックはゴール前ラインアウトモールを押し込みトライ.さらに14分に自陣でCTBライリーがインターセプトし50mを走り切りトライ.19分にはBKのアタックでFB山沢がショートパンをインゴールに蹴り自ら押さえてトライ.25分にもゴール前の怒涛の攻めで外に数人余ったがWTB長田が縦を突きタックラーと共にゴールへ飛び込みトライ.15分も経たないうちに一気に4トライを奪い勝負を決める.後半はパナソニックの動きが凄く良くなり,一方のサントリーはミスが多く良いところが無い.パナソニックは31分にもPGを決め,サントリーの勝利へのわずかな望みも絶つ.サントリーも33分に意地のトライかと思われたが,TMOで直前のパスがスローフォワードの判定でノートライ.その後もサントリーは攻め続け,パナソニックが反則を繰り返し,41分にはNo.20がシンビン.そして43分にサントリーはゴール前ラインアウトから展開し大外でWTB23が抜け出しトライを奪い一矢報いてノーサイド.前半あれだけ優位に立っていて14点差まで広げたサントリーだったが,パナソニックの後半の強さには脱帽であった.



2023年3月19日 秩父宮ラグビー場
NTTジャパンラグビー リーグワン ディビジョン1 第12節 カンファレンスA
三菱重工相模原ダイナボアーズ VS 埼玉パナソニックワイルドナイツ(29-61)


パナソニックが三菱重工に圧勝で開幕からの連勝を12に伸ばした.先制したのは三菱重工.3分に三菱重工はPGを決める.パナソニックは5分に自陣10m付近からのBKのアタックで抜け出し繋いで敵陣深くまで.その後,左展開でWTBが左サイドを抜け出しトライ.ゴールも成功.さらに8分にもキックオフからCTB12が抜け出し敵陣深くへ入り,最後は右サイドへ展開し外を抜け出しトライ.サイドラインぎりぎりの難しい角度のゴールも成功.パナソニックの猛攻は続き,15分,21分,29分と3連続トライ.三菱重工も31分に22m付近のマイボールスクラムを押し込まれるもブラインドを抜け出しフォローしたWTBに繋ぎようやくトライ.しかしパナソニックは36分,39分にもトライを追加.前半はコンバージョンキックもすべて決め前半を8-49で折り返しほぼ勝負を決めた.後半もパナソニックが9分にラインアウトから右へワイドに展開し,右サイドから左へ折り返して展開し,WTBコロインベテが外を振り切りトライ.このまま100点ペースかと思われたがここからしばし停滞.25分に三菱重工はゴール前ラインアウトモールを押し込みトライ.サイドラインぎりぎりの難しい角度のゴールも成功.さらに,27分にもハイパントからの10m付近のブレイクダウンでNo.20がボールを奪取し,そのまま走り抜けてトライ.ゴールも成功.その後,お互いに一つづつトライを奪う.時間終了のホーン後に三菱重工はボールキープも攻めずにすぐにタッチにだししてノーサイド.もうトライを取っても取られても変わらないだろうけど,最後はやはりトライを狙いに行って欲しかった.パナソニックの強さが目立った試合だった.連勝記録は今シーズンだけでなく2020年から足掛け4年続いている.パナソニックが素晴らしいに尽きるのだが,他チームにもうちょっと頑張って欲しい気もする.