2019年度 観戦記

月日 曜日 キックオフ   対戦カード グラウンド
4月19日 19:00 Super Rugby サンウルブズ 23-29 ハリケーンズ 秩父宮ラグビー場
4月26日 19:00 Super Rugby サンウルブズ 0-52 ハイランダーズ 秩父宮ラグビー場
4月27日 13:00 RWCTS国内強化試合 ウルフパック 51-38 ウェスタン・フォース 秩父宮ラグビー場
4月28日 12:00 第8回関東大学春季大会 日本体育大学 34-38 関東学院大学 日本体育大学健志台グラウンド
13:45 練習試合 日本体育大学B 38-31 関東学院大学B
5月4日 土祝 13:00 第8回関東大学春季大会 法政大学 54-31 日本大学 稲城市総合グラウンド
5月5日 13:00 第8回関東大学春季大会 立教大学 19-57 関東学院大学 保土ヶ谷ラグビー場
5月25日 14:15 Super Rugby サンウルブズ 7-52 レベルズ 秩父宮ラグビー場
6月1日 14:15 Super Rugby サンウルブズ 19-42 ブランビーズ 秩父宮ラグビー場
6月28日 19:30 ジャパンラグビー
トップリーグカップ2019
NECグリーンロケッツ 7-5 リコーブラックラムズ 秩父宮ラグビー場
7月20日 16:30 ジャパンラグビー
トップリーグカップ2019
リコーブラックラムズ 82-0 マツダブルーズーマーズ 秩父宮ラグビー場
9月1日 13:00 関西大学Aリーグ 立命館大学 31-47 近畿大学 宝が池球技場
15:00 京都産業大学 17-28 関西学院大学
9月14日 15:00 関東大学 対抗戦A 青山学院大学 7-80 帝京大学 大和スポーツセンター競技場
9月20日 19:45 ラグビーワールドカップ2019 プールA 日本代表 30-10 ロシア代表 味の素スタジアム
9月21日 18:45 ラグビーワールドカップ2019 プールB ニュージーランド代表 23-13 南アフリカ代表 日産スタジアム
9月22日 16:45 ラグビーワールドカップ2019 プールA アイルランド代表 27-3 スコットランド代表 日産スタジアム
9月29日 16:45 ラグビーワールドカップ2019 プールD オーストラリア代表 25-29 ウェールズ代表 味の素スタジアム
10月5日 17:00 ラグビーワールドカップ2019 プールC イングランド代表 39-10 アルゼンチン代表 味の素スタジアム
10月6日 13:45 ラグビーワールドカップ2019 プールB ニュージーランド代表 71-9 ナミビア代表 味の素スタジアム
10月13日 19:45 ラグビーワールドカップ2019 プールA 日本代表 28-21 スコットランド代表 日産スタジアム
10月19日 19:15 ラグビーワールドカップ2019 準々決勝 ニュージーランド代表 46-14 アイルランド代表 味の素スタジアム
10月20日 19:15 ラグビーワールドカップ2019 準々決勝 日本代表 3-26 南アフリカ代表 味の素スタジアム
10月26日 17:00 ラグビーワールドカップ2019 準決勝 イングランド代表 19-7 ニュージーランド代表 日産スタジアム
10月27日 18:00 ラグビーワールドカップ2019 準決勝 ウェールズ代表 16-19 南アフリカ代表 日産スタジアム
11月1日 18:00 ラグビーワールドカップ2019 3位決定戦 ニュージーランド代表 40-17 ウェールズ代表 味の素スタジアム
11月2日 18:00 ラグビーワールドカップ2019 決勝 イングランド代表 12-32 南アフリカ代表 日産スタジアム
11月16日 11:30 関東大学 リーグ戦1部 法政大学 14-26 大東文化大学 秩父宮ラグビー場
14:00 流通経済大学 21-26 東海大学
12月21日 12:00 第56回 全国大学選手権大会 準々決勝 筑波大学 3-24 東海大学 秩父宮ラグビー場
14:00 明治大学 22-14 関西学院大学
2月2日 13:00 ジャパンラグビートップリーグ リコーブラックラムズ 17-33 NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
ニッパツ三ツ沢球技場
2月15日 12:45 Super Rugby サンウルブズ 17-43 チーフス 秩父宮ラグビー場



2019年4月19日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS ハリケーンズ(23-29)


サンウルブズは前半の大量リードを守りきれず逆転負けを喫した.試合展開がこれまでの試合のデジャブーのようだ.特に前回のホームでのレッズ戦とほぼ同じ展開.前半に大量リードして,後半に失速.終盤に逆転.ため息しかでない展開だ….大敗が多かった昨季までと比べて今季は接戦が多くやっとSuper Rugbyで勝負できるレベルに達したとも感じる.2021年から除外が決まってから初のホームの試合だっただけに是非勝ちたかった.今季はアウェイで初の勝利を達成したが,ホームでは勝利なし.今日の試合は多分,国内開催で今季最高の観客の入りではないだろうか?この状況を鑑みてもなんとか意地を見せて勝って欲しかった.勝利が一番のファンサービスだ.今後,Super Rugby側に除外したことを後悔させるほどの活躍を期待したい.まずは,是非来週のホームの試合での勝利を!



2019年4月26日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS ハイランダーズ(0-52)


接戦が多かった今季のサンウルブズ.今季ホームでの初勝利を期待されたがまさかの惨敗.しかも初の完封と残念な結果であった.これまで安定していたスクラムがまったく駄目でラインアウトは相変わらず….せめて意地の1トライはと期待したがそれもかなわずまさかの完封….これでもハイランダーズが派手なプレーで魅了してくれれば楽しめたのだがそういう感じでもなかった.シーズンが長いだけにこういう残念な試合もあるとは思うが….撤退が決まってもこれだけファンが集まる試合でこの結果.さすがに本試合はこれ以上コメントする気が起きない….



2019年4月27日 秩父宮ラグビー場
RWCTS国内強化試合 第2戦 (日本代表RWCTS強化試合 第4戦)
ウルフパック VS ウェスタン・フォース(51-38)


実質,日本代表のウルフパック.W杯に向けての強化試合は2年前までSuper Rugbyに所属していたウェスタン・フォースに大勝であった.しかし,内容は大味な感じ.練習試合の位置づけな感じで細かいことは良いとして,PGを狙う機会が多かったことがもったいない.強化試合だからこそいろいろなオプションを試して欲しかった.2,3番手候補に本番の雰囲気でPGを経験させるという意図なら分からなくもないが….あとは,スクラムが悪かった.ことごとくコラプシングをとられていた.また,後半のロスタイムで無駄にトライを謙譲したことも後味悪かった.しかし,前日のサンウルブズの試合結果も関連するが,サンウルブズとウルフパックの2チームを維持することに意味があるのか?W杯を控えてトレーニングをしっかりしたいというのは良く分かるし,怪我が怖いのも理解できる.しかし4月以降はサンウルブズに合流させ強度の強く緊張感のある試合を経験させる必要もあるのではないか?サンウルブズはそういう意味でも最適だし,もともとそのための参加ではないのか?前節のハリケーンズBは記事等で見る限り大勝して当たり前のかなり格下のメンバー構成だったようだ.話は変わるがオールブラック候補のSO&FBのマッケンジーはチーフスに参加し先日のSuper Rugbyの試合で前十字靭帯を損傷しW杯絶望となった.この結果を怪我が怖いからこの時期強度の強い試合をしないで正解と思うか,世界最高峰のチームはこの時期だからこそ強度の強い試合の経験が必要を感じていると思うか….確かに難しい判断だとは思うがせっかくのSuper Rugbyの場を利用しないのはもったいないと思う.いずれにせよ,W杯での日本代表の活躍を期待したい.



2019年4月28日 日本体育大学健志台グラウンド
第8回関東大学春季大会 Cグループ
日本体育大学 VS 関東学院大学(34-38)


春季大会の開幕戦は大接戦を関東が制した.日体が先制するもののその後は関東ペースでその後は前半に3トライを奪いリードする.関東は戦術の意思統一が組織的にきっちりプレーしているが不用意なプレーやミスが目立つ感じ.日体はばたばたした感じで個々で良いタックル等は目立つものの全体としてうまくいっていない感じ.特にスクラムが壊滅的.またゴール前でのFW攻撃に対応できていない.あとは,2名の留学生も機能していなくうまく活かしきれていない.後半に入り,日体のアタックが良くなり日体ペースにお互いに1本ずつ取り合ったあとは日体ペースで3連続トライを奪う.その後は一進一退の攻防を繰り広げるも,終了間際に関東が逆転トライで接戦を制した.しかし,お互いにミスが多かった.個人的な両チームのMVPは関東はNo.8で日体はFL.7.多分共に主将だと思うが攻守にわたり奮闘していた.関東は1部復帰,日体は大学選手権出場が今季の目標になると思うが,是非頑張って欲しい.



2019年4月28日 日本体育大学健志台グラウンド
練習試合
日本体育大学B VS 関東学院大学B(38-31)


練習試合だけあって大味な感じ.お互いによくボールをよく動かして面白い展開ではあったが,ともかくお互いにノックオンが多すぎて,試合が途切れる.関東はその上,不要なプレーが多くターンオーバーから大幅ゲインを許したり,簡単に一次で抜かれたりする場面が目立った.最終的に日体が接戦を制した.日体は第一試合のA戦よりチームとしてまとまっていたような気もした.関東は不用意なプレーやミスがなければもう少しスコアを重ねられるのでないか.いずれにせよBチームのメンバーはAチーム目指して是非頑張ってもらいたい.



2019年5月4日 稲城市総合グラウンド
第8回関東大学春季大会 Bグループ
法政大学 VS 日本大学(54-31)


法政が試合を優位に進め日大を下した.開始早々に日大がトライを奪うが,その後は法政ペース.日大は法政のBK攻撃を止めきれずに9分,12分,15分とあっという間に3トライを奪われる.日大は26分にトライをとりここから波に乗りたいが直後にミスですぐに法政にトライを許す.しかし,日大は終了間際にトライを奪い後半につなげる.後半は日大がノーホイッスルトライと流れをつかんだかと思われたが,直後にミスから法政にすぐにトライを奪われる.このあとは前半同様に法政がやや優位に進め,点差を広げられノーサイド.日大は得意のFWで優位に立つ流れをつくりたかったが今一機能せず.BKが簡単に一次で裏に出られて後手後手になる展開が多かったし,ミスが多かった.一方の法政もさらに上を目指すには簡単に抜かれる場面もあったので,秋での上位陣との対戦を意識して,より精度を上げていきたいところ.両チームとも大学選手権出場枠のある3位以上が秋の目標になると思うが,昨季より一つでも上を目指して頑張って欲しい.



2019年5月5日 保土ヶ谷ラグビー場
第8回関東大学春季大会 Cグループ(神奈川ラグビーフェスティバル)
立教大学 VS 関東学院大学(19-57)


関東学院の圧勝だった.開始から関東が立教ゴール前で攻める.立教も懸命のDFで守るが9分にラインアウトのモールを一気に押されトライ奪われる.関東はその後に17分にもトライを奪うが,直後の20分に立教にトライを奪われる.ここから関東ペースで3トライを追加し関東が31-5と大量リードで前半を折り返す.後半に入っても流れは変わらず関東ペース.関東はFWで優位に立ち,ゴール前ラインアウトはそのままモールで押し込む,スクラムは相手をめくり上げなど圧倒していた.立教は個々で良いタックルはあるものの,DFがゲインラインで止め切れずじわじわ後退を繰り返し,ラインアウトも安定していなかった.セットが安定しないとなんとも.しかし,立教も意地を見せ後半は2トライを奪うも最終的に19-57と関東の圧勝だった.立教はアタックでもボールコントロールができておらず,ボールと持った選手が行き過ぎるのと,関東の個々のパワーにブレイクダウンで後塵を拝した.立教はセットを安定させ,接点でのボールコントロールが課題か.関東も本試合ではFWでかなり優位に立てたが,ノックオン等のミスが多かった.リーグ戦1部には強力FWを看板にしているチームも多いのでFW勝負だけでは1部との入替戦は厳しいだろう.まずは,ミスを少なくすることが課題か.共に上位リーグに昇格するのが今季の目標.是非,秋に結果を出せるように頑張って欲しい.



2019年5月25日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS レベルズ(7-52)


サンウルブズはレベルズに完敗.ホームでの初勝利はならなかった.サンウルブズは個々に良いタックル等のディフェンスで良いところはあったもののレベルズのアタックを止めきれずにレベルズに面白いように走り回られてしまった.かろうじて完封は免れたものがせめてもの救いか….しかし,HCがシーズン中のホームでの公式戦をで休暇を取るとはいかがなものか?やむ得ない理由があるのかも知れないが,惨敗が続いている状況で何故?…と思ってしまう.撤退が決まって以降は不甲斐ない試合が続いている.サンウルブズはプロチーム.勝ってナンボ.スーパーラグビーに参戦して3年.ホームでは必ず勝利をあげていた.次週のホーム最終戦では是が非でも勝利を期待したい.



2019年6月1日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS ブランビーズ(19-42)


サンウルブズはホーム最終戦も勝利はならず.ブランビーズに完敗だった.サンウルブズはキックオフからあっという間にトライを奪い幸先の良いスタートだったがその後はブランビーズペースで前半に3トライを奪われる.終了間際にサンウルブズもようやく2トライ目を奪い,後半に向けて望みをつなぐ.しかし後半の先制はブランビーズでその後もゲームを支配した.サンウルブズは1トライを奪うのがやっとでこの試合も完敗となった.結局今年度はホームでの勝利なしと寂しい結果であった.スーパーラグビーから撤退が決まっているサンウルブズだが,来季はまだある.果たして来季はどうなるのだろうか?



2019年6月28日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビートップリーグカップ2019 プールD 第2節
NECグリーンロケッツ VS リコーブラックラムズ(7-5)


トップリーグ同士の対戦は大接戦をNECが制した.前半はお互いPGを1本ずつ狙うがともにはずし得点が動かない.後半は1本ずつトライを奪うがゴールキック差でNECが接戦を制した.今回のカップ戦は1位のみがプレーオフに進出できる.ゆえに1敗がプレーオフ進出に黄色信号がともる.しかしリコーは次戦の神戸製鋼に勝利すれば可能性は残される.一方のNECはこの調子でプレーオフ進出を目指し一歩リード.プールDは神戸製鋼が大きな壁として立ちはだかるが共にプレーオフ進出に向け次戦以降も好プレーを期待したい.



2019年7月20日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビートップリーグカップ2019 プールD 第5節
リコーブラックラムズ VS マツダブルーズーマーズ(82-0)


リコーの圧勝だった。トップリーグ中位とTCL下位ではやはり実力差がありすぎたか。共にプレーオフ進出の可能性はないが、リコーは格下相手であったが完封できたことが年明けからのリーグに向けての収穫か。開幕まで時間があるので上位進出のために今回のカップ戦の経験を活かしたいところ。マツダにとっては厳しいカップ戦であったが、トップリーグの実力を肌で感じることができたのが収穫か。11月からのTCL開幕に向けて今回のカップ戦を経験を生かし上位進出を目指して欲しい。



2019年9月1日 秩父宮ラグビー場
ムロオ関西大学ラグビーAリーグ
立命館大学 VS 近畿大学(31-47)


開始から立命が近畿陣でせめる時間が多いが,近畿は攻めるに転じるとと一気にトライまでもっていく.このパターンで3トライを連続で近畿が奪う.立命のラインデフェンスが今一で,アタックも攻め手がなく,ゲインしても孤立.近畿はDF,特にタックルが良く流れを変えるビッグタックルが多々.しかし立命も28分頃にようやくトライ.しかし直ぐに奪い返され,終了間際に立命が自陣でDFがグダグダになり近畿にさらにトライを献上.前半は7-35と近畿が大きくリードして折り返す.後半も近畿が開始早々にトライを奪いほぼ勝負を決めた.立命も15分頃にやっとトライを奪い反撃を開始する.近畿のキックオフから一気に近畿陣まで持っていきトライ.さらの同様の展開でトライ. 次のキックオフからも立命は近畿陣まで一気に持っていき攻め続けるが,近畿のディフェンスを崩せず逆に30分頃にターンオーバーから近畿にトライを許し,立命の反撃もここまで.近畿が昨季3位の立命を倒し開幕戦を制した.近畿はこの勢いに乗って久々の大学選手権を目指して欲しい.立命もまだまだ開幕戦.これから挽回できる.関西は昨季天理大の活躍で昨季より1チーム多い,4チームが大学選手権に出場できる.お互いのこれからの活躍に期待したい.



2019年9月1日 秩父宮ラグビー場
ムロオ関西大学ラグビーAリーグ
京都産業大学 VS 関西学院大学(17-28)


春期7位と低迷した関学に昨季も春期も2位と好調の京産がまさかの敗戦.開始3分に関学の選手が危険なプレーでシンビン.しかし,京産はこのチャンスを活かすどころか京産陣での試合が続くきチャンスをまったく活かせず.シンビンの選手が戻ってくると関学が23分ころにトライ.その後膠着状況が続くが,京産が関学陣までいくとFWのラッシュで35分ころにトライを奪い返す.ロスタイムに入り京産が関学ゴール前でスクラムで攻め,関学の2連続でコラプシングを誘発するがチャンスを活かせず前半を7-7で折り返す.前半はあまり試合のテンポよくなくスクラムの組み直し等,インプレーの時間が短く感じる.お互いラインアウトが今一だった.後半は開始早々に関学のノーホイッスルトライ.直後の6分ころにもトライと関学の動きが俄然良くなりボールが動くようになった.京産はボールはキープするがチグハグな感じ.しかし,ジワジワと京産が関学陣に攻め込み14分ころにFWのラッシュでトライ.ゴールを外したのが痛い.23分ころにも関学陣まで攻め込みモールを押し込んでトライ.またしてもゴールを外す.直後に関学が京産陣PKを得て26分にPGを決める.関学はまたしても京産ゴール前まで攻め込み,京産の選手が思わずハイタックルでOKを得てPGで3点を追加で8点差.その後,京産も懸命に攻めるが焦りもあるのか上手くいかず終了間際に逆に関学にPKを与え,またしてもPGを決められ万事休す.春に苦しんだ関学が,優勝候補の京産を破る大金星で開幕戦を勝利で飾った.



2019年9月14日 秩父宮ラグビー場
関東大学 対抗戦A
青山学院大学 VS 帝京大学(7-80)


帝京の圧勝だった.開始早々に先制したのは青学.幸先の良いスタート切った青学だが以降,帝京の攻撃を止められず前半で5トライを奪われる.帝京も前半はテンポがよくなく,ノックオン等が多く波に乗れない前半だった.後半に入り帝京が徐々にリズムをつくりさらに7トライ追加し7-80の大差で青学を下した.青学はFW勝負になると如何ともしがったかった.ゴール前でスクラム,モールは確実にとられてたのが痛い.ブレイクダウンも人数がかかりすぎで攻めていても数的優位を作れなかった.またBKのパスが繋がらない場面が多くあり,もったいなく感じた.しかし,BK展開で抜ける場面が多々あり,何度もゲイン越えていた.このあたりは好材料か.一方の帝京はBKラインで裏に出られる場面がしばしば見受けられたのでこのあたりが課題か.また前半は攻めて青学陣でのノックオン等のミスが多くテンポが今一.スロースターターなのか.いずれにせよこの辺りも課題か.対抗戦はRWCの影響で次節は11月.変則的で大変だが,しばらく時間があくのでこの3節の結果をゆっくり振り返る期間があると前向きに捕らえて11月以降に望んで欲しい.両チームの飛躍を期待する.



2019年9月20日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ラグビーワールドカップ2019 プールA
日本代表 VS ロシア代表(30-10)


歴史的なアジア初開催の日本大会の開幕戦.開始から日本はミスが目立ちとくにバックスリーのキック処理が今一.慣れないナイターで光の具合があるのかもしれないが,ロシアはその点をついてくる.開始4分に日本がキック処理にもたつく間にこぼれ球を拾いそのままトライ.ロシアがあっという間に先制.日本もミスが続くが11分にWTB松島が相手を抜き去りトライを奪う.34分ころに再度松島がトライかと思われたがTMOでノックオンの判定.しかし終了間際の38分にまたしても松島が走りきりトライ.前半を12-7で折り返す.後半に入り徐々にペースを掴んでくる日本.開始3分にSO田村がPGを決め,6分にはFLラブスカフニが相手BKとのコンタクトの際にボールをもぎ取り,そのまま走りこんでトライ.日本も徐々にミスが少なくなってきてペースをつかむ.ロシアもなんとか得点を奪いたいが21分にPGを決めるのがやっと.日本はその後1T1G1PGを決め,30-10と勝利をつかむ.本試合のMOMは3トライのWTB松島.すごかった.日本はキック処理という大きな課題が浮き彫りになった.決勝トーナメント進出に向けて,アイルランド,スコットランドはかならずキック処理の不備を攻めてくるだろう.ハイパントをゴール前にあげられFWがなだれ込み,そのままトライ.これまで日本が幾度と無くW杯の場で,欧州勢にやられてきた戦法だ.単純だがどうしよもない.だが日本も進化している.是非この課題をクリアして悲願の8強へ.しかし,本試合はあまりに単純なミスが多すぎた.後半は徐々の修正したかが,やはり自国開催での開幕戦の重圧か.たしかに,日本は前回2015年イングランド大会までは1勝しか上げておらず,まずはPoolで1勝を挙げることが目標だった.しかし,前回大会で大きな飛躍をとげ,今回の開幕戦は格下ロシア相手で日本の勝利が絶対視されていた.これまでに無いプレッシャーだったのだろう.そんな中でもきっちりボーナスポイントを得た勝利をあげられたことは素晴らしいと思う.次は優勝候補にもあげられるアイルランド.開幕戦の勝利で精神的にも落ち着いたと思うので,是非,勝利を目指しベストパフォーマンスを発揮して欲しい.



2019年9月21日 日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
ラグビーワールドカップ2019 プールB
ニュージーランド代表 VS 南アフリカ代表(23-13)


予選での一番の大勝負.優勝候補同士がPool初戦で激突.開始から南アのDFが光る.南アが開始2分にPGで先制.その後もNZは南アDFの前に苦しみ思うようにアタックできない.しかしNZは22分にようやくPGを決め,ここからNZペースになり23分,26分と立て続けにトライを奪い引き離す.前半を17-3とNZがリードして折り返す.後半に入りまずは南アが先制し,7分にトライを奪い南アペース.南アはDFがよくNZが思うように攻められない.南アは19分にはなんとDGを決め4点差.このDGには会場も大興奮!しかしNZも26分にPGを決め再び7点差.さらに31分にPGを決め10点差と1トライ1ゴールでは追いつけない点差に.NZはこのまま逃げ切い激戦を制した.共にすきあらば瞬時に攻守が入れ替わり,一気に前進するさすが優勝候補同士の対決.完全に抜けたとおもった場面でもしっかりもどり止めていたり,お互いに死力を尽くした好ゲームであった.南アは初戦で敗戦してしまったがまだまだ優勝への可能性が十分あり,優勝候補であることに間違いはない.一方のNZはこの勢いで3連覇まで突き進みたい.2戦目以降もこの2チームから目が話せない!!



2019年9月22日 日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
ラグビーワールドカップ2019 プールA
アイルランド代表 VS スコットランド代表(27-3)


ホーム・ネイションズ同士の対戦.歴史ある両国の対戦で否が応でも盛り上がる.強豪国同士らくし開始から激しい攻防でめまぐるしく攻守が入れ替わる.5分にFWのラッシュでアイルランドが先制し,13分にもラインアウトからFWが押し込みトライ.アイルランドのパワーの前にスコットランドは思うように展開でない.20分にスコットランドもようやくPGで3点を返す.スコットランドはFW周辺の攻防を避け,BKでボールを散らすがアイルランドはDFも良くよく前にでれない.アイルランドはFWのパワーを前面にだし,ゴリゴリを前にでる.アイルランドはマイボールスクラムでNo8のサイドアタックからFWのラッシュで25分にもトライ.まさかの一方的な展開で前半を19-3で折り返す.後半は雨が激しくなってくる.後半もお互いにミスや隙があるとあっという間に攻守が入れ替わる.雨の影響かボールが手につかないミスが少し目立ち始める.お互いなかな得点を奪えなかったが後半16分に,22m付近のポイントからスクラムハーフのハイパントをFBが押さえ,右に展開しWTBが走りこんでトライ.26分頃にはスコットランドがアイルランド波状攻撃に思わずオフサイド.アイルランドはPGでさらに3点追加.直後の29分のアイルランドの選手がシンビン.スコットランドは数的優位を活かし,なんとか1トライを奪いところだが,アイルランドの強固なDFを崩すことが出来ない….結局スコットランドは何もさせてもらえずノーサイド.アイルランドが27-3とスコットランドをノートライに抑える完勝.アイルランドの強さが際立った試合だった.しかし,アイルランドはこれまで準決勝進出はない.今大会で悲願のベスト4なるか!?



2019年9月29日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ラグビーワールドカップ2019 プールD
オーストラリア代表 VS ウェールズ代表(25-29)


南半球の雄オーストラリアと北半球の雄ウェールズ.Pool D 最大の一戦.開始38秒でウェールズのSOダンビガーDGであっという間に先制する.ダンビガーは4分にもPGを狙うが外す.ルーティーンが前回大会より控えめになったか?12分にアドバンテージを得たウェールズがSOからCTB12へのキックパスが通りトライ.16分にはSOダンビガーがまたしてもDGを狙う!…が残念ながら外れる.直後TMOでオーストラリアのFLマイケルフーパーがノーボールタックルでPK.パス後に流れで行ってしまった感じで不運だが首にがかかっていたので,今大会の上へのタックルを厳しく判定していることを考えるといたし方がないか.ウェールズの積極的な攻めが目立つ.ここまでウェールズペース.しかし,ウェールズはスクラムサイドからFL6ポーコックとFL7クーパーのWジャッカッルでPKを得る.その後のラインアウトから右に展開し,20分にWTEB14がトライ.お互いに激しい攻防.攻守も激しく入れ替わる.28分にはオーストラリアがPGを決め2点差へ詰める.32分にウェールズNo22がPGを決め突き放し,36分にもPGを狙いゴールポストに当たるもゴール成功.直後のキックオフでオーストラリアのポイントからかのパスをSHがインターセプトし80m近くを走りきりトライ.8-23とウェールズが優勢で前半を折り返す.後半も前半同様にSO22が3分にDGを決め,18点差へリードを広げる.前半のデジャブにようだ.オーストラリアも直後のキックオフからボールをつなぎ5分にトライ.ここからこれまで鬱憤を晴らすかのようにオーストラリアペース.オーストラリアはゴール前でがんがん攻め61分にトライ.22-26の4点差まで詰め寄る.さらに27分にPGを決め1点差!!しかし,31分にウェールズのSO22がPGを決め突き放す.結局得点はこのままま動かずウェールズの勝利で試合を終える.終了間際に照明が落ちる…というハプニングがあったが会場ではハプニングか演出かはわからなかった.



2019年10月5日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ラグビーワールドカップ2019 プールC
イングランド代表 VS アルゼンチン代表(39-10)


死の組Pool CのTer1同士の一戦.初戦では前評判で優勢だったフランスにまさかの敗戦で後が無いアルゼンチン.勝てば決勝T進出が決まるイングランドとの注目の一戦.前半3分頃にアルゼンチンがイングランドゴール前まで攻める展開が続く.アルゼンチンがPKを得て6分にPGで先制.イングランドも左ラインアウトからのモールで押し込みゴール前まで押し込み,アドバンテージをもらったところでブラインドサイドへ展開し9分にWTB11がトライ.接点が厳しいので攻守がめまぐるしく入れ替わる.両者レベルが高い.しかしアルゼンチンのLO5が17分にハイタックル&ノーバインドタックルで一発レッドでアルゼンチンは14人で残り60分以上を戦わなければいけなくなった.アルゼンチンはいろいろ厳しくなった.しかし,それを感じさせず攻防は続く.数的優位をなかなか活かせなかったがイングランドだが,ハーフライン付近の右ラインアウトから右,左と展開してゴール前でFWがゴリゴリ攻め,左へ展開しFBがファンブルしそうになるがそのまま36分にトライ.さらに40分のホーンがなった後にもチャンスが続きFWのラッシュが続き最終的にSHがもぐりトライ.しかし前半は主将のオーレンファレルがキックを外しまくったのが気になるところ.後半開始からイングランドのDFが良い.アルゼンチンは思うように行かずイライラが募る.4分にイングランドがFW, BKが一体となって展開&縦を売り返しトライ.アルゼンチンを突き放す.オーレンファレルもようやくキックを決める.後半に入りイングランド優位.アルゼンチン陣での攻防が続きかろうじてトライを防ぐ流れ.イングランドは13分にPGを決め25-3と大きく突き放す.アルゼンチンは前半は耐えたものの後半に入って数的不利が効いてきている感じ.後半はイングランドが「淡々」と優位に進める.20分頃からアルゼンチンがようやくペースをつかみかける.アルゼンチンは24分にスクラムからPKを得るがタッチキックをミスしてゴールラインを割ってしまう.アルゼンチンは懸命に攻めるが攻め手がない….しかし,30分に自陣22m付近からのラインアウトからBKに展開しWTB14がトライ.ようやく初トライを奪う.しかし,イングランドはBK展開からWTB23が数人のタックルを振り切り33分に右隅にトライ.ここまでキック不振のオーレンファレルがゴールも決める.さらにイングランドはPKからのゴール前ラインアウトからBKも参加しモールを押し込んでダメ押しのトライ.そして試合終了を告げるホーンが.イングランドは快勝で決勝Tへ一番乗り.一方のアルゼンチンは前半のレッドカードがが痛かった.4大会ぶりに予選敗退がほぼ確定となりかなり厳しい状況.厳しい状況だが最終戦はただただ持てる力は発揮して欲しい.



2019年10月6日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ラグビーワールドカップ2019 プールB
ニュージーランド代表 VS ナミビア代表(71-9)


ニュージーランドが今大会の最多得点での圧勝だった.前半先制したのではナミビア.3分にニュージーランド陣10mm付近からのPGを決める.ニュージーランドも直後の6分にすぐに右隅にトライ.このままニュージーランドペースになるかと思ったがここからなかなか得点には至らない.むしろナミビアが攻める場面が目立つ.しかしニュージーランドのDFを突破できない.21分にニュージーランドがようやく2つ目のトライ.ナミビアはここから26分, 30分にPGを決め10-9と1点差まで追い上げる.会場は大盛り上がり.さらに30分のPKの際にニュージーランドのPR3がシンビン.しかしニュージーランドはここからペースを上げてく.一人少ない状況で35分にトライ.さらに前半終了のホーンがなった後でもゲームをきらずゴール前で執拗にスクラムで攻め.最後はFBが飛び込みトライ.これでボーナスポイントの4トライを獲得.後半に入ると一気にニュージーランドペース2分, 6分, 11分, 16分とトライショー.このあとナミビアも懸命に攻める場面もあり得点が動かず.二ュージーランドは27分にもトライを追加するが32分にPR17番がハイタックルでまたしてもシンビン.しかし前半同様に1名少ないなかでも,攻撃の勢いは衰えずさらに2トライを追加して今大会最多得点で完勝だった.ナミビアは前半はとてもよく,何度か綺麗に抜けたチャンスの場面が数度あったし,PGで点数もつめ,DFもかなり頑張っていたと思う.予選リーグ敗退が決まったがカナダ戦が残っているので是非,初勝利を目指し頑張って欲しい.一方の二ュージーランド前半はナミビアのDFに思うようにならずちぐはぐな感じもあったが徐々にペースを上げていった.勢いにのったニュージーランドはさすが.王者の貫禄を見せつけた.



2019年10月13日 日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
ラグビーワールドカップ2019 プールA
日本代表 VS スコットランド代表(28-21)


1989年に日本代表はスコットランド戦に28-24で歴史的な大金星をあげた.IRB常任理事国から初めての勝利である.しかし,私の記憶が確かならこの試合は当初はテストマッチであったが,後にブリティッシュライオンズで主力が抜けていという理由で非テストマッチとなりスコットランドXV戦となった.IRB常任理事国が極東の島国に負けは認められないということか….記録は書き換えられたが,テストマッチとして臨んだスコットランドに勝利した事実は変わらない.高校時代にリアルタイムで観戦した試合で未だに私にとっては日本代表のベストゲームである.次の対戦は1991年の第2回RWCの初戦.今度こそ言い訳できないテストマッチでの勝利と期待したが…結果は9-47の惨敗.IRB常任理事国の壁の高さを思い知った試合であった.なお,この大会でスコットランドは4位となり,スコットランド史上の最高成績を収めた大会でもある.その後もRWCでは2003年(第5回)に11-23の惜敗,前回2015年(第8回)では10-45と唯一の敗戦.1989年の歴史的勝利を非テストマッチに格下げされた屈辱以降はなかなか勝てない因縁の相手である.そして本日.日本代表は初の決勝トーナメント進出をかけたホームでの予選最終戦.しかも相手は因縁のスコットランド戦.これ以上にない最高のシチュエーションである.

開始から攻守が目まぐるしく入替り接点の激しい攻防.スコットランドはライン攻撃からキックでゴール前に迫り,その後はFWのラッシュが続き,ポイントからでたボールをSOがそのまま縦に抜け出し6分に先制トライ.日本も次のキックオフからスコットランド陣で攻め続けるが,スコットランドのDFが激しくなかなか得点にはつながらない.16分にPGをチャンス得るが残念ながら得点ならず.直後のラインアウトのBK展開からWTB福岡まで回し,裏に出たとことで内にフォーローしたWTB松島へオフロードパス.そのまま走り抜け17分にトライ!ゴールも決まり同点!21分にPR具が無念の負傷交代.スコットランドのキックのカウンターからFW,BK一体となって愚直に攻め続け26分にPR稲垣がオフロードパスを受け,ゴールポスト真下に飛び込むトライ!!その後も日本はスコットランド陣で試合を進める.スコットランドも激しいDFで日本の攻撃を止め続ける.38分にもPGを狙うが残念ながら得点ならず.しかしスコットランドのドロップキックからカウンターでBK展開,CTBのグラバーキックをWTB福岡が拾い走り切り左隅にトライ!終了間際の39分.難しい角度のゴールもSO田村が決め前半を終了.前半は先制トライを取られたものの終始日本ペース.良い流れで前半を折り返す.

後半は日本キックオフ.スコットランドが攻めるが日本も激しいDF.ラインDFでスコットランドを後ろへ押し戻す.WTB福岡が接点でボールをもぎ取りそののまま走り込みゴールポスト真下にトライ!素晴しい!福岡もすごいが,全体のDFが良い.しかし残念ながら,ハーフタイム直後からの劇混みのトイレに並んでいて大歓声でトライしたことは分かったが直接確認できず….ここまでトイレが混むとは油断した….ここまでプレーは後でTVで確認.その後も日本のアタックが素晴らしい.スコットランドがここまで何もさせてもえないとは.しかしスコットランドもここから反撃を見せる.日本陣での攻防が続き愚直に攻め続け,最後はゴール前のラックサイドをPR3が潜り込み9分にトライ.スコットランドは12分に6人も選手を入れ替え流れを変えようとする.スコットランドの積極果敢な攻撃が続く.日本のタッチキックからのSOの自身で受け取るクイックスローからFW,BKが一体となった攻撃で最終的にFW(No.18)の選手が飛び込み14分にトライ!これで7点.ワンチャンスで同点の圏内に.ここから日本が優位に進め攻撃の時間が多い.日本のフォローが素晴らしい.スコットランドのDFも負けておらず素晴らしいDF.スコットランドも時々攻撃のチャンスを得るが,日本のDFが素晴らしい.お互いに死力を尽くす素晴らしい攻防で.目が離せない.得点が動かないまま激しく試合が続く.そして残り10分はスコットランドが日本陣で激しい攻撃を続ける.もう気が気じゃない.しかし残り1分ほどでターンオーバー!そのままボールをキープし続ける.これだけ1秒が長く感じたことはなかった.残り数秒は観客席からもカウントダウンが始まり,ホーンが鳴った瞬間にタッチキック.日本が歴史に残る勝利で史上初の決勝トーナメント進出が決まった!

ノーサイドの瞬間は恥ずかしながら「スコットランドに勝ったー!!」と何度も大声で叫んでしまった.本当に歴史的な瞬間に立ち会えたことは幸運であった.余韻に浸りたくしばらく座席を離れらえなかった.翌日は普通に仕事だが今はそんなことはどうでもいい.周りが徐々に帰って行く中,第2回のジンバブエ戦での勝利.第3回の145の悪夢.第4回の外人を大量投入したJAPAN.第5回の深夜放送のためにとった有休.第6回のカナダとの引き分け.第7回は録画でざっとしか見なかったこと.第8回の南ア戦での歴史的勝利.過去の個人的なRWCの思い出が走馬灯のようによぎってきた.死んでないけど….しかしRWC2019はこれから決勝トーナメント.本番である.日本代表の次の対戦相手は前回の歴的勝利を収めた南ア.この試合のプラチナチケットも入手している.この至福の期間がまだ続くことに感謝し,初の決勝トーナメントで日本代表の活躍を期待したい!!



2019年10月19日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ラグビーワールドカップ2019 準々決勝
ニュージーランド代表 VS アイルランド代表 (46-14)


予選プール最終節が台風19号の影響で中止になり2週間の準備期間ができ,万全の体制で3連覇に臨むニュージーランドと開幕前に世界ランク2位で優勝候補に上げらえていたが予選プールで日本にまさかの敗退を喫し,悲願の準決勝進出に巻き返しをはかりたいアイルランドの準々決勝.ここからはトーナメントで勝ち点を気にせず勝てば良い.ニュージーランドのハカのとき場内はハカを打ち消すようにIreland's Callの大合唱.この雰囲気は最高.開始4分にアイルランドのインテーショナルノックオンからニュージーランドがPGを決め3点を先制.13分にはFWが縦々をしつこく攻めSHがゴールに飛び込みトライ.19分にはBK展開から見事なスクリーンも使いWTBがゴール前に持っていきまたもSHが飛び込みトライ.さらに31分にはアイルランドのラインアウトからBK展開するするがニュージーランドのタックルからこぼれ球を拾い独走しトライと着実にニュージーランドが得点を重ねる.前半終了間際にアイルランドが怒涛の攻め.PGのチャンスもトライを狙うがかなわず….前半は予想外のニュージーランドの一方的な展開に.アイルランドもいろいろなオプションを駆使して果敢に攻めるがなかなかニュージーランドのDFを破れなかった.後半も7分にニュージーランドが攻めに攻め最終的にHOが飛び込みトライ.その後はアイルランドも頑張るが,ニュージーランドがキックパスからゴール前まで攻め込み,20分にFWが飛び込みトライ.34-0の大差に.アイルランドはなすすべがない.さらの主将のHOローリーベストと前年のワールドラグビーのMVPのSOセクストが交代….28分にアイルランドはゴール前スクラムから1縦で初トライ!ようやく初得点.その後もアイルランドがボールをキープし攻めるが,ニュージーランドがターンオーバーからBKに展開しトライを追加.アイルランドも直後のキックオフからラインアウトモールから縦々と攻め36分にペナルティトライと意地を見せる.しかしニュージーランドが最後の見事なトライを奪い戦前の予想を裏切る一方的な試合で史上初の3連覇へ強さを発揮した.アイルランドを応援した身としては残念な結果だったが,それでも陽気に振る舞うアイルランド・サポーターに感銘を受け欧州のラグビー文化に触れられたことは感動しっぱなしだった.また,アイルランドの主将ローリーベストが今大会をもって代表を引退することの試合後のセレモニーでニュージーランド選手もリスペクトしてたことにラグビー文化の素晴らしさを改めて感じた.試合の前後も含めてとても素晴らしい試合であった.ニュージーランドの歴史的な3連覇を応援するとともにアイルランドも素晴らしプレーを披露してくれたことに感謝したい.



2019年10月20日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ラグビーワールドカップ2019 準々決勝
日本代表 VS 南アフリカ代表 (3-26)


前回大会でスポーツ史上最大の場狂わせと言われた日本と南アフリカの再戦.優勝候補のアイルランド,欧州の強豪スコットランドを予選プールで撃破し,1位通過で初の決勝トーナメントに進出した日本.優勝候補筆頭のニュージーランドに予選プールでは敗れたものの日本との9月の前哨戦では41-7と圧勝している南アフリカ.開始3分に南アが22m付近のスクラムからブラインドに回しWTBマンピピがそのまま振り切りトライ.9分に南アのPRムタワリラがかちあげタックルでいきなりイエローカード.日本はこの10分にチャンスを活かしたい.13分に日本のWTB福岡がうまく抜け出し,ゴール前で猛攻するが最終的にノットリース….その後も日本の南ア陣でのアタックが続き,18分にスクラムからコラプシングでPKを奪いPGで初得点.終了間際に南アがゴールに攻め込み飛び込むがPKでトライならず.前半はそのまま3-5で南アリードで折り返す.前半は日本が攻め南アが守るという展開.日本は積極果敢に攻めるのだが南アフリカDFが良く,特に接点では個々が強くなかなか前にでれない.南アフリカのSHデクラークのタックルが良い.南アもチャンスがあるがミスで攻め切れない前半.後半は南アが開始から猛攻で3分にPGで先制,その後も8分にPGを決め日本を突き放す.後半は前半と変わって南アが攻め日本が守る展開に.南アはさらに23分にもPGを追加し着実に得点を重ねる.直後にハーフウェイライン付近の南ア陣よりからのラインアウトモールを22m付近まで押し込み,サイドを抜け出しSHデクラークがトライ.その後,日本が南ア陣に攻め込むがターンオーバーから一気に展開し29分にWTBマピンピが左隅の飛び込むトライを追加.結局そのままノーサイド.点差以上に南アの強さが目立った試合だったように感じる.さすが南ア.しかし,前回大会の対戦は正直,南アの油断もあたっと思う.今回は決勝トーナメントで南アが本気で試合展開はかなり手堅かった.その状況下で日本もがっぷり四つに組み3-26.これまでであれば検討はするが最後にトライを重ねられ大差になる試合が多かったが,本試合は最後まで締まった試合であった.ただただ日本の偉業の場に居合わることができたことに感謝したい.南アも日本も素晴らしい試合をありがとう.



2019年10月26日 日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
ラグビーワールドカップ2019 準決勝
イングランド代表 VS ニュージーランド代表(19-7)


3連覇を目指す王者ニュージーランドと北半球勢としてもチームとしても2度目の制覇を目指すイングランドとの試合.ニュージーランドのハカの際に,イングランドは選手はV字にならび対抗.主将のオーウェン・ファレルの不適の笑みがなんとも.試合開始前から盛り上がりは最高潮.場内のボルテージは上がりっぱなし!イングランドが開始から積極的にワイドに展開し最後はCTB13が開始1分過ぎにトライ.その後もイングランドの攻撃が続く.その後はにイングランドが優勢でアタックを繰り返すが,ニュージーランドがDFで耐え得点は与えていない展開.ときどきニュージーランドも良い形になるが活かせず….イングランドもたびたび得点チャンスはあるがなかなか得点に繋がらない.しかし,24分にイングランドがポイントからのBK展開からFL7の縦でトライ!と思ったがTMOでオブストラクション.トライならず.個人的には微妙な判定….さらに31分にイングランドがDGを狙うが外す.終了間際にイングランドがようやくPGを決め10-0で前半をイングランドペースで折り返す.後半も開始早々にイングランドはPGを狙うが外す.その後めまぐるしい攻防が続く.さらにイングランドが5分にラインアウトモールからSHのサイドでトライ!しかし,TMOでモールでのノックオン….前半のTMOに続きついてないという感じか.イングランドは9分にはPGで3点を追加.後半もイングランドの攻めをニュージーランドがなんとか守る展開.戦前の予想を覆しニュージーランドがなにもさせてもらえない.16分にニュージーランドがイングランドのラインアウトの抜けたボールをクリーンキャッチしてそのまま飛び込んでようやくトライ.ここから反撃開始かと思われたが….22分にイングランドがPGを決め突き放す.29分にもPGを決める.ニュージーランドはなすすべなラインを下げられボールを奪われいいところなし.さらにイングランドは37分にたっぷり時間をかけPGを狙うが外れる.ニュージーランドはそのまま反撃にでて猛攻を仕掛けるが得点ならず…ノーサイド.イングランドはW杯で初めてニュージーランドに勝利!あのニュージーランドがなにもさえてもらえなかった.イングランドは北半球勢としても2度目の優勝を目指しベストを尽くして欲しい.3連覇の夢が立たれたニュージーランドは3位決定戦へのモチベーション維持は難しいと思うが最後は思いっきり暴れてほしい.とにかく素晴らしい試合だった!



2019年10月27日 日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
ラグビーワールドカップ2019 準決勝
ウェールズ代表 VS 南アフリカ代表(16-19)


初戦でニュージーランドに敗戦したがその後調子を上げてきた今季南半球王者の南アフリカと前節でフランスを撃破し,悲願の初の制覇を目指す今季欧州王者のウェールズとの試合.開始からお互い激しい攻防が続く.接点では南アが強さを発揮する.なかなかお互いに得点がなかったが14分に南アがPGで先制.ウェールズも右へ左へ展開し南アの接点の強さを消し17分にはPKを得て,PGで同点.ちなみにSOのダン・ビガーは前回大会ではルーティーンが「せわしない」感じだったがその点が全くなくなっていた.直後の19分のは南アがPKを得てPGで突き放す.お互い一歩も引かない締まった試合.その後もお互いに攻守がも良くなかなか得点の結びつけない.34分の南アがPGを決めさらに点差を広げる.やはり決勝トーナメントの戦い方を良く理解しており手堅く得点を重ねる.ウェールズも終了間際に南ア陣で猛攻を見せるも南アのディフェンスに思うようにいかないが,39分にPGを決め追いすがる.前半はかなり締まった互角の展開だが南アの接点での強さが目立った.ウェールズは2名の怪我での入替がありその点が後半のどう影響するかが心配.しかし,このレベルでの試合ではなかなトライをとるのが難しいと痛感する.後半は開始から前半以上に激しい攻防で攻守が目まぐるしく入れ替わる.5分にウェールズがPGを先制し同点に追いつく.否が応でも盛り上がる.その後は南アはじわじわと攻め6分にようやく最終的にポイントから右展開でCTBがゴールに飛び込みトライ.直後のPKのチャンスを狙わず,タッチキックからゴール前ラインアウトから南アゴールまでのFWのラッシュ,ラッシュ,ラッシュ.ゴール直前の真ん中のPKのチャンスを狙らずスクラムでトライを狙う.ここで左ブラインドへ展開し24分にWTBが飛び込みトライ!!南アはFWに目が行き過ぎたか.角度のある難しいゴールキックも決め同点!!ますます激しい攻防が続き目が離せない.ウェールズは南アゴール前にまで攻め込み32分にはDGを狙うが決まらない.逆に南アはピンチを脱し,ウェールズ陣へ攻め込みラインアウトモールからゴールまでPKを得て,35分にPGを決めついに勝ち越し!残り5分も南アがボールや陣地支配し,初の決勝を目指したウェールズを撃破し決勝へ進出.お互いに死力を尽くした素晴らし試合だった.南アが史上初の3冠を目指しベストを尽くして欲しい.一方のウェールズは3位決定へモチベーションを維持するのそうとう難しいと思うが,是非,ワールドカップという最高の舞台で思いっきり試合を楽しんで欲しい.本当に最高の試合だった.



2019年11月1日 味の素スタジアム(東京スタジアム)
ラグビーワールドカップ2019 3位決定戦
ニュージーランド代表 VS ウェールズ代表(40-17)


モチベーション維持が難しいといわれる3位決定戦.しかし手堅い試案展開から解放されワクワクする展開も期待できる試合でもある.開始5分にニュージーランドはウェールズのキックからのカウンターで縦々とつなぎPR1がトライ.その後ウェールズがしばらくゴール前で攻撃を続けるが,ニュージーランドは自陣スクラムのサイドアタックから一気にウェールズ陣へ持ち込む.ラインアウトからのBK展開で最終的にFBボーデン・バレッドが抜け出し12分にもトライ.その後にウェールズはPGのチャンスを得るが狙わずタッチキックからトライを狙いに行く.ラインアウト・モールからのサイド攻撃でゴールに飛び込む!…がトライならず.しかしゴール前で攻め続け最終的に19分に右ポイントから左に展開しFBがトライ.攻守が目まぐるしく入れ替わる激しい攻防が続くなか,ウェールズはさらに26分にはニュージーランド陣のラインアウトから展開しゴール正面でPKを得て,PGを決める.追い上げられていたニュージーランドだが,自陣ラインアウトからウェールズ陣まで攻め込みポイントからFWのサイドラッシュ.BKへ展開しWTB14がDFラインをまっすぐ抜け出し32分にトライ.その後はウェールズのニュージーランド陣での猛攻が続くが,ロスタイムのラインアウトからニュージーランドWTB14が一気に走り切り右隅にトライ.追い上げるウェールズを突き放して前半を終了.後半開始2分にウェールズのラインアウトをターンオーバーし,BK展開で縦々とつなぎ最後はCTB13がゴールに飛び込むトライ.さらに7分にはBK展開から左隅にトライかと思われたがTMOでノックオンでノートライ….その後もお互いに激しい攻防が続く.23分ごろにウェールズはゴール前で絶好の位置でPKを得るがスクラムを選択.ここからFWがゴール前で愚直に攻め続け29分に最後はラックサイドをWTBがもぐり飛び込みようやくトライ!その後もお互い一歩も引かず激しい攻防が続く.ニュージーランドが華麗なBK展開を見せる.その直後の35分にゴール前スクラムからブラインドに展開でSOが飛び込みトライ.さすがニュージーランド強し.そしてノーサイド.3位決定戦らしくボールが良く動き見ていて面白い試合だった.両チームとの最後に存在感を示し素晴らしい試合でワールドカップを締めた.



2019年11月2日 日産スタジアム(横浜国際総合競技場)
ラグビーワールドカップ2019 決勝
イングランド代表 VS 南アフリカ代表(12-32)


長かったようであっという間に決勝となったRWC2019.最後の試合は存分に楽しみたいと思う.1分に南アは40mほどのPGを狙うが外す.その後もイングランド陣での攻防が続きイングランドはなかなか自陣を脱せない.9分にゴール前中央で南アはPKを奪いPGを決め先制.その後もイングランド陣での攻防が続く.20分頃にイングランドはようやく南ア陣22mまで入り,22分にPGを決め同点に.南アも25分にすかさずPGを追加しリードする.30分頃からイングランドが南ア陣に攻め込みゴール前でも猛攻を続けるが南アの厚いDFにゴールラインを割れない.南アのDFすごい.しかし34分にイングランドはPKを得てPGを決め同点に.南アも38分にPGを決めさらにリードする.さらに南アは終了間際の42分にPGを決めリードを広げる.前半はスコアは接戦だが南アのフィジカルの強さが目立った.後半は5分に南アがスクラムでPKを得てハーフウェイ付近から50m以上のPGを決める.さすがW杯だけあって自陣でのPKは確実にPGで得点に繋げる.10分にイングランはスクラムでPKを奪い10m分付近からのPGを決め反撃にでる.さらに14分にもイングランドは10m分付近からPGを狙うが微妙に外れる.南アも17分に22m付近中央からPGを決める.直後のリスタートでイングランドはPKを得て22m左サイドからPKを決め点差を詰める.しかし南アは22分に自陣からPGを狙うも届かない.しかしさすがW杯,敵陣でのPKもPGで狙われ油断できない.26分にイングランドの自陣22m内からのハイパントから南アがボールをキープしカウンターでマピンピがキックしCTB13がキャッチし,フォローしたWTBマピンピがトライ.TMOとなるもトライが認めら本試合初トライ.ゴールも成功し南アが大きくリード.33分に南アはイングランド陣でDFでHOマークスのタックルからターンオバーし繋ぎWTBコルビが数人数人を振り切りトライ.南アは勢い乗り37分にDGを狙うが外す.そのまま南アが攻め続けNZぶ続き最多の3回目の優勝を果たした.点差以上に南アがフィジカルで圧倒し優勝を果たした.さて夢のような1ケ月半がすぎ夢うつつの状態.W杯をここまで楽しめたのは一生の財産だ.



2019年11月16日 秩父宮ラグビー場
関東大学 リーグ戦1部
法政大学 VS 大東文化大学(14-26)




2019年11月16日 秩父宮ラグビー場
関東大学 リーグ戦1部
流通経済大学 VS 東海大学(21-26)




2019年12月21日 秩父宮ラグビー場
第56回 全国大学選手権大会 準々決勝
筑波大学 VS 東海大学(3-24)




2019年12月21日 秩父宮ラグビー場
第56回 全国大学選手権大会 準々決勝
明治大学 VS 関西学院大学(22-14)




2020年2月2日 ニッパツ三ツ沢球技場
ジャパンラグビートップリーグ
リコーブラックラムズ VS NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(17-33)


共に1勝2敗と負けが先行している両チーム.上位進出へ負けられない.開始からNTTがFWで優位に立ち4分,16分とトライを重ねる.リコーも7分にPGを決め,19分, 25分にBKでトライを重ね逆転.さらに28分にNTTのFBがハイタックルでシンビン.リコーは数的有利を生かしたいが,終了間際の37分にNTTのトライを奪われ再逆転され17-19で前半を折り返す.後半に入り均衡状態が続くが15分にNTTがトライを奪い17-26と8点差.リコーは早めに3点でも欲しいところだがNTTが27分にもトライを奪い勝負あった.結局そのまま17-33でNTTが勝負をものにした.リコーは前半BKでうまくトライをとれていたのでもう少しBK勝負をしてもよかったかもしれない.NTTは勝敗を五分に戻し,シンビンで一人少ないときに逆転できたのが良かった.また,3トライ差のボーナスポイントをとれたのも大きい.次節以降の両チームの活躍に期待したい.



2020年2月15日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS チーフス(17-43)


前節に5年目で初めて開幕戦に勝利を収めたサンウルブズ.ホームで2連勝を狙ったが好調のチーフスの前に完敗だった.先制したのはサンウルブズ.7分にゴール前に攻め込み最後はSOが飛び込みトライ.幸先の良いスタート切ったがその後はチーフスのペースで3連続トライを奪われる.怪我から復帰したチーフスのFBダミアン・マッケンジーはさすが.ボールを持つ度にするする抜けていく.サンウルブズも終了間際にゴール前に攻め込み,チーフスは反則を誘い,LOが繰り返してシンビン.一人少なくなったところにモールを押し込みトライ.スコアを12-24にして後半に望みをつなぎ前半終了.後半も先制して点差を詰めたいところだがBK展開でCTBがノックオン.それを拾われてそのままトライ.チーフスに追加点を許す.その後はしばらく膠着状態が続く.お互いに疲れが見え始めなんとなく締まらない….しかし、サンウルブズが34分にカウンターからゴール前に持っていき最後は後半から出場のCTB中野がトライ.逆転は難しいがボーナス点に向けてもう1トライと期待したが,結局残り2分ほどでチーフスに2トライを献上し終了.全体的にサンウルブズはターンオーバーされる場面が多すぎた.細かいミスも多かった.あと,なんといってもチャンスで取り切れない.一方のチーフスはさすが.チャンスで確実に取り切る.一つ一つのプレーの精度が高い.当然ミスが少ない.アタックの際はほぼゲインラインを超えていた.いつもNZのチームに感じるのだが攻撃の時に流れや動きががしなやか.相手DFがいるのにするすると抜けていく感じ.特に,ダミアン・マッケンジーはさすがの一言.サンウルブズの敗戦は残念だがチーフスのプレーが見れただけで大満足だった.サンウルブズもまだ2戦目.今後期待できるプレーは多かった.ここから調子を上げていってほしい.