2000年度 観戦記
2000年 10月28日 秩父宮ラグビー場
ユニセフチャリティーマッチ
ワラビーズ VS プレジデント XV (64-13)
試合前に横のテニスコートでアップしているのをちと見てみる.めちゃくちゃでかい.ハーフでも180cmはあるんじゃないかって感じだった.それにパスがすごくうまい.投げるのはもちろんキャッチもうまいどんな位置に放られてもきっちり取っていた.しかもスピードを落さすず,姿勢も崩さないで.見ていて圧巻だった.一般自由席でバックスタンドのスコアボードよりの一番上の方にすわる.残念ながら空席が目立っていた来週来日するオーツブラックスにチケットは結構売れてるのに.なぜ世界最強チームの試合が満席にならないんだ??試合前のアトラクションでオーストラリアの民族楽器(?)の演奏みたいなものがあった.スピーカーが雑音ばかりでなにをやってるのが全然わからなかった...とまぁ,試合と関係無いことはいいとして.正直 プレジデント XV は半分位が日本人選手だと聞いていたので正直100点位いくかなと思っていた.(日本代表は遠征中だし)メンバーを見ると日本に来ている外人選手がメインだった.前半は以外といっては失礼だが プレジデント XV 頑張り 14-6 となかなかの試合だった.後半の初めは言い感じで プレジデント XV が攻め込んでいたがトライにはならなかった.ここからワラビーズ見事な攻撃で結構な大差がついてしまった.しかし, プレジデント XV その後トライを奪う大健闘を見せた.思ったのはやはり,ワラビーズのデフェンス!昨年のW杯同様,鉄壁だった.FWがあれだけ多くBKラインにならんでもディフェンスラインが綺麗に横一線に並んでいたし,プレジデント XV がいくら攻めても守りぬいていた.指すがとしかいいようがなかった.アタックにしてもFWがBKラインに入ってもBKとなんの遜色もなくプレーしていたのはさすが.パスもどんなパスでもキャッチするし.個々のスキルの高さは凄かった.試合全体はディフェンスが中心なのでちと退屈な時間帯もあったけどね.でも,絶対みにきてよかった(^^)
2000年 11月3日 秩父宮ラグビー場
ユニセフチャリティーマッチ
オールブラックス VS パシフックバーバリアンズ (50-10)
試合開始30分前に行くが既に超満員.一人ならどこか座れるだろうとたかをくくっていたが全然座るところがなかった(^^;しょうがなく立見席の方へいく.バックスタンドでスコアボードの間横ら辺に陣どる.試合前なのに興奮してきてしまった(^^)先週のワラビーズの試合と違いめっちゃ人が多い.やっぱ日本ではオールブラックスの方が人気があるんだなぁ.試合開始前にテストマッチではないのにウォークライを披露!本当に鼻血ぶーになるかと思うくらい興奮してしまった(^^;前半はパシフックバーバリアンズが以外に頑張った.ともに縦々と入っていくのでなかなかロムーに回る場面がなかった.ウマガは先発じゃなかったし...たまにボールをもったらそれだけで大歓声だったけど.以外にオールブラックスは良くなかった.ちょこちょこミスしてたし.しかしなんとかトライを奪った.しかし,前半終了間際にバーバリアンズがトライを奪う大健闘.おいおいって感じで前半が終ってしまった.後半にはいるとオールブラックスが徐々に地力を発揮.相変わらずミスは多いもの見事な連続攻撃でトライを重ねた.しかし,どんな体勢からでも綺麗にパスは放るし,外であまってる思うと,アメフト見たいなパスで遠くに投げるし,バックハンドでアドリブのクロスにはいったり,まさに自在だった.個人のスキルの高さには圧巻だった.ん?この表現ワラビーズの観戦記でも書いたな...ボキャブラリー少ないんで(^^;終ってみれば 50-10 だったが点差以上におもしろかった.印象的だったのが10番がインゴールの右にはいってすぐ後ろにはディフェンダーがいたが,押さえればトライという場面.そこですぐにグランディングせずに内の見方にパスを放ってゴールポスト真下までもっていきトライをした.ゴールキックのこと考えて少しでも中央にトライしようというその姿勢がさすがだね.先週に引続きなんてラッキーな週末だったんだろう(^^)
P.S.試合とは関係ないがサントリーの斎藤祐也選手が俺の斜め前で観戦していた.帰りの通路では法政大の平塚純司選手も見かけたやっぱ皆見たいんだねオールブラックスの試合は(^^)
2000年 11月5日 善行スポーツセンター
第10回 東日本クラブ選手権 準決勝
第1試合:曼荼羅クラブ(東京第1代表)
VS 湘南フジクラブ(神奈川第1代表) (102-17)
前半の残り10分くらいから観戦.すでに50点ほどの大差がついていた.曼荼羅は一人一人が確実にゲインしていたしFWの球出しもめちゃめちゃ早かった.BKも人に強いしやりたいほうだいといった内容だった.後半にはいっても攻撃の手を緩めずトライを量産していた.一方湘南フジも後半に健闘をみせ2トライをあげた.ちなみに,湘南フジは準々決勝で群馬代表の三洋クラブに勝っており決して弱いチームではない.神奈川でもクラブラグビーでは頭一つ抜けている存在である.それだけ曼荼羅が強いということになるが...しかし,その曼荼羅に大差で勝ったたまりばクラブが来年は神奈川のクラブのAブロックに上がって来るのは確実.一体どんな強さなんだ(^^;
2000年 11月5日 善行スポーツセンター
第10回 東日本クラブ選手権 準決勝
第2試合:北海道バーバリアンズ(北海道第1代表)
VS 勝沼クラブ(山梨第1代表) (46-35)
何故かこの試合キックティーの運び役をやらされた(^^;出だしは五分の勝負をしていたがバーバリアンズが次第に点差を開いていった.勝沼はPGで何とか食い下がるがいかんせんトライが取れないので差が開かれていった.バーバリアンズ左WTBがなかなか速く強い.BKで確実にゲインしてきてFWが素早いフォローでつなぐというような展開に.後半にはいってかなり一時30点近く差がついたがここから勝沼が頑張った.差が開いても切れること無くついていったが結局は前半の点差がきいて追い付けなかった.ちなみに,勝沼には元日本代表の梶原選手がロックとして出場されていた.ちょっと緊張してしまった(^^;
2000年 11月11日 三ッ沢競技場
関東大学 リーグ戦1部
法政大学 VS 東海大学 (47-7)
開始5分ぐらいで法大の先制トライ.このあと東海大が良いテンポで攻めるが,法大のDFをやぶれず.法大のDFは良かった.モール,ラックの見切りが良く.FWがBKラインの裏にならんで東海大のアタックをとめていた.結局攻めれずにターンオーバーされるか反則を犯す.といった感じだった.逆に東海大のDFはいまいちだったタックルがあまいのとFWの戻りが遅いので法大に確実にゲインされていた,ゴール前までもっていかれるとあっさりトライをとられた.前半だけで33-0と大差を付けられてしまった.後半は東海大が先制する.DFでも,何とかトライは防ぐが,PGで確実に点差を開かれていった.しかし,トライを与えずに頑張るが結局最後は取られてしまう.法大のDFが光った試合だと思う.東海大もFWのいアッタクは良い感じでゲインできるので最後のつめと,FWのDFのバッキングアップを修正すればもっと上位に食い込めるだろう.
2000年 11月12日 秩父宮ラグビー場
関東大学 対抗戦A
慶應義塾大学 VS 帝京大学 (35-14)
まずは前半3分ごろ,慶大が帝京大DFにタックルが甘くなったところをついてトライ.帝京も1トライを返し同点追い付く.その後は,帝京大はFWの個々の当たりが強く前進していくがその後なかなかトライに結びつかない.慶大もちぐはぐでうまく機能していない.BKが良くゲインし,FWもサポートしていたがつめでミスや相手にターンオーバーされる場面がめだった.しかし,帝京大はこぼれ球をひろってトライに結びつけ前半を14-7とリードして折り返す.前半は共にコラプシングとオブストラクションが多すぎた感じだった.後半に入っても慶大はちぐはぐだったが,帝京大は当たりの強さを前にだし良いテンポで攻めていった.しかし,ゴール前での一瞬の好きをついて慶大WTB山本のカウンターにあう.90mほど独走され,何とかゴールライン手前でタッチに押し出す.帝京大ゴール前の攻防が続くがPGを得たときSH牧野の好判断で一瞬のすきをつきトライ.そのKOの直後ゴール前でPGを得る,得点しこのまま波にのるかと思われたが,これを外し波にのれず逆にカウンターにあってしまう.帝京大もこのチャンスを生かせず.結局はその後,慶大のトライを許す.試合終了間際にも慶大はトライを追加した.この試合で印象的だったのに両チームともキックは使わず自陣からでもボールをまわし,PGも全く狙わなかった.慶大がPGを外した直後,帝京大も22mのセンター付近でPGをもらった時狙って欲しかった結局は2トライを取られてしまったので3点は対した点ではなかったが,トライを取られ直後だけにとりあえず得点が欲しいところだった.ただ,帝京大のFWはDFではターンオーバーすることも多く,当たりも強かったし,BKも好タックルを良くしていたのでこれから選手権に向けて上げていけば良い成績を残せるのでないだろうか.
2000年 11月23日 秩父宮ラグビー場
関東大学 対抗戦A
慶應義塾大学 VS 早稲田大学 (31-10)
前半1分,10分でトライをとった時はかなり大差がつくかなと思った.実際,早大のBKのDFはいまいちだった,2次ですでにずらされていて簡単にゲインをゆるす場面が多々みられた.しかし,その後は早大も健闘し,1トライを返し前半は12-5で折り返す.でも今期の早大はここまでが限界だったようだ,後半20分ぐらいまでは均衡したままは頑張ったが,結局は慶大の個人技もあるが圧倒されて31-10終了間際に1トライとるのが精いっぱいだった.いかんせん,早大はミスが多すぎた.またDFも良くなく,攻めも,球出しは遅く,ただ決定力のあるWTBに無理矢理まわすだけだった.やはり課題はDFと攻撃パターンの確立になるのではないだろうか.早明戦までにチームを立て直しいい形で選手権に望みたいところだと思う.潜在能力は高いのでけっして無理ではないとおもうだが,早大はこのままでは正月に残るのは厳しいだろう.慶大もところどころミスをしていたのが気になったが,良い感じでチームが出来て来たのではないだろうか.選手権は,慶大,関東学大,同大の3校を軸になるのは間違いないだろう.
2000年 12月16日 秩父宮ラグビー場
第37回 全国大学選手権大会 1回戦
日本大学 VS 明治大学 (23-38)
この試合,日大のほうが動きがいいように見えた.明大は前半がいまいちで,相手陣に攻め込むもののミスや決定力不足でなかなか得点できなかかった.一方,日大もいい感じで攻めているがトライは奪えずPGで得点を重ねていった.ディフェンスもなかなよく,日大の勝利を確信していたのだが,ふと穴があき前半で2トライを献上してしまった.後半に入ると逆に明大の動きが良くなり,日大の方が悪くなって来た.結局は突き放され明大の勝利に終わった.最後はなんとか食らいついたが思ったより後半は点差がついたような感じだった.しかし,明大も2回戦突破はかなり厳しい状況であろう.
2000年 12月16日 秩父宮ラグビー場
第37回 全国大学選手権大会 1回戦
筑波大学 VS 関東学院大学 (12-39)
こういっては失礼かもしれないが,予想に反して筑波大が頑張った.前半は互角に渡りあい,先トライも奪った.ディフェンスも良く許したトライも1つで,前半は5-5で折り返す.しかし,関東学大は前半なにかペースにおらず,今までのチームとは別の様な感じだった.相手が格下ということもあり油断がでたのだろうが.後半には立て直し本来の力を発揮して筑波大を突き放した.しかし,筑波大のディフェンスは後半になってもなかなか良かったと思う.
2000年 12月17日 秩父宮ラグビー場
第37回 全国大学選手権大会 1回戦
立命館大学 VS 大東文化大学 (26-43)
事のほか,立命大がよかった.なんと行ってもディフェンスが良い.でだしが良く一人一人がきっちりとタックルを決めていた.心配していた,トンガ勢も2,3人がかりもしくは,狙いすましたタックルで思うように動かさないようにしていた.逆に大東大はアタックが悪すぎた.BKに回すと必ずと言っていい程ミスを連発した.さすがにFWは強く,FWで攻めるとゲインをよく突破していた.結局前半は互角の戦いで大東大の3点リードで折り返した.後半にはいると,大東大も本来の動きが出て来て,前半のディフェンスで立命大の出足がにぶって来たのもあり.立て続けにトライをとり一気に引き離した.立命大もチャンスはあるもの事如くラインアウトのミスでチャンスを潰していった.またSO中村のKOも不調でGK,PGとなかなか決まらなかったのも残念なところだろう.最後は立命大も点差を詰めたが反撃が遅すぎた.しかし,立命大のHOはアタックでよい動きをしていたと思う.大東大はBKのミスが多すぎたので,2回戦はこのミスをいかに少なく修正できるかであろう.
2000年 12月17日 秩父宮ラグビー場
第37回 全国大学選手権大会 1回戦
慶應義塾大学 VS 大阪体育大学 (58-12)
大体大は前半の始めは,執拗ディフェンスでゴールを守っていたが,一歩遅い様に感じた.止めてはいるがジワジワと後退していった.しかし,ゴールラインだけはしっかりと死守していた.しかし,そう長くは続かなかった.結局慶大が4トライ,大体大も1トライをとって前半を終えた.後半に入っても慶大の攻撃の手は緩まず,大体大も後半1トライ返すので精いっぱいだった.大体大はディフェンスがもう一歩前で止め,アタックがもう一歩テンポ速くなればなかなかいよいチームになるのではと思う.慶大はやはり強かった.BKに決定力もありなかなか良い仕上がりになって来ているのではないだろうか.このまま行けば順当に2回戦は突破できるであろう.
2000年 12月24日 秩父宮ラグビー場
第37回 全国大学選手権大会 2回戦
早稲田大学 VS 関東学院大学 (25-38)
なんと行っても早大のディフェンスが悪すぎた.簡単にゲイン切られるし,タックルは甘いしね.アタックもBkが横に流れるし,ただ意図もなくボールを回しているように感じた.早大CTBが縦に入りかたがまずかったとおもう.それのFWの球だしにも人数と時間がかかりすぎ.ただやはりここに良い選手がいるので良いアタックもあったがいかんせん単発だったからね.でも,点差だけ見ると良く来れまでで抑えたなって感じだった.もうちょっとひらくかと思ってたけどね.逆に関東学大の方はさすが,リーグ戦の覇者だったかな.最期に2本取られたけどできれば抑えて欲しかったかな.まぁ,時間的にもほぼ勝ちがきまっていたからしょうがないけど,そういうところが次では致命傷になるかもしれないからね.1回戦の筑波大の時も,なんかなめてて苦戦してたところもあったしね.なんてったて,相手は同大だし....
2000年 12月24日 秩父宮ラグビー場
第37回 全国大学選手権大会 2回戦
慶應義塾大学 VS 大東文化大学 (78-31)
先制こそ大東大の勢いにやられたけど,前半は慶大のアタックの良さと,大東大のディフェンスのまずさで慶大が圧倒したけど,後半はちょっとね〜.いくらなんでも大味すぎる展開.お互いにミスは多いし,雑.正直これほどの大差になるとは思ってなかったけどね.まぁ,前半で予想以上の差が着いたから慶大はなんかめちゃくちゃ雑になって来たし,大東大はリスキーな攻撃するしかなかったんだろうけど,ディフェンスがねちと悪すぎた.う〜ん,もうちょっとしまった試合して欲しかったね.次は点数も接るだろうからこんな大味な展開にはならないと思うけどね.
2001年 1月2日 国立霞ヶ丘競技場
第37回 全国大学選手権大会 準決勝
同志社大学 VS 関東学院大学 (19-33)
もうちょっと同大は強いと思ったんだけどね.前半は言い感じで攻めてはいたが,後半に入ってからは全然だった.特にラインアウトはひどすぎた.攻撃でも他だCTB付近で縦に入るだけなので,関東学大はそこだけをケアすれば良かったので2人がかりでタックルして全くゲインさせなかった.もうすこしキックも折交ぜて攻撃すべきではなかったであろうか?ただラインアウトがあれだけ悪いと同大SO大西もタッチには切れなかったの知れないが....同大は関西リーグで圧勝続きだったのでディフェンスが心配されていて,攻撃は抜群との前評判だったが.この日は皮肉にもアタックの悪さがでた試合だった.それにしても,関東学大は強かった.さすがとかしか言いようがなかった.
2001年 1月2日 国立霞ヶ丘競技場
第37回 全国大学選手権大会 準決勝
慶應義塾大学 VS 法政大学 (13-15)
まさかの波乱だった.試合内容も荒れたものになった.シンビンがトータル4人という何ともお粗末なことににもなった.開始早々,法大がトライをするがレフリーがグランディングを確認できず,キャリーバックに目の前で見てただけに,これはかなり不運としか言いようがなかった....それからお互いになかなか点には結び着けることにはできなかった.法大はディフェンスが良く慶大のアタックをきっちりと止めていた.ただ慶大も前半は余裕があってそれほど焦ってはいなかった.PGを2本とって6-0で折り返した.後半に入っても法大のディフェンスの良さは変わらず,慶大は攻め倦んでいた.逆に法大が先にトライをとり一気に法大ムードへと変わっていった.法大のディフェンスは切れることなく集中していて,次第に慶大にも焦りの色が見え始めて来た.法大は決定的とも言える2本目のトライを奪った.慶大も終了間際に1トライを返しロスタイムにはいり2点差まで追い詰めた.法大のKOが慶大インゴールまで転がってきたとき慶大の選手はまだロスタイムがあると思い,グランディングしてドロップアウトから最後の反撃にでようとしたが無情にもここでノーサイド.確かに,もう少しインジャリータイムがあっても良さそうな感じではあったが,あの場面ではグランディングせずに回すべきであろう.しかし,法大のタックルには圧巻だった.ただシンビンを3人も出したのはちょっと頂けなかったな....
2001年 1月3日 秩父宮ラグビー場
第53回 全国社会人大会 1回戦
コカコーラ・ウェストジャパン VS NEC
(14-74)
正直,力の差は歴然だった.NECが全ての面で一枚も二枚も上手だった.なので,しょうが無いのかも知れないが,どうもNECのプレーはいまいちだった.格下相手だし,大差が着いたので章がないがこういうときにきちっと出来ないと上へ行くとかなりきつくなるのではないだろうか.ただ,東日本から期間があいたので,試合感がにぶったと言うこともあるだろううから2回戦に向けてより質の高いラグビーになるように期待する.
2001年 1月3日 秩父宮ラグビー場
第53回 全国社会人大会 1回戦
ヤマハ発動機 VS サントリー (10-57)
前半始めはヤマハが頑張りなかなか競った試合になった.しかし,自力の差はいかんともしがたく結局,大差になってしまった.この試合も第一試合同様,サントリーはパッとしていなかった.シーズン中はもっと精度がたかく格下あいてでも集中した試合をしていたと思っていたが今回はそうでも無かった.東日本から期間があいたので,試合感がにぶったと言うこともあるだろううから2回戦に向けてより質の高いラグビーになるように期待する.(最後のコメント第一試合と同じだな...)
2001年 1月7日 秩父宮ラグビー場
第53回 全国社会人大会 2回戦
神戸製鋼 VS クボタ (38-11)
前半はお互いに動きがいまいちだった.クボタは結構攻めていたが,ミスがおおくなかなか攻めきれなかった.神鋼も開始そうそうにトライを取るがその後がパッとしなかった.しかし後半に入ると神鋼の動きが見違えて来た.前半とは違ってかなり良い感じのテンポになってきた.すぐに2本のトライを奪った.クボタのFWはポイントへの集散も悪く,完全に走り負けていた.神鋼は後半を無失点に抑えたのが大きいだろう.最後まできっちりディフェンスできたのは準々決勝以降につながる良い内容だったと思う.
2001年 1月8日 秩父宮ラグビー場
第53回 全国社会人大会 2回戦
近畿日本鉄道 VS サントリー (20-45)
やはり,サントリーは強かったって感じかな.前半は近鉄も頑張った.結構互角の勝負を演じてたと思う.サントリーも前半は不用意なパスが多く,いまいちな感じもあった.しかし,前半の最後に2本ほどさくさくっと取って,流れが完全にサントリーになった.後半は完全にサントリーの流れなった.近鉄も頑張ったがやはり自力の差はいかんともしがたかった.近鉄はHOの辻本選手のアタックがなかなか光る物があったと思う.確実にチーム力はアップしていると思うので2,3年後は本当に楽しみなチームだ.しかし,最後の最後はお互いにやる気がなく投げやりに試合をしていたのが残念だったけど....
2001年 1月13日 国立霞ヶ丘競技場
第24回 全国高等学校東西対抗試合
東軍 VS 西軍 (49-31)
選抜チームの試合にありがちな.大味な試合だった.前半は東軍の一方的な試合.本当に西軍やる気あるのか?と思いたくなるような試合だった.東軍では仙台育英のFLマッケンジーと左CTB(No.12誰か分からない)が良い動きをしていた.後半になると立場が逆転して,西軍の一方的な展開になった.といっても前半東軍がした程一方的にはならず,結局前半の得点差がものいい,東軍の勝利に終わった.確かにこの時期の東西対抗試合もモチベーションはかなり低いものだろう.全国大会がおわり,高校日本代表の選考や受験等が控えており無駄な怪我はしたくないと思ってしまうのもしょyがないだろうが.また,選抜チームなのでチームとしてのユニットプレーもうまく行かないだろうしね.
2001年 1月13日 国立霞ヶ丘競技場
第37回 全国大学選手権大会 決勝
法政大学 VS 関東学院大学 (15-42)
開始そうそうに関東学大にトライは許したものの,法大のタックルはやはり一目おくものがあった.BKラインがものすごいスピードでつめ,両CTBが強烈なタックルをばしばしきめる.素晴らしいディフェンスだが,前に前にでているために逆に一歩裏に出られると弱い.関東学大はそこをうまくつき前半3つのトライを奪った.後半開始4分で関東学大が2つのトライを奪った時点で勝負は決ったと思う.あの立上りを抑えられなかったのが法大の敗因だろう.また,途中でCTB赤沼が負傷退場したのは痛かった.あとはラインアウトがひどすぎた.LO平塚の長身を活かせなかったのは誤算.後半は前半見せていたタックルも影を潜めた.逆に関東学大は派手な心にくいまでの確実なディフェンスを見せた.FWがBKラインに並び,ポイントの見切りもきっちりしていて.自分達のペースでやっていた.本当に今年の関東学大は強いと思った.
2001年 1月14日 秩父宮ラグビー場
第8回 全国クラブ大会 決勝
六甲クラブ VS 曼荼羅クラブ (10-42)
結果的には曼荼羅の圧勝だった.前半は互角の展開だったと思う.後半に入って流れが曼荼羅に向いてきたと思う.ゴール前のディフェンスで曼荼羅はやたら反則が多かったがそれでも最後の最後はきっちりと止めていた.六甲は逆にふと抜かれて,トライにつながれるという場面が多かったと思う.あとはFWで曼荼羅に優位に立たれたのも痛かった.ゴール前マイボールスクラムでめくられたりしてたし.ただ点差ほど実力差があったとは思えないのだが.昨年は六甲が意外な大差で曼荼羅を破っているし.それと,全体的に見ていて思ったのが両チームともFWがポイントに入りすぎ,あるときなんか10人ぐらい入ってたりもした.といって何人かは間見込まれて出れなかっただけだとは思うが....いすれにせよ,クラブチームの試合がここまで注目され秩父宮で試合ができるということは凄く良いことだと思う.企業チームだけでなくクラブチームにも今後は注目が集まってくれればと思う.
2001年 1月14日 秩父宮ラグビー場
第53回 全国社会人大会 準決勝
トヨタ自動車 VS NEC (46-12)
前半始めはお互いに探りあいなのか淡々流れていった.前半途中からNECの流れになりもしや?と思ったのだが風上優位とその勢いを持続することができず,前半の後半はトヨタに押される形になってきた.というかトヨタがその力を発揮しだしてきた.後半に入るとトヨタのワンサイドゲームだった.NECも不用意な反則やノックオンなどの単純なミスを繰り返し自ら攻撃の目をつんでいった.トヨタはトライばかりでなくPGを確実に決めるなど確実に点差を開いていった.トヨタ自動車の課題はスクラムが圧倒的に負けていたこと.何度もコラプシングを取られていた.NECはあまりにも雑なところ.最後のつめをもう少しきっちりしないと,日本選手権でもこの試合の二の枚になるであろう.