2018年度 観戦記

月日 曜日 キックオフ   対戦カード グラウンド
4月7日 14:15 Super Rugby サンウルブズ 29-50 ワラターズ 秩父宮ラグビー場
5月6日 11:30 第7回関東大学春季大会 東海大学 33-62 明治大学 秩父宮ラグビー場
14:00 NZ学生代表来日シリーズ ニュージーランド学生代表 34-17 関東学生代表
5月12日 12:05 Super Rugby サンウルブズ 63-28 レッズ 秩父宮ラグビー場
9月14日 19:30 ジャパンラグビートップリーグ サントリーサンゴリアス 20-36 神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
秩父宮ラグビー場
9月21日 19:30 ジャパンラグビートップリーグ リコーブラックラムズ 21-17 キヤノンイーグルス 秩父宮ラグビー場
9月23日 12:30 関東大学 リーグ戦1部 東海大学 48-28 日本大学 ニッパツ三ツ沢球技場
15:00 大東文化大学 55-5 拓殖大学
9月24日 月祝 12:00 関西大学 Aリーグ 大阪体育大学 12-48 関西学院大学 キンチョウスタジアム
14:00 天理大学 116-7 関西大学
9月30日 12:00 ジャパンラグビー
トップチャレンジリーグ
三菱重工相模原
ダイナボアーズ
68-17 中国電力
レッドレグリオンズ
海老名運動公園陸上競技場
10月6日 14:30 関東大学 リーグ戦1部 法政大学 60-17 拓殖大学 秋葉台公園球技場
10月27日 15:00 キヤノンブレディスローカップ2018 ニュージーランド代表 37-20 オーストラリア代表 日産スタジアム
11月23日 金祝 14:00 関東大学 対抗戦A 慶応義塾大学 14-21 早稲田大学 秩父宮ラグビー場
12月8日 13:30 ジャパンラグビートップリーグ
順位決定トーナメント(5位〜8位)
クボタスピアーズ 13-36 NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
秩父宮ラグビー場
16:00 第56回 日本選手権大会 準決勝 サントリーサンゴリアス 28-25 ヤマハ発動機ジュビロ
12月15日 11:30 第56回 日本選手権大会 3位決定戦 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 12-15 ヤマハ発動機ジュビロ 秩父宮ラグビー場
14:00 決勝 神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
55-5 サントリーサンゴリアス
12月22日 12:05 第55回 全国大学選手権大会 準々決勝 慶應義塾大学 19-20 早稲田大学 秩父宮ラグビー場
14:20 帝京大学 45-0 流通経済大学
1月12日 14:15 第55回 全国大学選手権大会 決勝 天理大学 17-22 明治大学 秩父宮ラグビー場
2月23日 13:15 Super Rugby サンウルブズ 30-31 ワラターズ 秩父宮ラグビー場
3月16日 13:15 Super Rugby サンウルブズ 31-34 レッズ 秩父宮ラグビー場



2018年4月7日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS ワラターズ(29-50)


ワラターズに大敗し6連敗となったサンウルブズ.前週は試合なしでホームでの連戦とアドバンテージを活かして…と期待したのだが,初勝利は遠かった.前半途中まではなんとか喰らいたがワラターズのスピード・パワーの前に惨敗だった.ワラターズのWTB11は破壊力抜群だった.また,強風の影響もあったが相変わらずラインアウトが安定しない….昨シーズン終了後に18チームから15チームに減らされることになり,サンウルブズは結果を出していないが地域性の観点から残留できた.このまま今シーズンも結果を残せないとチームの存続にもかかわるだろう….まだシーズン中盤.苦しい試合が続くがまずは1勝を目指し奮起して欲しい.そういえばサンウルブズの初トライを個人技でとったCTBリトルだが,なんか聞いた名前だと思い,後で調べたらオールブラックスの往年の名選手ウォルター・リトルの息子だった.次の観戦のときはもう少し注目選手をチェックしてから観戦に行こう.



2018年5月6日 秩父宮ラグビー場
第7回関東大学春季大会
東海大学 VS 明治大学(33-62)


前節で帝京に土をつけたい勢いそのままに明治が東海を圧勝した.開始からブレイクダウンなど接点で圧倒してトライを重ねる.前半だけで50得点と3桁ペース.東海は終了間際に1トライとるのがやっとだった.後半に入って先制したもの明治.本当に100点試合かと思ったが,東海もここから巻き返し4連続でトライを奪い追いすがる.しかし前半の失点が多すぎた.終了間際に明治にとどめのトライを奪われノーサイド.東海は前半にトライチャンスは何度もあったのだがハンドリングミスやパスミス等が多かった.あとフォローの2人目が明治より遅かった.一方の明治は特にDFが良かった.個々の力が強く,接点で常に一歩前にでれる上に,2人目がのフォローが早かった.まだまだ春の序盤.これから両チームの飛躍に期待したい.



2018年5月6日 秩父宮ラグビー場
ニュージーランド学生代表来日シリーズ
ニュージーランド学生代表 VS 関東学生代表(34-17)


NZUは関東代表に勝利し来日シリーズを3戦全勝とし最終戦の勝利に花を添えた.NZUの選手は体制を崩してもきれいにパスを通し,一見パスミスと思われる場面も華麗に捕球し,次のプレーにつなげていく.また,開始から関東の激しくDFを受けるがしなやかにいなしつないでいく.あれよあれよと3トライを連取する.関東も23分にやっとトライを奪うが前半終了間際にもNZUにトライを奪われ22-5と差を広げられて前半を折り返す.後半に入って関東も奮闘.スクラムで優位に立ち17分になんと認定トライを奪う.直後のNZUにとトライを奪われるが,また取り返し一進一退の攻防を繰り広げる.しかし,最終的にさらに2トライを奪われダブルスコアでNZUの貫禄勝ち.NZUのプレーはさすがラグビー王国の代表チーム.関東は急増の選抜チームながらスクラムで圧倒する場面があるなど収穫も多かったのではないか.この経験を各チームの持って帰りチームの強化に活かして欲しい.



2018年5月12日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS レッズ(63-28)


今シーズンの国内最終戦でサンウルブズがこれまでの鬱憤を晴らすような大勝で念願の初勝利をあげた!サンウルブズは2分にPGで先制.その後は互いに得点を取り合う展開.得点はサンウルブズはPGでレッズはトライと得点をつめられ逆転されるが30分,33分と連続トライで突き放し前半を29-14と大きくリードして折り返す.後半に入ってもサンウルブズの勢いは止まらずPGを着実に決め,トライ数でも4本-2本とレッズを上回り最多得点を記録する63-28と大勝で国内最終戦を有終の美で飾った.レッズは反則が多すぎたか.サンウルブズはPGやトライ後のGも含め全てゴールを決めたSOパーカーの貢献は大きい.国内ではPGが軽視される風潮がある(と個人的には感じている)がPGの大切さを感じた試合であった思う.残り6節.香港,シンガポールと2試合は「ホーム」だが海外での試合.これまで海外での勝利はない.是非,まずは海外で2勝目を目指して欲しい.



2018年9月14日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビートップリーグ レッドカンファレンス
サントリーサンゴリアス VS 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(20-36)


NZの英雄カーターがトップリーグ初出場とあって秩父宮はほぼ満席.神戸が開始3分にトライを奪うとカーター効果かその後も試合を優位に進める.サントリーはアタックでゲインラインをきれずボールをキープするも横に動かすだけで有効な攻撃ができなかった.サントリーもオーストラリアの英雄ギタウを前半23分と早い時間に投入するが流れを変えらなかった.神戸はこの勢いを維持し昨季王者のサントリーを撃破.神戸は連勝で無敗とした.カーターやギタウなど最近,世界的選手がトップリーグに増えてきた.次節以降も活躍しトップリーグを盛り上げて,相乗効果で日本ラグビーの底上げを期待したい.



2018年9月21日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビートップリーグ ホワイトカンファレンス
リコーブラックラムズ VS キヤノンイーグルス(21-17)


雨の中の接戦をリコーが制した.先制したのはキャンン.その後は交互に得点を重ねる展開に.前半の前半はキャノンが若干ペースを握っているようであったが,10-7でリコーがリードして前半を折り返す.後半はリコーペースに.キャノンは後半24分にリコーのFBのシンビンで認定トライを奪い,相手が一人少ないチャンス.この勢いで得点を重ねたかったが逆にリコーにPGを決められ逆点を許す.1点差で終盤までもつれたが最後にリコーが止めのPGを決め接戦を制した.しかし,TMOが多い試合だった.



2018年9月23日 ニッパツ三ツ沢球技場
関東大学 リーグ戦1部
東海大学 VS 日本大学(48-28)


前半は苦しんだが後半に突き放し東海が開幕戦から連勝とした.東海はKOからノーホイッスルトライと幸先良い出だし.その後も8分,20分とトライを重ねる.大差の試合になるかと思ったが,ここから日大の反撃.27分に22m付近からNo8の留学生が0チャンネルを抜けてそのままトライ.39分には日大がパスを見事にインターセプトして追加トライ.7点差までつめてと前半を終了.後半に入っても取り合いになるが,徐々に東海に突き放されていき,最終的にほぼダブルスコアで東海が制した.東海は例年に比べると全体的にいまいちで不用意に抜かれる場面が多く,細かいミスも目立った.例年の勢いはない.日大は前半の前半は面白いように抜かれていたBKのDFが課題か.途中から徐々にペースをつかんできたようなので試合開始からペースがつかめるようにしたい.リーグ戦は今季は3位までしか選手権に進めない.共にこれからの1戦1戦を大切にしていきたい.



2018年9月23日 ニッパツ三ツ沢球技場
関東大学 リーグ戦1部
大東文化大学 VS 拓殖大学(55-5)


大東が大差で制した.大東は開始5分にトライをとるがその後が続かない.12分に拓殖にトライを奪われる.前半はボールが動かないちょっと退屈な展開.大東はようやく25分に追加トライを奪いかろうじて7点リードして前半を折り返す.後半に入るとボールが動くようになり徐々に大東ペース.着実にトライを重ねていき,気が着いたら50点差と大差の試合であった.大東はスロースターターなのか相手に合わせてしまうのか.今後の課題は前半からペースをつかんでいきたいところか.拓殖は全般的にもう少し頑張って欲しいところ.リーグ戦は今季は3位までしか選手権に進めない.共にこれからの1戦1戦を大切にしていきたい.



2018年9月24日 キンチョウスタジアム(長居球技場)
ムロオ関西大学ラグビー Aリーグ
大阪体育大学 VS 関西学院大学(12-48)


4季ぶりにAリーグに復帰した大体大だが,関学大の前に大敗を期し復帰初戦は厳しい結果だった.開始から関学大が有利に試合を進め5分に先制トライ.その後,関学大ペースだが膠着状態が続く.大体大もようやく22分にモールを押し込みトライを奪い同点に追いつくが,26分に関学大がトライを奪い突き放す.関学大は修了間際にも大体大が自陣で無理してボールを回そうとしたところをターンオーバーし追加トライ.嫌な形で前半を終了した大体大だが,後半は先制.動きもよくなってきて大体大がペースをつかむ.しかし,20分に大体大はドロップアウトのボールをチャージされ,慌てて蹴ったボールのを関学がカウンターで追加トライ.大体大はせっかくの良い流れをつぶしてしまった.その後,関学大が3トライを追加し圧勝で初戦を飾った.関学大は選手権出場の3位以内を目指してこの勢いに乗りたいところ.この試合での課題は前半の足踏みか.大体大は伝統のモールなどFWの強みはある.1戦1戦を大切にしてまずは1勝を目指したいところ.



2018年9月24日 キンチョウスタジアム(長居球技場)
ムロオ関西大学ラグビー Aリーグ
天理大学 VS 関西大学(116-7)


天理大の圧勝だった.開始早々天理大がトライを奪うが,すぐに関西大もトライを奪い返す.面白い展開に…と思ったのはここまで.この後は前後半ともに天理のトライショー.天理大のアタックを関西大もファーストコンタクトで一瞬は止めるが,そのまま前に出られたり,BKがノータッチで抜かれるなどディフェンスが崩壊しなすすべがなかった.今期から大学ラグビーで外国人が3名出場可能になり,天理はLO5, No8, CTB13と3名の突破力が抜群な留学生を先発させこの3名を中心に試合を優位に進めた.関西大は気持ちを切り替えて一から出直して頑張って欲しい.まだ初戦.これから挽回できる.天理大は打倒関東に向けて大差の試合で今後プレーが大味にならないように気をつけたいところ.このまま順調に選手権までいき関西旋風を巻き起こすことを期待する.



2018年9月30日 海老名運動公園陸上競技場
ジャパンラグビートップチャレンジリーグ 1stステージ
三菱重工相模原ダイナボアーズ VS 中国電力レッドレグリオンズ(68-17)


前半は苦しんだものの三菱の圧勝だった.三菱は前半5分にLO5が危険なプレーでいきなりのシンビン.中電は数的優位を活かしたいところだが,一人少ないと思えないぐらい三菱は互角に渡り合い拮抗した展開に.しかしようやく14分に中電が先制トライ奪うとお互い交互の得点を重ねて前半は14-10と三菱リードで前半を折り返す.後半は開始5分に中電が先制するが直後の9分に三菱にトライを許す.ここまでは交互のに得点しあう展開であったが,15分に三菱が初の連続トライを奪ってからは三菱のトライショー.さらに6トライを奪い圧勝で勝利を収めた.三菱は前半は中電のDFに阻まれ思うようにいかなかったが後半は外人を中心に縦に出る抜群の力で突き放した.後半から入ったNo.18の選手はパワー爆発といった感じだった.しかし,BKではインターセプトを数本決められたり,1次でゲイン許す場面場多くDF面が気になった.後半戦,2ndステージに向けての課題か.一方,中電は終始ボールを動かし後半10分までは三菱の良さを殺し,小気味の良いテンポで見ていても楽しいプレーだった.後半はパワーに屈した感じだったが,その中でもゴール前に攻め込むなど良いプレーもあり後半戦に向けて得意な部分を伸ばしていって欲しい.



2018年10月6日 秋葉台公園球技場
関東大学 リーグ戦1部
法政大学 VS 拓殖大学(60-17)


法政は前半は苦しんだものの最終的に突き放し圧勝した.開始から法政が拓殖陣で試合を進める.お互いにミスが多く,なかなか得点に繋がらない.拓殖は法政のペナルティをゴール前まで蹴り込みラインアウトから押し込み12分に初トライ.少ないチャンスを活かした.一方の法政は攻め込んでもタンーオーバーやパスミスなどでチャンスを活かしきれなかったが,19分に初トライを奪うとその後はペースをつかみさらに3トライを追加して前半を大きくリードして折り返す.後半は開始から拓殖がゴール前まで攻め込み,ラインアウトからのモールを押し込み7分にトライ.良い形で後半をスタートしたが拓殖は直後のキックオフでボールをお見合いし落球.そのミスをつかれ法政に攻め込まれPGを決められる.拓殖はさらに次のキックオフでもダイレクトで出してしまうミスを犯し,法政にチャンスを活かされトライを奪われる.拓殖はせっかく良い流れをつかみかけたのに,自らのミスで自滅し流れを崩してしまった.その後,拓殖は1トライを返すものの法政の流れは止まらず,結局60-17と大差をつけられ開幕から3連敗と厳しい状況となった.拓殖はBKのディフェンスとラインアウトがいけなかった.法政が縦に入ってくるのを一発で抜かれたり,止め切れず,ずるずる後退したりする場面が目立った.ラインアウトも数度スティールされていた.ただ前半で核となる3列の留学生が交替(負傷?)したのは痛かった.法政は前半の前半は攻め込んでタンーオーバーやパスミスが目立ったのが課題か.前節で2部から復帰したばかりの専修に29年ぶりの勝利を終了間際の逆転トライで謙譲した敗戦は引きすっていなかった.痛い1敗ではあったが本試合の勢いを活かして,上位陣との直接対決で白星を重ねればまだまだ大学選手権の道はある.後半戦に向けてプレーの精度を上げていって欲しい.



2018年10月27日 日産スタジアム
キヤノンブレディスローカップ2018
ニュージーランド代表 VS オーストラリア代表(37-20)


オールブラックス(ニュージーランド代表)とワラビーズ(オーストラリア代表)の間で行われるラグビーの歴史ある定期戦.世界最高峰といっても良い伝統ある試合が横浜で開催された.今季は全3戦.既にNZが2勝で勝ち越しを決めている.前半11分にNZが先制.その後お互いにPGを決め,さらにトライもお互いに奪い17-10でNZがリードして前半を終える.前半はNZのペースだったが,後半に入り豪州のペースに.しかしNZのDFは固くトライは奪えないものの後半6分にPGを決めで4点差に.NZも13にPGを決める追撃をかわす.NZはさらにスクラムからの見事なサインプレーでトライを追加し27-13とリードを広げる.ここで選手の揉め事で豪州のHOがシンビン.TMOでみたら先に仕掛けたのはNZの選手だったので豪州の選手だけにシンビンはちょっと厳しい判定にも思えたが….結局NZが流れをつかみ,豪州に1トライとられるものの,NZも2トライを追加し37-20と3戦全勝で強さを見せつけた.とにかく一つ一つのプレーがすごかった.華麗なプレーのオンパレードでさすが前回W杯の決勝を争った2チームだった.来年はW杯本番.このような試合が多く観戦できるかと思うといまからわくわくが止まらない.素晴らしい試合を披露してくれた両チームに感謝.



2018年11月23日 秩父宮ラグビー場
関東大学 対抗戦A
慶応義塾大学 VS 早稲田大学 (14-21)




2018年12月8日 秩父宮ラグビー場
ジャパンラグビートップリーグ 順位決定トーナメント(5位〜8位)
クボタスピアーズ VS NTTコミュニケーションズシャイニングアークス (13-36)




2018年12月8日 秩父宮ラグビー場
第56回 日本選手権大会 準決勝 兼
ジャパンラグビートップリーグ 順位決定トーナメント(1位〜4位)
サントリーサンゴリアス VS ヤマハ発動機ジュビロ (28-25)




2018年12月15日 秩父宮ラグビー場
第56回 日本選手権大会 3位決定戦 兼
ジャパンラグビートップリーグ 順位決定トーナメント3位決定戦
トヨタ自動車ヴェルブリッツ VS ヤマハ発動機ジュビロ(12-15)




2018年12月15日 秩父宮ラグビー場
第56回 日本選手権大会 決勝 兼
ジャパンラグビートップリーグ 順位決定トーナメント決勝
神戸製鋼コベルコスティーラーズ VS サントリーサンゴリアス(55-5)




2018年12月22日 秩父宮ラグビー場
第55回 全国大学選手権大会 準々決勝
慶應義塾大学 VS 早稲田大学(19-20)


早稲田が劇的な逆転劇で大接戦を制した.早稲田はキックオフでの慶応のキャッチミスを活かしそのままゴール前で攻め3分に先制トライを奪う.一方の慶応も積極的なアタックで8分にトライを奪う.その後は慶応が攻め早稲田が守る展開に.しかし早稲田DFになかなゴールがわれない.この展開がしばらく続いたが早稲田が終了間際に数少ないチャンスを活かし再逆転し前半を折り返す.後半も慶応が攻め早稲田が守る展開.慶応は15分にトライを奪い同点に追いつくが20分にすぐさまPGを決め突き放す.慶応も直後に早稲田ゴール前でPKを得るがPGを狙わずスクラムを選択.ゴール真正面で絶好の同点のチャンスだが逆転を狙う.このチャンスを攻めに攻め,慶応は念願の逆転トライを奪う.ゴールも決まり残り15分で4点差.早稲田はPGでは追いつけず重い得点差.その後も慶応の気迫に早稲田も得点が奪えず刻々と時間が過ぎてゆく.そして後半40分.ホーンもなりプレーが終わればノーサイドしかも慶応ボールのスクラム.慶応はタッチに出せば勝利だが無常にもコラプシングで早稲田がPKを得る.ここから早稲田の猛攻.プレーが止まれば慶応勝利のプレシャーの中,早稲田は攻めに攻め47分に右隅に劇的な逆転トライを奪い勝利を収める.慶応は本日は積極的攻め,強気な選択で試合を優位に進めほぼ試合を支配していただけに「試合に勝って勝負に負けた」気分ではないだろうか.慶応はここでシーズン終了はもったいない気がするが是非来年はこの悔しさをばねに飛躍して欲しい.これだけの試合が準々決勝とは….一方の早稲田は創部100周年の今季はシーズン前の監督の突然の交代,春の初戦の日体大にまさかの敗戦と最悪のスタートから良くここまで立て直したと感じる.しかも次の準決勝は早明戦.是非次の試合も熱い試合を期待したい!



2018年12月22日 秩父宮ラグビー場
第55回 全国大学選手権大会 準々決勝
帝京大学 VS 流通経済大学(45-0)


さすが王者帝京といった試合で圧勝だった.前半は流経も頑張り0-12と帝京も思ったような攻めはできなかったようだが後半にはいり徐々に帝京が力を発揮しだした.圧巻だったのは後半に帝京ゴール前で流経がマイボールスクラムを得た際にここぞとばかりにプッシュし流経スクラムをめくり上げる.押し戻された流経はその後数メートル後退した地点でのマイボールスクラムだが同様にスクラムをめくり上げられ軽々と帝京にピンチを脱出された.言い方は失礼だが帝京は7,8割の力で試合を制した感じであった.帝京は前人未到の10連覇がかかる.例年の強さはないといわれているが…帝京劇場はいつまで続くのか.次の準決勝は関西で圧倒的強さで勝ち上がってきた天理.準決勝は楽しみな試合だ.



2019年1月12日 秩父宮ラグビー場
第55回 全国大学選手権大会 決勝
天理大学 VS 明治大学(17-22)




2019年2月23日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS ワラターズ(30-31)


豪州代表が11人名をつらねるワラターズ相手に大接戦を演じたサンウルブズだが一歩及ばす30-31の惜敗だった.前半8分にサンウルブズが先制し幸先の良いスタートだが,直後にインターセトからあっさり同点に追いつかれる.その後は一進一退の攻防が続き,13-17の前半終了間際に逆転トライで20-17と良い形で前半を折り返す.後半は開始早々にサンウルブズがPGで先制し突き放すが,ワラターズも後半8分のトライで逆転.22分には反則の繰り返しで痛恨のペナルティートライで23-31と突き放される.しかし,サンウルブズは後半30分にトライを奪い30-31と1点差へ.逆転への期待が会場を包み猛追するが攻めきれない.そして79分にゴール前でSOパーカーへパスがわたりすかさずDG…昨年度の香港でのストーマーズ戦でロスタイムにSOパーカーが決めた劇的な逆転DGが頭をよぎったが無常にもゴールをそれる….その後ワラターズがボールをキープしノーサイド.大接戦だったが惜敗だった.悔やまれるはペナルティートライを奪われた後にワラターズのゴール前まで攻めて得たPKを速攻してしまったところ.点差と時間を考えたらあそこは狙うべきではなかったか.勝負にタラレバはない.結果論になってしまうがこの辺の判断は難しいがやはり重要だと感じた.次戦から2戦アウェーが続くがまずは初勝利を期待したい.



2019年3月16日 秩父宮ラグビー場
Super Rugby
サンウルブズ VS レッズ(31-34)


国内2戦目のサンウルブズはレッズに逆転負けで1勝5敗となった.前半開始から反則やミスが目立ったサンウルブズだが前半12分に先制トライ.レッズも22m付近のラインアウトからモールを押し込んで18分にトライを奪う.ここからサンウルブズのペースで23分,37分とトライを奪い21-5で前半を大きくリードして折り返す.後半に入りレッズが息を吹き返す.19分,22分,26分と3連続トライを奪いあっという間に逆転.サンウルブズも負けてはおらず直後の29分にトライを奪い再逆転.さらに33分にPGを追加して点差を広げる.勝利へ期待が高まったが,サンウルブズは35分にゴール前のポイントからSHの不用意なタッチキックがチャージされ同点トライ.ゴールは外れ逆転はされずにすんだが直後の39分に自陣でPKをあたえ,レッズにPGを決められ逆転負け.前半の出来が良かっただけに後半に一気に崩れたのはなんとも後味の悪い試合だった….初戦こそ大敗したものの第3戦で初めて敵地の勝利.しかもニュージーランドのチームに.他の試合も接戦続きで,いざホーム2戦目…と舞台は整っていただけにファンとしても意気消沈….特に,スーパーラグビーを主催するSANZAARで2020年以降のサンウルブズの撤退が議論されている時期だけに存在感を示したかった….また国外で試合が3戦続くがRWCTSから6名が合流する.なんとか存在感を示して欲しい.